どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんは、有名な打法をご存じですか?
有名なところですと、一本足打法や振り子打法などがありますが、今回はそんな有名な打法のひとつ、振り子打法について記事を紹介していきたいと思います。
目次
振り子打法とは?
振り子打法って聞かれると、まず一番最初に思い浮かぶのは何と言っても
イチロー選手ではないでしょうか?
今やメジャーを代表する選手の一人で、数々の記録を打ちたてました。
そんな記録を作った!と言っても過言ではない打法があります。
振り子打法です。
振り子打法とは名前のとおり野球のバッターの打法のひとつです。
軸足でないほうの足を(前足)をすり足のように移動させて、体をピッチャー側にスライドさせ踏み込んでスイングします。
その見た目が振り子のように見えることから振り子打法と呼ばれるようになりました。
振り子打法は、イチロー選手と河村健一郎コーチでが作り出した打法で、振り子打法は最初は名前がなく、イチロー選手が活躍し有名になったときに
「振り子打法」
という名前がつけられました。
投手側の足を高く上げるか、あるいはすり足の様に移動させ、体を投手側にスライドさせながら踏み込んでスイングする。通常の打法ではボールを見極めやすいように頭の位置を出来るだけ固定し、視線を動かさないことが理想とされるが、振り子打法では打席の中で体を投手側へスライドしていくため、打者の視線も大きく動く。足がかえって行く反動を利用しながら、打つ瞬間に軸足が投手側の足へ移っていくという打法である。
出典元:Wikipedia-振り子打法
振り子打法で打つメリットは?
News23 Ichiro Interview December #1
さて、2001年の映像の最後に、12月に放映されたTBSの「ニュース23」でのイチローさんのインタビュー、今日はその第2回です。振り子打法から、足を摺り寄せる打法に変えたのを、イチローさんが自ら詳しく説明してくれています。「対応力」の高さですね。 pic.twitter.com/0gYWtIezwG— レナト (@renato_1961) September 6, 2018
振り子打法の内容がわかったところで振り子打法で打つ理由は何なのでしょうか?
まずは振り子打法で打つことのメリットを説明していきたいと思います。
力のないバッターが強い打球を打てる
力のない非力なバッターでも、強い打球を打てるというメリットがあります。
振り子の反動を利用して、それを生かすことで勢いが生まれ長打が打ちやすいということです。
あれだけ大きく足を振るのですからインパクトのときにボールに伝わる力は、パワーのないバッターでも、十分伝わるということです。
変化球に強い
振り子打法は、変化球に対応しやすいです。
通常のバッティングは、ストレート系を待って、変化球が来たらカットなどの対応するバッターが多いですが、振り子打法の基本は、その逆で変化球を待って、ストレート系が来たらカットしに行くということもあって、変化球メインにボールを待つ。
ということもあって変化球に強いです。
左打者は内野安打になりやすい
振り子打法で打つことによって、打ち終わった際に体が自然に前に進むということ。
左打者は、振り終わった時、自然に体が一塁に向き、足も勝手に前に進んでいるので、そのまま走塁に入りやすくなります。
振り終わった際に一歩目が、もう一塁に向けて進んでいることになります。
なので内野ゴロでも内野安打になりやすい。
その一歩というのが内野安打になるのを左右している一歩になります。
ボールをギリギリまで見れる
ボールをギリギリまで見れるというメリットがありますが、インパクトのときに体を開きつつもバットを速く出さないことが要求されます。
元々は変化球が変化したのを見てから、それに合わせてバットを振る、というために振り子打法は、編みだされたので、ギリギリまでボールを見れるというよりは、ギリギリまでボールを見てから対応するという方が正しいです。
しかしそれにはギリギリまでボール見てから対応できる技術力や対応力(変化球に合わせていてストレートが来たときにカットできるスイングスピードなど)が必要なために、振り子打法はとても難しい打法となっています。
振り子打法のデメリットは?
