どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
スピードガンと言うと一昔前は、テレビ中継やスタジアムの電光掲示板で見るものでした。
そこに表示される数字に感嘆したりするだけの存在でした。
しかし、今やスピードガンは見るものから、使うものに変わってきました。
誰でも使いこなせるようになり、携帯できるようなものが開発され、そして何よりも手に入れることができる値段のものが多く販売されるようになりました。
その使い方はバックネット裏などで計測して球速を知るものからグラウンドレベルで使用して練習に活かすもといったものまで、さまざまです。
今回は色々なスピードガンの特長等を紹介し、スピードガン選びに役に立ててもらいたいと思います。
目次
そもそもスピードガンとは?その仕組みは?ドップラー効果って何?
スピード測定器は176㌔まで測定できるが、スコアボードに表示できるのは「164キロ」が限界だった。
→ 大谷の163キロに札幌Dドキドキ 表示限界寸前だった https://t.co/ZH0mXGwkFC pic.twitter.com/VJUqHJj5V5— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) 2016年6月24日
スピードガン特に離れた場所から測定するタイプの基本的な仕組みは同じです。
いわゆるドップラー効果というものを利用して測定を行っています。
ドップラー効果というのは耳慣れない言葉かもしれませんが、物理の授業などで習われた方もいらっしゃると思います。
救急車がサイレンを鳴らして自分に近づいて通り過ぎていくことのことを思い起こしてください。
同じ音を出しているはずなのに、近づいてくる時は、音が高くなって行き、通り過ぎて自分から離れて行く時には音が低くなっていきます。
このような現象をドップラー効果と言って、この時の聞こえる音の高さ、すなわち周波数は
ざっくりと言うと、音源すなわちサイレンの音の高さ、周波数と救急車の速度によって決まってくるのです。
少しややこしくなるかもしれませんが、これは言い換えると
元々のサイレンの音の周波数と、聞こえてくる音の周波数がわかれば、救急車の速度がわかるということになります。
この仕組みを利用したものがスピードガンです。
スピードガンの場合は、音の変わりに電磁波を使います。
移動する救急車がピッチャーの投げたボールに該当し、その速さが球速です。
そして、サイレンを聞いているあなたがスピードガンに該当します。
スピードガンから発せられた電磁波は、ボールにあたって跳ね返ってくるのですが
ボールに当たる前の電磁波の周波数が元々のサイレンの周波数に該当し
当たって跳ね返ってきた電磁波の周波数があなたが聞いていたサイレンの周波数に該当します。
そして、移動する救急車に該当するのがピッチャーが投げたボールです。
つまり、元々の電磁波の周波数と跳ね返ってきた電磁波の周波数がわかれば、ボールの移動する速さ、球速がわかるというものです。
試しに、止まっているボールにスピードガンで電磁波を当てても、当たる前と当たった後で周波数は変化しません。
このようにスピードガンから発せられた電磁波の周波数と跳ね返ってきた電磁波の周波数の差を使って移動する物体つまりボールの速度を測定しているのがスピードガンです。
なんとなくわかったでしょうか。
このような仕組みで、球速を測定していますから、測定位置はできるだけキャッチャーやピッチャの真正面に近い方が誤差が少なくていいわけです。
この仕組みを利用したもののうち、馴染みが深いものとしては、車の速度違反の取り締まりに使われるオービスなんかがそうです。
あとは、ゴルフのヘッドスピードを測定する器具なんかもそうですね。
スピードガンのタイプや種類は?
スピードガンは、大きく分けて2つの種類に分けられます。
ひとつは、離れた場所から操作し測定するものと、あとは投げるボール自体が測定機器になっているものです。
このうち離れた場所から測定するものは、先ほど述べた、ドップラー効果を用いて測定するものです。
このタイプのものは、昔からある1番オーソドックスなものですが、最近は小型化され、操作も簡単になっています。
中には、受ける側の選手が片手に持って測定できるタイプのものもあります。
昔は備え付けに近い大きなもので、そして高価なものが多かったですが、かなり改善されていると言えますね。
そして、ボール自体が測定機器になっているものは、ボール自体にセンサーが内蔵されていて球速を測定できるようになっています。
こちらもいろんなタイプのものがあって、手ごろな値段のものも売られています。
おすすめのスピードガン4種の特長と値段や使い方は?
