クオリティスタートとハイクオリティスタートとは?QS率ランキング2017


どうもみなさんこんにちは!カズズです。

 

今回は投手の先発能力をはかる上で重要なクオリティスタートについて記事にしていきたいと思います。

 

野球においてピッチャーの能力を評価する上で9イニングの間にどれくらいの点数を取られるかという防御率というのは重要な要素ですよね。

 

しかし、ピッチャーの能力というのは一口に防御率だけで語れるものではありません。

 

どれくらいのヒットを打たれたのかという被安打率や、どれくらい三振を奪ったのかという奪三振率などなど、実に様々な要素がありますよね。

 

そんなピッチャーの能力をはかるための様々な評価項目ですが、その中にクオリティスタートというものがあることをあなたはご存知でしょうか?

 

今回はそんなクオリティスタートという項目について解説・紹介していきたいと思います。

クオリティスタートとは?

クオリティスタート(以下QS)というのは、ピッチャーの能力をはかるための評価項目の一つで、日本語に訳すと良好な先発という意味になります。

 

そんなQSとは、いったいどんな能力を表す項目なのか?と言うと先発投手が6イニング以上を投げ、自責点を3点以内に抑えたかどうか?

 

という、先発ピッチャーの能力をはかるためのものです。

 

 

みなさんも学校で通知表をもらったことってありますよね?

 

学校の生活や内申、学校での成績をはかるうえで大事な指標です。

 

それと同じで野球の先発投手の役割を果たしたかどうか?先発投手として試合を作ったか?という指標です。

 

防御率からしてみればQSは4.50とけっして良い数字ではないです。

 

しかしこのQSはメジャーからしてみれば非常に重宝される指標です。

 

先発投手は最少失点で、できれば完封、完投できればいうことがありません。

 

しかしメジャーは日本のプロ野球と違い強打者がいっぱいます。

 

メジャーでは安定感が評価されます。ケガなく先発のローテーションを守ることだけでも至難の業です。

 

監督やコーチなどの首脳陣は先発ローテーションを守るピッチャーを確保するのに非常に気を使い球数などを調整します。

 

そんな中でやはり6回3自責点は十分先発投手の役割を果たしたといえる数字になっています。

 

先発ピッチャーが短いイニングで大量失点により降板されると

 

リリーフのピッチャーに負担がかかり疲労などでいつものパフォーマンスが発揮できず結果的にチームの勝敗にも関わってきます。

 

そういったことを防ぐためにもQSの指標を設けることによって、どのくらい先発投手の役割を果たすピッチャーなのか?

 

というのを明確にしてリリーフの負担を減らし結果的にチームの勝利に直結するかという意味でもQSは必要になってきます。

計測する上での注意点

このQSを計測する上で注意するべき点があります。

 

それは7イニング以降の自責点も参照しなくてはいけないと言う点です。

 

例えばある先発ピッチャーが6回までを投げ、自責点を2点に抑えて試合終了したという場合なら、QSとしてカウントすることができます

 

しかしある先発ピッチャーが6回までを投げて自責点を2点に抑えたが、その後の7回で自責点3点を取られ、自責点は合計5点となったという場合はQSとしてカウントすることはできません

 

QSは内容もさることながら、その条件も中々シビアな評価項目と言えます。

QS率とは?

QSを計算する方法は至って簡単です。

 

その公式はQS数÷先発としての登板数=QS率というもの。

 

しっかりとデータさえ取っていれば、計算するのは非常に簡単なので、どんなピッチャーのQS率でも簡単に算出することが出来ます。

ハイクオリティスタートとは?

余談ですが、QSにはさらに上の評価項目としてハイクオリティスタート(HQS)というものもあります。

 

このHQSの条件と言うのは先発ピッチャーが7イニング以上を投げ、自責点を2点以下に抑えるというものです。

 

QSよりもさらに厳しい条件となりますが、このHQSの率が高いピッチャーはチームにとっても大変ありがたい存在と言えますね。

 

カズズ
日本のプロ野球では投高打低なのでこのハイクオリティースタートのほうが評価されます。防御率にして2.57です。

 

日本ではQSよりもHQSの方が重要ということ

 

先発投手の能力を測る上でのデータとしてメジャーリーグでは親しまれているQSですが

 

日本の野球でQSを評価基準として見るのは不適切なのではないか?という意見もあります。

 

その理由は、メジャーリーグと日本の野球界での平均防御率の違いにあります。

 

6イニングで3自責点以下というQSの条件は、単純に防御率に換算すると4.50となります。

 

メジャーリーグでの党首の平均防御率というのは4.50なので、QSのスコアは平均かそれ以上の能力を表す指標になります。

 

しかし、では日本ではどうなのかといいますと、防御率4.50というのはイマイチな評価と言えます。

 

なぜなら、日本での平均防御率というのは3.00だからです。4.50では平均以上に点を取られてしまっているという事になりますよね。

 

では、HQSは防御率として換算するならどれくらいになるのか?と言いますと、2.57という数字になります。

 

