サイン盗みとは?どうしてダメなの?高校野球やNPBやMLBの話題になったのも紹介

どうもみなさん!こんにちは。カズズです。

 

野球の中で勝負の行方を決定する要素の1つに相手のことを観察する、そしてクセを見抜いたり、傾向を分析するといったことがあります。

 

その延長線上に相手のサインを見るということがあります。

 

ただ、単に相手のベンチやランナーコーチが出すサインをベンチから見ているだけなら、まだ違反行為にはならないのですが、「サイン盗み」といわれるものがあり、これについては問題とされてきました。

 

今回は、そんな「サイン盗み」に関して紹介していきたいと思います。

サイン盗みとは?どのようにして行われるの?

サイン盗みとは、キャッチャーがピッチャー等に向かって出すサインを見て、バッターに伝える行為です。

 

球種やコース等がその対象になります。

 

最もシンプルなものは、2塁ランナーがキャッチャーの出すサイン等も見て、バッターに身振り手振りで伝えることです。

 

プロ野球などで、もっと込み入ったものとしては、センターのバックスクリーン付近に双眼鏡を持った誰かを配置して、無線や合図でそれを伝えたり、モニターなどの機器を経由するとったケースもあったようです。

カズズ
また金村義明さんがサイン盗みについて語っている動画がありましたので紹介しておきます。
YouTubeのURL

サイン盗みはどうしてダメなの?実際にはどのように扱われているの?明確な決まりとかってあるの?

サイン盗みがダメな最も大きな理由は、そもそもがピッチャーとバッターの勝負がフェアでなくなることです。

 

野球はスポーツですから、勝負の行方以外にもスポーツマンシップ、フェアプレーの精神といったものが大切とされます。

 

確かに、勝負の行方にサイン盗みといった要素が加わると、力対力、技対技といったスポーツが本来持つ醍醐味が失われてしまうような気がしますし、そちらにばかり力を入れていくのは本来の姿ではないですよね。

 

また、サイン盗みが横行すると、それを防ごうとしてキャッチャーが出すサインが複雑化していきます。

 

攻撃側のベンチやランナーコーチが出すブロックサインの複雑さを見てもそうです。

 

それが、バッテリー間で行われるとなると、試合の進行にも影響が出てきますよね。

 

そんなサイン盗みですが、正式な野球規則の中で定義されていたり、禁止されていいたりするわけではありません。

 

通達や申し合わせ事項、指導、大会規則といった感じで扱われているようで、例えば、他のルール上で規定されている守備妨害や打撃妨害、ボークといった行為のように罰則等は決められていません。

 

理由は、やはりサイン盗みを「クセを見抜く」と言った行為と分離し、明確に定義すること自体が難しいということがあるようです。

 

カズズ
そもそもスポーツの場で、想定するべきでないもののような気もしますよね。

サイン盗みに関する疑惑について!

では、今までにサイン盗みに関して話題にあがった出来事について見ていきます。

高校野球

甲子園では、2019年の春の大会での、星稜と習志野との試合が思い起こされます。

 

星稜のピッチャーは、その年のドラフト会議で競合の末、東京ヤクルトスワローズに1位指名で入団した奥川投手でした。

 

習志野側にサイン盗みの行為があったとして、星稜側が猛抗議をしたのは記憶に新しいところです。

 

それ以外にも、2013年の夏の大会での秀岳館や2016年の春の花巻東などが話題になりました。

 

カズズ
どれも、セカンドランナーからバッターへ伝えられたという疑惑でした。

 

NPB

NPBでは、昔は双眼鏡や無線を使って外野からのサイン盗み等が横行していたようですが、特に話題となったものはホークスによるものでした。

 

学生のバイトを外野に配置して、そのメガホンの角度などで球種等をバッターに伝えていたようです。

MLB

MLBでは、サイン盗みもベースボールの一部というような扱いをされていましたが、アップルウォッチを使ったものなどが横行するようになり、電子機器を使ったサイン盗みは禁止されています。

 

そんなMLBで、サイン盗みに関して有名な事例と言えば、アストロズによるものです。

 

その方法は本拠地であるミニッツメイド・パークで外野にカメラを設置し、キャッチャーの出すサインをベンチやクラブハウスのモニターに映し出すというものでした。

 

そして、チェンジアップ系のサインが出れば、ベンチのゴミ箱を叩く音によってバッターに伝えるというものでした。

 

ちなみに、アストロズがワールドシリーズで優勝した2017年のポストシーズン終了後に機器類は処分されたようです。

 

そして、MLBでは2019年度にカメラやモニターなどの設置を禁止するに通達が行われました。

 

一番新しい情報ではレッドソックスもサイン盗み疑惑でMLBが調査というニュースが飛び込んできています。

アストロズに続いての報道に、MLBも困惑ですね。

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

 

今回はサイン盗みについて見て来ました。

 

確かに、サイン盗み自体は微妙な線引きの上にあるような気もしますが、そもそものスポーツの持つ醍醐味のようなものを失わさせていくもののような気はします。

 

例えば、相手のベンチから出ているサインをキャッチャーなどが見る行為というのは普通に行われていて、それでウェストボールを投げさせて盗塁を阻止したり、スクイズを外せば、それは一種のファインプレーとして扱われることもあります。

 

ただ、やはり、2塁走者や場合によっては機器を使って相手のサインを盗む行為というのは、一種のスパイ行為のような気がして、なんだか後味が悪いものですね。

 

子供たちもフェアな勝負を期待しているのでしょうから。

 

今回は記事を読んでくれてありがとうございました。

 

ではまた~!

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