どうもみなさんこんにちは。カズズです!
今回は野球のスイングについて記事にしていきたいと思います。
バッターのスイングというのは大きくわけると3つあります。
まずはレベルスイング、ダウンスイングそしてアッパースイングです。
基本のスイングは、ご存知でしょうがレベルスイング。
それに対して、その名の通り下から振り上げるスイングがアッパースイングです。
メジャーリーガーには多いスイングですが日本のプロ野球選手はアッパー気味に振る選手が増えてきたとはいえ、プロでない方はまだまだアッパースイングを治すよう指導される野球人が多いと思います。
今回はそんなアッパースイングにスポットライトを当ててわかりやすくまとめていきます。
目次
アッパースイングとは?
アッパースイングとは、バッターが下から上へすくいあげるようにスイングする打ち方です。
極端に言えば、ゴルフみたいなスイングってことですかね。
言葉ではわかりにくいので、動画でどうぞ
アッパースイング
ギータの何が好きってダメと言われてたアッパースイングでこれだけ成功して、否定してきたOBさんたちを認めさせたところよ(つд⊂) pic.twitter.com/Aew9FQXmXt
— つよぽん@鷹垢 (@tuyoshiksk791) April 22, 2020
レベルスイング
高めが意識を変えたことで、よりレベルスイングに近い軌道で振れるようになった
最近の動画と比較するとよくわかる pic.twitter.com/BVOfGpVd5X— 小原駿太 (@5461Shun) May 1, 2020
ツイートをおかりしましたが、みればこれだけの軌道の違いがあります。アッパースイングはどちらかといえば、長打を打つバッターに多い傾向があります。
アッパースイングのメリットは?
アッパースイングのメリットを説明して行きたいと思います。
バットが下から出るため低めのボールに強い
アッパースイングはバットが下から出てくるために、低めのボールに強いです。
アッパースイングの軌道をイメージしてもらえば、わかると思いますが
アッパースイングは下から、すくい上げる軌道です。
当然、バットが上から来る軌道よりも、下からすくい上げる方が最短でボールをインパクトでき
低めのボールに対して対応しやすいスイングとなっています。
打つとボールへの回転を与えやすく、飛距離がでる!
アッパースイングは、ボールの下をインパクトすることが多くなるため、バックスピンの効いた回転を与えやすく飛ぶ打球になります。
ボールはバックスピンの効いた回転が生じると打球が上がりやすくなります。
空気抵抗に対してバックスピンを与えると上の方へ行く力が働くためである。
これらのことから飛距離が出ると言えます。
ぶろ太
アッパースイングのデメリットは?
次に、アッパースイングのデメリットを紹介して行きたいと思います。
バットの軌道が遠回りになり、ドアスイングに似た形になる
まずアッパースイングは、バットの軌道が遠回りになり、レベルスイングなどに比べて余分な軌道ができてしまい、その分振り遅れが生じてしまいます。
また、肘が伸びてしまうことも多くなり、ドアスイングに似た形になるデメリットもあります。
パワーが必要なので日本人だと難しい
アッパースイングは軌道が遠回りなのでスイングのスピードを速くしなくてはいけません。
でも速くするということはパワーが必要とされ、日本人の小柄な体格では難しいとされています。
高めのボールには当てにくくなる
アッパースイングは、高めのボールに対応するのが難しいです。
下からバットが出てくるために、当てにくく空振りすることが多くなります。
フライになることも多いスイングとなるため、高めの見極めが重要になってきます。
なんで日本ってアッパースイングの印象が悪いの?
基本的にはアッパースイングの印象が悪いのは日本だけの話です。
日本だとアッパースイングになっていると治されてしまいますよね。
その理由は指導者によって違うと思いますが、多くの理由はレベルスイングが上達していない状態でアッパースイングをすると変な癖がつくということと日本人の体形や骨格がアッパースイングに向いていないということだと思います。
アッパースイングで上手に飛ばすにはパワーが必要です。
日本人より、海外の選手の方がパワーがあって強いイメージがありますよね?
体のつくりも違いますし、筋肉の付き方が違います。
わかりやすい例だと、のこぎりでも包丁でも硬いものを切る時に日本人やアジア人は押す力で切るのに対して欧米人は引く力で切るようです。
欧米人と日本人では力の掛けどころが違いますので、その特性を生かして日本と欧米ではのこぎりの刃の向きも違うように出来ているのだとか。
その為に「下から引きあげつつスイングスピードをあげて打つ」というのは欧米人が得意で日本人は飛ばせないために昔の人や指導者は「アッパースイングはやめろ」という指導を行うということになるようです。
プロ野球選手では?
アッパースイングの代表的なプロ野球選手をご紹介します。
柳田 悠岐(やなぎだゆうき)選手
福岡ソフトバンクホークス所属。
豪快なフルスイングが特徴的で、2015年に球場のスクリーンの一部が破壊されるほどのパワーがあります。
バッティングフォームを見ることが出来る動画がコチラ。
日本人以外で有名なアッパースイング打者をご紹介します。
ミゲル・カブレラ選手
本名:ホセ・ミゲル・カブレラ・トーレスさんで、現在はデトロイト・タイガースに所属しています。
193cmの大きな体から繰り出されるアッパースイングは見ていて気分がよくなるほど飛んでいきます。
バッティングフォームを見ることが出来る動画がコチラ。
アッパースイングを治せと言われた。治し方は?
体がしっかりと出来ていないうちはアッパースイングをすると変な癖がつくと言いますが、自然と出るアッパースイングを治すのはなかなか難しいですよね。
もちろん日々の練習が必要ですが、役に立つ情報をまとめてみました。
自分にあうバットに変える
バットが重かったり、長さが合わなかったりするとアッパースイングになりがちです。
そしてスイングスピードも落ちてしまいますので自分に合ったバットに変えましょう。
重心を前に移す
アッパースイングは打つときに重心が後ろにあります。
重心を前に移すイメージとしては、下り坂でバッティングするようなイメージです。
とはいえ下り坂でバットを振れる場所はなかなかありませんよね。
そんな時には何でもいいので台を利用して、軸足をのせながらスイングします。
そうすると強制的に重心が前に行きませんか?
練習をする際には周りに人や物がないか十分に確認してから行ってください。
自分に合っていればアッパースイングも悪くない!
最近ではアッパースイングの選手も増えてきましたし、昔に比べて日本人の体が大きくなってきましたので、アッパースイングが一概に悪いとは言えません。
もしアッパースイングをするのに重要なのが、体が出来上がっていること。
そして基本の打ち方が出来ていることです。
アッパースイングを矯正したい方は、バットが自分に合っているか。
重心のかけ方が後ろにあるなら前へ移動することです。
まとめ
みなさんアッパースイングについておわかりいただけたでしょうか?
どんなことをするのにもまず基本が大事だということよくわかりましたね。
昔から賛否両論あるスイングですが、するにしても治すにしてもよく考えて体に無理のないスイングができると良いですね。
今回も記事を読んでくれてありがとうございました。ではまた~。
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