つまり、これは日本の野球界の防御率よりも優れた数字ですので、日本の場合はQSよりもHQSを重視するべきでは?と考える方も多いようです。

 

日本とアメリカでは野球一つとっても環境は違いますので、アメリカ発症のQS率をそのまま持ってくるのは間違っているのかもしれませんね。

 

日本でQS率が長く重視されてこなかったのも、もしかしたらそもそも重視する必要が無かったからかもしれませんね。

歴史について

先発投手の能力を計測する上で重要な要素と言えるQSですが、元はと言うとアメリカのスポーツライターであるジョン・ロウという方がフィラデルフィア・インクワイアラー紙で1985年に提唱したのが始まりでした。

 

以来、アメリカのメジャーリーグでは先発ピッチャーの安定感を表すデータの一つとして一般に普及していきました。

 

日本にこのQSの考え方が普及してきたのはおよそ2008年頃からと言われており、アメリカに比べて普及するのは遅かったようです。

QSの差が年俸に大きく響いた?

このQSの重要性について考えさせられるような出来事が、2010年に起こりました。

 

当時西武ライオンズにてピッチャーをしていた涌井秀章投手と、日本ハムでピッチャーをしていたダルビッシュ有投手。

 

二人はそれぞれが

 

涌井投手
27試合14勝8敗

 

ダルビッシュ投手
26試合12勝8敗

 

という、遜色のない戦績を残しました。

 

また、二人はプロとしては同期にあたり、先発起用が定着し始めたのも同じく2年目から。

 

加えて当時の通算戦績も

 

涌井投手
70勝49敗

 

ダルビッシュ投手
75勝32敗

 

と、それほど遜色があるわけでもありませんでした。

 

しかし、それぞれの球団側が提示した年俸は

 

涌井投手が2億2000万円の現状維持

 

ダルビッシュ投手が3億3000万円から大幅アップの5億円

 

と大きく差が出てしまい、同じような戦績なのに涌井投手の年俸が低いのはどうしてか?

 

と涌井選手に対して同情的な意見が多く寄せられ、話題となりました。

 

しかし、そんな世論に異を唱えたのが、日本のスポーツライターである小川勝さんでした。

 

小川さんは二人の戦績を調査した結果、QS率について大きな差がある点について指摘しました。

 

涌井投手のQS率は59.3%で11位だったのに対し、ダルビッシュ投手はQS率84%で2位と高く、大きな差があったのです。

 

もしかしたら、両選手の年俸に大きな開きがあったのには、このQS率の差が関係していたのかもしれませんね。

 

2017年QS率が高かったピッチャーランキング!

次は、2017年度のセ・リーグ、パ・リーグそれぞれでQS率が高かった選手についてご紹介していきます。

 

セ・リーグ

2位.巨人マイコラス投手

14勝8敗
防御率2.25
QS率81.48%

 

2017年セ・リーグで2番目に高いQS率を誇ったのは、巨人のマイコラス投手です。

 

最多奪三振のタイトルを獲得したマイコラス投手ですが、2018年はセントルイス・カージナルスでプレイしています。

 

環境が変わっても活躍し続けてほしいですね!

 

1位.巨人菅野智之投手

17勝5敗
防御率1.59
QS率84%

 

2017年セ・リーグにて最も高いQS率を誇ったのは菅野智之投手です。

 

防御率も1.59と非常に優秀な値を残してくれました。来年の活躍にも期待ですね!

 

 

 

パ・リーグ

2位.ソフトバンク千賀滉大投手

13勝4敗
防御率2.64
QS率77.27%

 

2017年パ・リーグで2番目のQS率を記録したのはソフトバンクの千賀滉大投手です。

 

今年は背中の張りの症状に悩まされた千賀滉大投手ですが、最高勝率のタイトルを獲得するなど実りのある活躍を見せました。

 

体調に留意しつつ、今後も精力的なプレーを見せてほしいですね!

 

1位.西武菊池雄星投手

16勝6敗
防御率1.97
QS率88.46%

 

2017年パ・リーグで一番のQS率を記録したのは西武ライオンズの菊池雄星投手です。

 

菊池雄星投手と言えば、大谷翔平投手と同じ花巻東高校出身の先輩としても有名ですよね。

 

今季は防御率も1.97と優秀で、QS率も90%に迫るほどの高い率を誇っています。

 

そんな菊池雄星投手には、メジャーが獲得に動いているのでは?という噂もあります。今後の動向から目が離せませんね!

 

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか?今回はクオリティスタート(QS)について書かせていただきました。

 

ここまでQSについて解説・紹介をさせていただきましたが、最後に一言!QSというのはあくまで投手の能力を測るための一判断材料でしかありません。

 

失点率や防御率というのは投球内容以外の部分でも変動する数値であるため、QS率が低いから悪いピッチャーと判断するのは早計です。

 

あくまでピッチャーの能力を測るための一要素であることを意識して、分析の材料にしてもらえればと思います。

 

こうしたデータを参照にすればするほど、野球の予想などがはかどって、おもしろ味が増していきますよね。

 

今後はQS率にも注目して、野球をもっと楽しんでいきましょう!

 

ではまた~。


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