どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんは、スリーフットラインって知ってますか?
実際にご自身で野球をされる方なら知っておられると思いますし、テレビなんかで野球中継をご覧になる方も、見ておられると思います.
ホームから1塁の間のファールゾーン側にファールラインにそって、1本のラインが引いてあるのを。
あれって、実は「スリーフットライン」って言うんです。
名前までご存じでなかった方も多いと思いますので、今回はそんなスリーフットラインについて見ていきたいと思います。
スリーフットラインやスリーフットレーンとは?
なるほど
一塁線とスリーフットラインの間(スリーフットレーン)を走ってれば守備妨害にならなかったのか pic.twitter.com/QZMY44ptz4— ファルケ (@Falke148) July 28, 2020
スリーフットラインは、ホームと1塁ベースの間、ちょうど中間地点にあたるホームから13.7mのところから1塁ベース方向へ、ファールラインと平行してファールゾーンに描かれています。
長さは、14.6mあり、1塁ベースから3フィート(概ね91.3cm)だけライト方向へ伸びています。
そしてファールラインから3フィート外側に描かれています。
スリーフットラインとファウルラインとの間をスリーフットレーンといいます。
ちなみにスリーフットというのは足3つ分というところから来ています。
簡単に言うと、このラインは1塁へ走っていくバッターランナーがその中を走っていくように定められています。
何のためにそんなことが定められているかと言うと、バッターランナーが守備の邪魔を妨げにならないようにするためです。
具体的には、キャッチャー付近や1塁よりに転がったボール等を野手がとって1塁ベースへ送球しようとする際に、ランナーと重なって邪魔にならないようにするためです。
このラインを外れて1塁へ走っていたバッターランナーが送球等守備の邪魔をしたと認められた場合は、審判によってそのバッターランナーにアウトが宣告されます。
具体的には、キャッチャー前のバントなどを処理して1塁へ送球したボールがランナーにあたった場合、スリーフットラインの中を走っていればインプレーすなわち問題はないですし、スリーフットライン以外のエリアであたった場合は、バッターランナーにアウトが宣告されます。
スリーフィートオーバーやスリーフィートラインとは?
@tFuji8 いや、むしろ内側じゃなきゃダメよ。画像のスリーフットラインから外に出ちゃダメなんよ pic.twitter.com/3m9LIO4zQu
— 薄幸のかつお@ハマスタ5勝23敗 (@katsukatsu5312) October 30, 2014
よく似た言葉にスリーフィートオーバーとかスリーフィートラインっていうのがあります。
これはどういうものなんでしょうか。
スリーフットラインというのは先ほど述べたラインのことを言いますが、他にもランナーの走路についての決まりごとがあります。
簡単に言うとそれをスリーフィートラインといって1塁と2塁、2塁と3塁、3塁とホームの間を結んだラインの両側3フィートの間のエリアをランナーは走らなければいけないというのがあります。
もちろん、これも先ほどのスリーフットラインと同じで守備の邪魔をしなければ、そこをはみ出ただけで即座にランナーがアウトを宣告されるというわけではありません。
そのあたりは現場での審判さんの判断によるもののようです。
ホームと1塁の間以外の塁間のスリーフィートについては、送球以外に問題となるのがタッチプレーです。
ボールを持った野手がランナーにタッチしようとするプレーです。
この際、ランナーの走路をあらかじめ限定しておかないと、ランナーがどこまでも逃げ回っていいのか?ということになってしまいますので
それを防ぐために、スリーフィートというものが決められていて、ランナーがタッチをさけるためにスリーフィートを超えた場合は、審判によってそのランナーにアウトが宣告されることになっています。(スリーフィートオーバー)
このタッチをさけるという部分が重要で、先日もプロ野球の阪神タイガースの北條選手が守備をしていて、タッチをしようとしにいってないということでランナーがスリーフィートからはみ出たにもかかわらずこのルールが適用されずにセーフになったケースがありました。
日本シリーズの大一番でスリーフットラインを越えてアウトを宣告されたケース
スリーフットラインを越えてアウトになったケースはそんなにしょっちゅうあるわけではないのですが、過去に日本シリーズの大一番でこんなケースがありました。
2014年の阪神タイガースとソフトバンクホークスとの日本シリーズ、3勝1敗とホークスが日本一に王手をかけて迎えた第5戦、タイガースの1点ビハインドで迎えた9回表のタイガースの攻撃、ワンアウト満塁でバッターは西岡選手でした。
そして、西岡選手の打った打球は1塁ゴロ、これを捕球した1塁手はまず、ホームへ投げてアウトをひとつとり、そしてボールはふたつ目のアウトを狙ってホームからファーストへ送球されました。
この送球が1塁へ走る西岡選手にあたってそれてしまいました。
しかし、審判は西岡選手がスリーフットラインを越えて走っていたということで、西岡選手にアウトを宣告し、結果的にダブルプレーでゲームセット、ホークスの日本一が決定してしまいました。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はスリーフットラインについて記事を書かしていただきました。
スリーフットラインについて見てきましたが、何気なく引いてあるラインでもこんなに重要な意味があったんですね。
2014年日本シリーズの西岡選手の場合は、ルールのなかでぎりぎりを狙ったプレーのようでしたが、認められませんでした。
やはり、そのあたりは明確なプレーを心掛けた方がいいのかもしれませんね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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