新品のグローブを買って、ワクワクしながら型付けを始めたのに「なんだか変な形になった…」「思ったより柔らかくなりすぎた…」といった経験、ありませんか?
実は、グローブの型付けには意外と“落とし穴”が多く、間違ったやり方で失敗してしまう人も少なくありません。
この記事では、型付けで起こりがちな失敗例を紹介しながら、失敗を防ぐ正しい方法、そしてもしもの時の対処法まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
「せっかくのグローブ、長く大切に使いたい」という方に、ぜひ読んでほしい内容です。
グローブ型付けは何のためにする?型付けの方法は?
入会しました。良くなる気しかしない。ベースボールマリオさん型付けありがとうございました。#小指2本入れ推進委員会 #ベースボールマリオ #なんたって86型 pic.twitter.com/62ToExb3sV
— texashit (@texas_hit_man) July 5, 2021
では、最初にグローブの型付けとは、何のためにするのでしょうか。
それは、プレーヤーそれぞれの手やプレースタイルにあった、使い安いものにしていくために欠くことの出来ない作業なのです。
勿論、出来立てのグローブにも基本となる型とは、ついていますが、実際に使いやすくするために、柔らかくしながら自分好みの型にしていくというのが、グローブに最終的な命を吹き込む作業となるのです。
片付けの基本は、オイルなどでしなやかさを与えながら、叩いたり、ボールをぶつけたりしていくことです。
そのためのハンマーなどもありますし、お店では、機械で叩いてくれたりもします。あと、特殊な方法として、湯もみやスチームなどで柔らかくすることもあります。
グローブの型付け、なぜ失敗する?
ニューグラブ♪
どんな型付けにしようかなぁ♪
下手くそだから、型付け失敗するまでの一時の楽しみにならなけらば良いけど💦 pic.twitter.com/5EsJJe6oOK— gonan (@gonan_gonan0205) July 29, 2020
間違った情報でやってしまう人が多い
SNSや動画で見た方法をそのまま真似したら、革が傷んでしまった…という失敗、よくあります。
グローブの型付けは“柔らかければいい”というわけではなく、適切な加減がとても大切です。
よくある失敗例
• 火であぶったりドライヤーで加熱しすぎる → 革が固くなったり、変色したりします
• 水に浸ける・濡らしすぎる → カビの原因や型崩れに
• オイルを塗りすぎる → ベタベタになって重くなり、カビやにおいの原因にも
• ハンマーで叩きすぎる → ポケットが潰れたり、バランスが崩れて使いにくくなる
• 型付けボールの位置がズレる → 変なクセがついてしまい、戻すのが大変
どれも「ちょっとしたミス」ですが、積み重なると大切なグローブが台無しになってしまうことも…
失敗しない!正しい型付け手順
用意するもの
型付けボール、グローブバンド、専用オイル、柔らかい布、場合によってはグローブハンマーなど。
やさしく丁寧に型をつける方法
1. グローブに軽くオイルを塗って、革を柔らかくする(塗りすぎ注意!)
2. 型付けボールをポケットにしっかり収める
3. グローブバンドで軽く閉じるように固定する
4. 一晩~数日寝かせて自然に形をつける
5. 仕上げに軽くキャッチボールや開閉運動で“手になじませる”
この流れを守るだけでも、きれいに型がついて使いやすくなります。
もし失敗してしまったら…?
高校の時型付け失敗したグラブを紐の交換と湯もみしたら予想以上に型が良くなった(≧▽≦) pic.twitter.com/itz8eCQggB
— 彰人 (@baseballasaotak) November 1, 2017
変なクセがついてしまった場合
グローブを少し温め(湯もみやドライタオルで包むなど)、再度オイルを塗って柔らかくしたあと、正しい形に整えて再固定すれば、クセが戻る可能性もあります。
革が硬くなりすぎた・ゴワゴワする場合
オイルで少しずつ潤いを与えながら、開閉運動を繰り返してゆっくり戻していきましょう。
無理に力を入れるのは逆効果なので注意!
カビや変色が起きてしまった場合
乾いた布で優しく拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾燥させた後、オイルを薄く塗って保湿しましょう。
専門店に頼む?自分でやる?
#自粛中だからマイグラブを晒そうぜ
rawlings
ローリングス
HOHメジャースタイル
軟式ファーストミット
ネイビー/ホワイト某フリマアプリで購入
前の持ち主さん型付け失敗してるやろこれ、と言いたくなる出来栄え
これから慣らしていくつもりだが、今のところ不安が大きい pic.twitter.com/CzSu5vIpz9
— やっすー (@ysfm_441) May 27, 2020
「絶対に失敗したくない」「お気に入りのグローブを長く使いたい」
そんな方には、専門店での型付けがおすすめ。価格は3,000〜5,000円ほどが相場で、プロの手で丁寧に仕上げてもらえる安心感があります。
一方、自宅で自分の手で型付けする楽しさも格別。手間をかけた分だけ愛着も湧きますし、グローブがどんどん“自分仕様”に育っていく過程もまた魅力です。
型付け後のメンテナンスも重要!
せっかく型付けがうまくいっても、使いっぱなしでは型崩れしてしまいます。
• 使用後は汚れや汗を乾いた布で拭く
• 月に1〜2回は少量のオイルでメンテナンス
• 保管時は型付けボールを入れ、バンドで軽く閉じて陰干し
毎日のちょっとしたケアが、グローブの寿命をぐんと伸ばしてくれます。
よくある質問(Q&A)
Q. 型付けは買ってすぐやるべき?
→ 基本的にはYES。ただし、軽くキャッチボールして“馴染み方”を見ながら型付けを進めるとベストです。
Q. 湯もみとオイル揉み、どっちがいい?
→ 湯もみは効果が大きいですがリスクもあります。初心者はオイルと手もみでじっくり育てるのが安心です。
Q. 柔らかくしすぎたグローブは直せる?
→ ある程度なら型をつけ直すことで改善できますが、極端に柔らかい場合は買い替えも検討を。
Q. どれくらい使えば馴染んでくる?
→ 毎日使えば1〜2週間でしっくりきて、1ヶ月もすれば「相棒」になっているはずです。
まとめ
グローブの型付けは、ちょっとしたコツと丁寧ささえあれば誰でもうまくいきます。
大切なのは「やりすぎない」「焦らない」「革をいたわる気持ち」。
もし失敗してしまっても、この記事の対処法を参考にすれば、リカバリーできる可能性も大いにあります。
グローブは“使って育てる”道具。
手間ひまをかけることで、あなただけの最高の一本に育ってくれるはずです。
焦らず、楽しく、自分だけのグローブと一緒に成長していきましょう!
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