どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんは野球を観ていてランナーがいる場面で「この投手はクイックが早い」と解説者から聞いたことありませんか?
今回はそんなクイックモーションについて詳しく記事にしていきたいと思います。
目次
クイックモーションとは?
クイックモーションとは足を大きく上げずにイメージは地面と平行に足を出す投法になります。
簡単に言うと投球の動作を小さく素早くする投法になります。
投球動作を簡略化して投げ、ピッチャーが投げてからキャッチャーにボールが到達するまでの時間が1.2秒台で合格点とされます。
クイックやクイック投法と言われることもあります。

クイックモーションとは、投手が投球動作を小さく素早くすることで盗塁を防ぐ投法のこと[1]。クイック投法、略してクイックとも呼ばれる。反則投球のクイックピッチ[2]とは異なる。なお、クイックモーションという呼称は和製英語であり、メジャーリーグベースボールにおいてはスライドステップ(slide step[3]、en:Pitch (baseball)#Pitching positionsも参照)と呼ばれる。

クイックモーションのメリットとデメリット!
ではいったい何故クイックモーションで投げる必要があるのでしょうか?詳しく説明していきたいと思います。
メリット
まずクイックモーションで投げる最大のメリットはランナーがいる場面では盗塁を防ぐことにあります。
やはり投手が投球動作を小さく素早くすることでランナーもスタートのタイミングがつかみにくくなり結果的に盗塁を防ぐことになります。
さらにランナーのスタートを遅らすこともでき、ヒットを打たれても本来であれば次の塁に行けた場合でもスタートが遅れているので進塁を防ぐ役割もあります。
また、ランナーがいる時だけではなく、ランナー無しの場合でも利点はあります。
打者の打つタイミングをずらすことにも効果的なのです。
デメリット
もちろんクイックモーションで投げるメリットもあればデメリットもあります。
クイックモーションは足を素早く出すため、本来投手は足を上げることで身体に力を溜めて投げるのが基本ですが、クイックモーションを使うことで身体に力が乗らなくなるのである。
身体に力が乗らなくなり結果的に球威、制球力が下がります。
これは、打者にとってはタイミングはズレますが、球威、制球力が落ちる分甘い球が来れば打たれる可能性が高くなるのである。

クイックモーションのコツは?
クイックモーションのコツを説明して行きたいと思います。
まず一番大事なのは、クイックモーションにとらわれすぎて、自分のフォームを崩さないことが重要になってきます。
クイックモーションと言うのは、ランナーを走らせないようにすることですが
ランナーを気にしすぎて、自分のピッチングができず、バッターに打たれては、元も子もないです。
まず、それを第一に考えつつ、クイックモーションでランナーを釘づけにしなければなりません。
この時にも、投げ急ぎすぎて、身体が前に行きすぎないことが大事です。
上体が前につっこみすぎるとフォームが崩れ、制球が定まらなくなったり
球威が落ちる原因になり、その結果バッターに打たれやすくなるだけでなく、自分のフォームを見失うことにも、なりかねないので注意が必要です。
コツとしては、自分のフォームを意識しながら、徐々に速くして行きます。
この時に、自分の前足(軸足でない方の足)を極力小さく上げ、地面に着くまでの時間を短くすることがクイックモーションを速くするポイントとなります。
ただ、口だけで言うのなら簡単ですが、実際はこれが難しく、体重移動がスムーズにできるように、また上体だけで投げないように練習をあるのみです。
自分のフォームで、上体が突っ込まず、体重移動がスムーズにできるように、また上体だけで投げないように、球威とコントロールが伴うクイックモーションが理想の形です。
クイックモーションのメジャーと日本のプロ野球の違い
日本のプロ野球ではランナーがいる場面ではクイックモーションを使う投手もいますが、メジャーでは少ないです。
これも日本のプロ野球とメジャーの考えの違いの一つかもしれません。
テレビでランナーがいる時の日本の投手とメジャーの投手を見ていただくと大きく違うのがわかると思います。
何故、メジャーと日本のプロ野球でクイックモーションの考え方が違うのでしょうか。
それは、一つは捕手に大きな違いがあるのです。
やはり、日本の捕手に比べると明らかにメジャーの捕手の肩の強さのほうが強いです。
投手のクイックモーションを使わなくても進塁を防ぐ力があるのです。
座ったままで、二塁に投げる捕手もいるくらいなので、日本のプロ野球で座ったまま二塁に鋭い送球を投げれる捕手は少ないでしょう。
二つ目は、メジャーでは打者に集中することが根強くあります。
まずは、盗塁、進塁を防ぐことよりも打者を抑えることに力を置いています。
メジャーの選手は無理をする選手は少ないです。
他の選手の肩が強いのがわかっているので、安全な進塁を目指します。
逆に日本のプロ野球は次の塁を目指して走塁を行っているのです。
そのため、クイックモーションは日本のプロ野球では効果的な投手のモーションになります。
クイックモーションを使いこなせるプロ野球選手
光速クイックモーション
久保康友 pic.twitter.com/bBeVRWfZdW— 使ってません (@zuizuiken12) September 9, 2014
プロ野球選手でとくにクイックモーションのはやい選手を紹介していきます。
まずは日本のエース、巨人のエースまで伸し上った、菅野智之選手です。
菅野選手は、ランナーのいない場面でもあまり足を上げないモーションです。
見てもわかるように、ランナーがいる場面では、はやいモーションで投げることが出来ています。
巨人では小林捕手がいるので強肩とクイックモーションの早さで間違いなく、盗塁は難しいと言えるでしょう。
次に、来期からメジャーに挑戦する大谷翔平選手です。
大谷選手は球速も160㌔台を投げます。
クイックモーションも早く、球速も早ければ盗塁はなかなか難しいでしょう。
そして、大谷選手はクイックモーションになっても球速、球威が落ちない選手でもあるためメジャーでは是非活躍してほしいですね。
最後はやはり日本球界ナンバーワンと言われるDeNAの久保康友選手です!
今はベテランになり多少なりともクイックモーションの質は落ちているとは思いますが、全盛期では
人間の心臓の一回の鼓動と同じくらいのはやさで久保康友選手は投球動作の始動からキャッチャーミットまでボールが収まるまでを完了させてしまうほどです。
この日本球界の三人は圧巻のクイックモーションの持ち主です。
是非、三人のモーションを参考にクイックの練習をしてみてはいかかでしょうか。
まとめ
最後に、クイックモーションは技術が物凄く必要な投げ方です。
クイックモーションの練習で伸び悩む選手も多くいます。
まずは、クイックモーションに力を置くのではなく、目の前の打者に集中して勝負を行うことが先決です。
自らの力量を把握し、クイックモーションの練習が必要かどうか見極めることも大切でしょう。


今回も記事を読んでくれてありがとうございました。ではまた~。
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