彼の現役プレーを始まりから終わりまで見れたのって幸運でしかない。積み上げた通算4367安打は技術、スピード、パワー、精神力、全てを兼ね備えた彼にしか成せない偉業。それだけじゃない、鉄壁の守備、盗塁、勝負強さ、振り子打法の格好良さ。こんな選手二度とお目にかかれない。ありがとうイチロー! pic.twitter.com/QS9Y4PPFYC
— Rui (@RuiLB55) March 21, 2019
続いて振り子打法のデメリットを紹介していきたいと思います。
内角の攻めに弱い
ピッチャーの内角の攻めに弱いというデメリットがあります。
振り子のようにモーションが大きいためにどうしても振り遅れてしまいます。
また重心を前に移していくバッティングフォームになるので、インコースに来るボールには対応しづらいと言えます。
速球に弱い
速球に振り遅れやすいというデメリットがあります。
これは振り子打法の基本が変化球を待って、ストレートなどの速球が、来たらカットという元にできた打法なので、基本ストレートは振り遅れやすくなります。
しかしイチロー選手は、難なく速球もヒットにします。
その理由はスイングスピードが並外れているということです。
プロの平均が0.25秒、4番打者0.22秒に対してイチロー選手は0.17秒
という並外れたスイングスピードで振り遅れカバーし、ヒットにするということです。
修得するのが難しい
振り子打法を自分のものにするのが難しいということです。
打法というのはボールを見きわめやすいように頭の位置を固定し視線も動かさないようにするのが基本です。
しかし振り子打法は、モーションが大きいために視線も動きます。
まずそれに対応しつつ、体の開きながら、バットを出さないようにし、変化球待ちながら打ちにくいストレートをカットします。
これはイチローの人並み外れた、バッティングコントロールとスイングスピードがないと、ストレートが来た時にカットできずに空振りしてしまうくらいに難しい。
ということです。
そのストレートをヒットにしてしまうイチロー選手は神がかってるということになります。
イチロー選手以外の振り子打法の選手は?
金子侑司、坪井智哉を手本として振り子打法にチャレンジしてるそうだけど、打つ前に腰が後ろに引けてしまってる。坪井はそんなことなかった。後ろの広告を見たら、腰の引け方を比較しやすいと思う。金子は恐らく、体重が前脚に乗り切ってない。 pic.twitter.com/dJkB9Nhp3T
— みしマン (@mishimangn) June 13, 2020
振り子打法だった選手は、どちらかというとアベレージヒッターが多いのイメージがありますが
イチロー選手以外に過去に振り子打法だった選手などを紹介していきたいと思います。
坪井智哉
元阪神や日ハムなどで活躍した、現在はコーチの坪井智哉氏が現役時代振り子打法でした。
イチローとは親友で、イチローが永遠のライバルというほど坪井智哉氏の現役はバッティングセンスに優れていました。
阪神時代には新人王も狙える位置にいるほどの実力で、振り子打法は、イチロー選手の打法を参考にしたそうです。
川崎宗則
ソフトバンクホークスのムネリンこと川崎宗則選手も振り子打法を使っていました。
川崎選手はムードメーカーでバッティングセンスもピカイチな選手。
川崎選手もイチローに憧れがある選手で、メジャーに行った時も、イチローと同じ球団でプレーするのを希望していました。
メジャーでも活躍し、今はソフトバンクでプレーしています。
イチローが振り子打法を使っていましたが、その他に振り子打法を使っている選手もイチローにゆかりのある人が多くなっています!
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回は振り子打法について記事を書かしていただきました。
振り子打法は
非力なバッターが強い打球を打つ
長打力をアップさせるために編みだされました。
見た目が振り子のような、その打法は
振り子打法と呼ばれ親しまれてきましたが
実はイチロー選手自身は振り子なという名前はあまり気に入ってなかったとか!?
次はどんな選手が振り子打法で打つのでしょうか?
今回は記事を読んでくれてありがとうございました
ではまた~!
[…] しかし1994年、登録名を本名からイチローに変え、振り子打法によって急激に活躍し200本安打も記録します。 […]