スピードガンのうち、タイプ別に4つのスピードガンについて説明していきます。
お値段の方はAmazonでの2019年1月18日現在のものですので参考にしてみてください。
D&Mポケットレーダー
これは、ドップラー効果を使って測定をするものですが、1番の特長はそのサイズにあります。
スマホと同じような手のひらサイズで、重さも電池を入れても130グラムぐらいと、ほんとに手軽にできています。
使い方も簡単で、測定対象に向かってボールを押すだけです。
測定できる角度は、20度以内、測定可能距離は36メートルとなっています。
少年野球や中学なんかだとこれぐらいでも十分かもしれませんね。
値段の方は、18,960円となっています。
D&Mポケットレーダーについてはこちらの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒D&Mポケットレーダー PR1000とは?特長 機能 使い方!値段や評判も!
ブッシュネルスピードスターV
ブッシュネルのスピードスターVは、最新の速度換算プロセッサーを搭載していて
野球のボール以外にもいろんなものの速度を簡単に瞬時に測定できるというものです。
このスピードスターVの特徴として、スイッチに該当するトリガーを引いている間中計測をしていて、その間の最高速が表示されるのです。
つまり、ピッチャーの手を離れてキャッチャーのミットに収まるまでの間の最高速が表示することができる仕組みになっていますから
ピッチャーの球速を知るという意味では一番正しいと言えます。
また、片手に持って操作できるため、キャッチャーが持って測定することも可能です。
それに正面から測定した場合の誤差が±1キロと抜群の精度を誇っています。
ただ、このスピードスターVの場合は、測定できる距離が最大で27メートルとなり、角度も正面からとなりますからスタンドからとかは難しいですね。
高校、大学、社会人なんかで練習の時に正確な球速を知るにはこれがいいかもしれませんね。
値段の方は、15,591円となっています。
ブッシュネルスピードスターVについてはこちらの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒ブッシュネルのスピードガン スピードスターVとは?特長や使い方 値段や評価も
テクニカルピッチ
テクニカルピッチは、ボール自体にセンサーが内蔵されていて、それを投げるだけで球速が測れるというものです。
そして、測定結果は専用のアプリをダウンロードしたスマホに表示されるのです。
このテクニカルピッチのスグレモノのところは、球速だけでなく、ボールの回転数や回転軸の傾き、変化した量なども計測できるのです。
つまり、ピッチャーの投げたボールの質をすべて把握し、解析することができるのです。
しかも、スマホ上で記録し、整理できるというものです。
しかも、ほとんど本物の硬球と同じサイズ・感触となっています。
高校や大学、社会人なんかで本格的なピッチャーのパフォーマンスの向上のために、色々なデータを知るにはいいですね、プロでも導入されたりしているようですから。
ちなみにお値段は、29,700円となっています。
テクニカルピッチについてはこちらの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒テクニカルピッチとは?機能や特長や使い方!評判や価格も紹介!
速球王子
速球王子もテクニカルピッチを同じで、投げたボールに内蔵されたセンサーで、その球速を測るというものです。
しかもその球速がボール自体に表示されるというものです。
こちらの方は、テクニカルピッチよりも簡易なものとなっていて、測定できるのは球速だけになりますが、その分、いつでも手軽に球速を測ることができます。
二人でキャッチボールしながら球速を知るとかにはちょうどいいですね。
そして、こちらのお値段は3,719円です。
速球王子についてはこちらの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒速球王子とは?機能や特徴や使い方は?良いところ悪いところ 値段や評判も!
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はスピードガンについて見てきましたが、最近はほんとにいろんものが出てきて、昔のようにプロ野球の選手なんかの投げた球速を知るというだけでなく
手軽に自分達で球速が測定でき、それを練習にも生かせるようになってきました。
この中からあなたのとって一番ぴったりなスピードガンを見つけてみてはどうですか?
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
コメントを残す