どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
ピッチャーの投げ方の1つにアーム投げと呼ばれるものがあります。
ピッチャーの投げ方としてはリスクがあるもの、矯正すべきものとして捉えられることが多い投げ方です。
今回はそんなアーム投げについて見ていきたいと思います。
目次
アーム投げとは?その反対は?
個人的なアーム投げの定義はコッキング→アクセラレーションで肘の曲がりが90度にならず、アーム式ピッチングマシンのようにほぼ伸びたまま投げること(だと思ってる)
バムガーナーなんかもアーム投げのように思えるけどコッキングからは90度になってる pic.twitter.com/5DpmGRJEB1
— Ryo (@RyoCardinals) May 26, 2019
アーム投げとは、簡単に言えばピッチャーがボールを投げる際に肘を曲げずに、伸ばした状態で投げる投法のことを言います。
ピッチングマシンでも直線的なアームがボールを放つアーム式と言うのがありますが、あのイメージです。
アーム投げの反対をスクラッチ式と呼んだりします。
こちらの方は、肩甲骨や肘を柔らかく使って、腕全体が鞭のようにしなるイメージで投げるフォームです。
バッターの方から見ると、肘が最初に出てきて、そして遅れてボールを持つ手が出てくるようなイメージです。
アーム投げはこの逆で、肩からボールまでが一直線になって出てくるような感じになります。
アーム投げのメリットは?デメリットは?なぜアーム投げがダメなのか?
テークバック中に肘を曲げつつアーム投げをすると、いわゆる担ぎ投げというフォームになる。バムガーナーは緩い担ぎ投げと言った方が正しいかも。
アーム投げと担ぎ投げは別物なのか、それともアーム投げの中に担ぎ投げがあるのか、調べてるけど、これは!っていう答えはなさそう。 pic.twitter.com/ncNauLLoXh— みしマン (@mishimangn) May 27, 2019
それではアーム投げのメリットやデメリットについて見ていきたいと思います。
メリットは?
現在では、一般的にはアーム投げはネガティブなイメージが先行していて、それ自体は間違いではないのですが、メリットもあります。
それは腕を長く使えることです。腕を長く使うことで、バッターから見てボールに角度が付きます。
オーバーハンドならより上から、サイドならば横からボールが出てくるイメージが強くなります。これはバッターから見て、打ちにくさを増す要因にもなります。
よく、2階から投げ下ろすようなといった表現がされることがありますよね。そんな感じです。
デメリットは?
では、デメリット、なぜアーム投げがダメなのかということについて見ていきます。
故障のリスクが大きくなる!
最も大きく取り上げられるのは、故障のリスクの増大です。
特に肩を始点にして腕を長く使うアーム投げでは、それだけ腕を回転させる、ボールを投げるのに強い力が必要となります。
その分負担が肩にかかってくることになります。
また、アーム投げになると言うことは、腕が外旋しながら回転していくことになる、簡単に言えばテークバックからトップにかけて手の平が上を向いたような状態から腕を振っていくため、肘の機能をうまく使えず、その分、肘にも負担がかかることになります。
投球パフォーマンスにも影響がある?
次に、投球のパフォーマンスに対する影響です。
まずは、ボールの質に対してですが、球速がありスピンの効いたボールを投げるピッチャーのフォームの特徴として、手首や肘、肩、それに肩甲骨までを使って腕全体をしならせながら最後にボールが放たれる、投げることがあげられます。
アーム式の場合は腕や肩の力だけで投げてしまうことになり、それができないので、投げるボールの質自体が落ちてしまいます。
また、ボールが見やすくなるという点も見逃せません。
スクラッチ式では、どちらかと言うと、ボールは身体、頭の後ろを通って、最後に出てくるイメージになりますが、アーム投げの場合は身体から離れたところをボールが通るため、早い段階からバッターに見えてしまいます。
ボールの出処が見にくいというのは、バッターにとっては嫌なようです。
また、無理のないバランスのいいフォームで投げた方が、ボールのコントロールも当然しやすくなります。
このような理由から、アーム投げはネガティブに捉えられているのです。
アーム投げになってしまう原因は?その矯正方法は?
アーム投げになる主な理由としては、テークバックからトップまでの腕の使い方にあります。
先ほど紹介したように外旋しながら腕が上がってくることで、アーム投げになりやすくなります。
また、肩甲骨をうまく使えないのもその傾向を強めるものとなります。
それでは、そんなアーム投げを矯正する方法として紹介されているものを上げておきます。
マル書いてポン
Youtubeなどでも紹介されているテークバックからトップまでの腕の使い方を表現している言葉です。
一度、下に降りた手を上げていく際に肩甲骨も動かしながら頭の後ろへ上げていくわけですが、そこからボールが円を描くように腕を使い、それに伴って肘が先に前に出てくるということを説明しています。
ジャイロスティック
練習器具として紹介されているのが、ジャイロスティックです。
これは、シャドーピッチングの際に手に持って使用するものですが、正しい腕の使い方をした時だけ音が出るようになっています。
DESCENTE(デサント)から出ているもので、Amazonでは2,090円で販売されていて、評価も高いものがありました。
スローイングマスター
理想的な手首の使い方をマスターできる野球ギアです。
正しいボールの投げ方をマスターでき、肩肘の故障をサポートできるといった商品。
野球用品を多く取り扱っている、フィールドフォースから出ている商品で値段も安く、人気の商品です。
スローイングマスターとは?使い方は?イップスにも効果的?値段や口コミ評判も
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はアーム投げについて見てきました。
もちろん、アーム投げ、あるいはそれに近い投げ方のピッチャーもいて、元中日ドラゴンズの小松辰雄投手などは、快速球で一世を風靡しました。
野球の理論なんかも年々変わってきて、最近ではあまり見かけなくなったような気もします。
何より、故障に繋がるというのは、長く野球をやっていく上では、避けたいことですよね。
ジャイロスティック一度試されてみては!?
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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