どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
軟式球と言えば、飛ばないイメージがあります。飛ばし方、ミートの方法についても硬式球とは違うと言われています。
現に、普段、硬式でハイパフォーマンスを見せている選手でも、いざ軟式球を打つとすぐには対応できなかったりもします。
そんな軟式球に特化し、画期的な飛距離をもたらしたバットがミズノのビヨンドマックスです。
今回は、そんなビヨンドマックスの歴史について見ていきます。
目次
歴史の前に、あらためてビヨンドマックスについて
それではまず最初に、ビヨンドマックスについて、その特徴とともに見ていきます。
ビヨンドマックスの特徴は、何と言っても打球部の柔らかさです。
一般的な考えでいえば、硬いものの方が反発して飛びそうな気がしてしまいますが、軟式球の場合は、これが当てはまらないようです。
バットにボールがぶつかった瞬間、ボールは大きく変形し、そして、それが復元されながら飛んでいくわけですが、このボールの変形が大きなエネルギーロスに繋がっているというのです。
そこで、打球部を柔らかくし、ボールの変形によるエネルギーロスを抑えることによって、それまでにない飛距離を実現しているのが、ビヨンドマックスです。
ビヨンドマックスの歴史
ビヨンドマックスの歴史
初代が出た時は衝撃だったなぁ😂
練習試合の時も「バッチビヨンドね〜🗣(飛ぶよ〜)」みたいな声もあった😂 pic.twitter.com/NlSbCXYOtw
— しんや (@abebe_8668_ace) March 28, 2021
それではビヨンドマックスの歴史について紹介していきたいと思います。
初代ビヨンドマックスの誕生
ビヨンドマックスの特徴、何故、あんなに飛ぶのかといった点について、ご紹介しましたが、そんなビヨンドマックスの誕生は2002年にまで遡ります。
軟式野球では、ロースコアの投手戦が多いことから、(財)全日本軟式野球連盟からの要望により「飛距離の伸びる軟式バット」というテーマでミズノが開発に乗り出しました。
そして、FRP本体の打球部にエーテル系発泡ポリウレタンを使用することで反発係数が8%も向上し、飛距離の大幅なアップに繋がり、ビヨンドマックスは現在に繋がる大ヒット商品となりました。
歴代ビヨンドマックスシリーズについて
それでは、歴代のビヨンドマックスについて見ていきます。
2002年初代ビヨンドマックス発売開始
反発係数8%アップ
2005年金属タイプのビヨンドマックス
ビヨンドマックスの金属タイプで打感アップに成功
2006年ビヨンドマックスオーバル
芯材を楕円形にすることで面で捉えることができ、ヒット性確立30%アップ
2008年ビヨンドマックスキング
素材に微細セルエラストマーを採用することで従来に比べて、反発係数が6%アップ。金属バットに較べると、何と14%も反発係数がアップ。
2009年ビヨンドマックスクロス
芯材をクロス構造にすることで、凸部でミートすれば、打感を感じることが出来、凹部で打てば、より確実にボールを前に飛ばせるという、楽しさ、美しさを実現。
2014年ビヨンドマックスメガキング
素材を従来の微細セルエラストマーから新たにレガリアPUフォームに変えることで、反発性能をさらに3.8%アップさせることに成功。また、従来に比べて約12%の軽量化に成功し、スイングスピードアップにも貢献。
2015年バンプ構造のメガキングⅡ
軟式ボールは2006年の規格変更でディンプルがなくなり、滑り安くなったが、それを補うために、打球部に凹凸のあるバンプ構造を採用することで、打球時のすべりによるロスをなくし、雨天時の飛距離確保にも成功。
2016年メガキングアドバンス メガキングアドバンスⅡ
スイートスポットを10センチ拡大することに成功し、打率のアップにも貢献。
2017年ビヨンドマックスギガキング
素材にフラルゴPUフォームを採用、併せてFRP製芯材を改良することで前モデルよりも4%の反発数アップを実現。2018年からの新軟式ボールにも対応するものとなっている。
2019年ビヨンドマックスギガキング02
ミートエリアの拡大とウレタン部分が厚くなる。金属製に変え打感にもこだわりることで飛距離が落ちず、より遠くに打球を飛ばせることが可能に。
最新ビヨンドマックス事情について
それでは、最新のビヨンドマックス事情について見ていきます。
ビヨンドマックスメガマックスシリーズ
ギガキング、ギガキング02、オーバルなどの商品。飛び派のバッターの強い味方、打球の変形によるエネルギーロスを抑えたシリーズ。
ビヨンドマックスレガシー
従来と較べて、芯材を細くすることに成功し、その分、打球部のウレタン素材の肉厚化に成功。ギガキングⅡに較べて約7%の反発係数アップに成功
ビヨンドマックスギガキングジュニア ビヨンドマックスEV2
少年軟式用に特化したビヨンドマックス。
ビヨンドマックスエリプス
ビヨンドマックスエリプスは、面部分ではラケットのようにボールを捉えやすく、凸部分では打ちごたえ良く強い打球が打つことができるバット。打球面を変えることにより打球の打ち分けが可能になった。
まとめ
今回は、ミズノの軟式バット、ビヨンドマックスについて見てきました。
やっぱり野球の醍醐味はホームランで、飛距離は永遠のテーマですよね。勿論、技術を磨く、パワーアップも大切ですが、野球は道具を使うスポーツですから、その恩恵にあずからない手はないですよね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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