どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
いいバッターの条件というのは色々なものがあると思います。
例えば、ミートがうまかったり、あるいは打点を沢山かせぐことができるとか、ありますよね。
そんな中でも、強打者と言えばどんなバッターを思い浮べることができるでしょうか。
やっぱり強い打球を打つバッターではないでしょうか。
ちょっと強引な感じで、引っ張って強い打球を打つ、ホームランを放つバッターというのは魅力がたっぷりです。
今回は、そんなプルヒッターについて紹介していきたいと思います。
目次
プルヒッターとは?特徴や基準とかってあるの?
久々に西岡見たけど
関西での試合だったからか
追い込まれるまで力が入っているような
無理にライトスタンド狙っているような
腰砕けのようになりながら
引っ張ったファウルが多く
プルヒッターになってたちょっと気になる場面でしたが
結果はしっかり残してました!
さすがスーパースター西岡剛!! pic.twitter.com/rrL613Kivs— ナカショー@1/13ひらかたハーフ (@clmgoahead) August 7, 2019
プルヒッターとは、簡単に言うと引っ張ることが多いバッターです。
打球方向の傾向として、右バッターならレフト方向へ、左バッターならばライト方向への打球が多いということになります。
通常、打率を考える外角のボールに対してはボールの内側からバットを出して反対方向へ打球を打つことが多いのですが、プルヒッターは踏み込んで半ば強引に引っ張りこんでしまうように打ちます。
今は、逆方向へ強い打球を打てるバッターというのがいいバッターの条件と言われ、逆方向へホームランを打つバッターも沢山いますが、逆方向への打球というのはやはりミートが中心になります。
しかし、強い打球というのは、やはり身体の回転方向へ向かってしっかりとバットを返していくことでうまれます。「逆方向へ引っ張る」という表現がされることもありますが、やっぱり打球の質は違ってきます。
ですからプルヒッターで成績を残すバッターというのは、体格やリーチといった身体能力に恵まれたうえで、パワーのあるバッターというところなります。
また、利き手、右バッターならば右手、左バッターならば左手が強い傾向もあるようです。
近年のNPBのデータを見てみると、打球方向の分布として、「引っ張り」と「センター」、「逆方向」の割合はだいたい、4対3対3ぐらいになっています。
一方で、引っ張りの多いバッターでは、半分ぐらいが引っ張って方向だというデータもあります。まあ、ただ単に打球方向の分析だけでなく、それに伴う結果というのが大切にはなってきますが。
プルヒッターの反対は流し打ち?
では、プルヒッターの反対というのはどういったバッターになるのでしょうか。反対方向への打球、流し打ちが多いバッターのことをいいます。
外角はもちろん、内角気味のボールでも、おっつけて気味に反対方向へ打つことが多いバッターです。
そのようなバッターの特徴としては、プルヒッターの反対で体格やパワーに恵まれない選手が多いような感じです。
やはり引っ張り切るにはそういった条件が備わっていないといけないようですね。
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広角打法との違いは?
また、バッターの打球方向を示すものとして広角打法というのもありますが、文章広角打法の場合は、引っ張ることもできるし外角のボールは反対方向へも打ち返すことができることを指します。
プルヒッターの場合とは打球方向の分布が違ってきます。
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クラッチヒッターとの違いは?
そして、強打者を表すバッターを表現する言葉としてクラッチヒッターというのもありますが、ちょっと意味合いが違ってきます。
プルヒッターというのが打球方向を指すのに対して、クラッチヒッターというのは打つ場面のことを言います。
チャンスに強い、それも試合を決定づけるような場面で打つことができるバッターのことです。
クラッチヒッターの意味とは?基準はある?プロ野球選手では誰の名前があがる!?
代表的なプルヒッターのプロ野球選手は?
それでは代表的なプルヒッターについて見ていきます。
坂本勇人選手。
右打ちについて。
数年前のインタビューインタビューですが。
「そこを意識しすぎて甘い球を打てなくなったり」
「ゼロに近い」プルヒッターで結果が出るならそれで良い。
大事なのは自分の強みを知る事。 pic.twitter.com/cU0CxJtoXD
— yas.理想の打撃 −Yasuhito Suzuki− (@risounodageki) April 18, 2019
王貞治
世界のホームラン王と呼ばれた読売ジャイアンツにいた王選手は独特な1本足打法からホームランを量産したわけですが、王選手が打席に入ると王シフトと呼ばれる守備体型が取られました。
ほとんど野手がセンターから右に守備位置を移動させて守っていたので、流し打ちをすればヒットを量産できたかもしれませんが、ホームラン打者として自分のバッティングに徹していました。
松井秀喜
MLBでも活躍した松井選手もプルヒッターの1人です。「ゴジラ」と評されるほどの恵まれた体力で、右方向へ強い打球を量産していました。
柳田悠岐
福岡ソフトバンクホークスの柳田選手も恵まれた体力を活かして長打を放つことのできるプルヒッターと言えますが、同じプルヒッターでも前述の2人よりはセンターや逆方向への打球も多いようなイメージがあります。
そのベースには柳田選手はトリプルスリーを達成したように元々、足の速い左バッターだったというのもあるのかもしれません。
足の速い左バッターというのは、反対方向へ打つことによってヒットの数を増やすことができますから、そういったことがベースにあったのかもしれません。
坂本勇人
読売ジャイアンツの坂本選手は、これまで紹介したバッターとは少し違って、プロ野球選手としては標準的な体格です。
そんな坂本選手ですが、以前はレフト方向への長打が多かった選手です。それは、坂本選手が天才と評されるほど内角のボールをうまく打つことができるというところにあります。
それを可能としている要素の1つに右手の使い方のうまさとその強さが挙げられています。ただ、2019年シーズンの活躍を見てもわかる通り、最近では反対方向への長打というのも増えてきています。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はプルヒッターについて見てきました。確かに、あのイチロー選手に見られるような鮮やかな流し打ちができるバッターというのも魅力的です。
しかし、一方では、自分のバッティングを追い求めて、引っ張りに徹するバッターにも、なんだか惹かれるものがありますよね。
もちろん、結果が伴っての話になりますが、そんな個性的なスタイルを貫き通す選手も見てみたいですね。
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