どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんは野球の用語でインターフェアという言葉を耳にしたことがありますか?
インターフェアという言葉は野球に限らず、水泳やサーフィン、アメフト、バスケなど様々なスポーツで使われる用語です。
インターフェアについて知らない人も多いかと思いますので
今回はインターフェアについて紹介していきたいと思います。
目次
そもそもインターフェアとは?
🌜真夜中のルール講座🌛
インターフェア?(守備妨害)
オブストラクション?(走塁妨害)
ナッシング?(何もなし) pic.twitter.com/8S3ENTREjF
— 野球審判ラボ (@yakyushinpanlab) March 10, 2022
インターフェアという言葉は、さまざまなスポーツでもよく聞かれる言葉ですが、野球の試合の中でもよく出てきます。
英語では、interfereという綴りで、「妨害する」とか「障害になる」とかいったニュアンスで使われる言葉です。
そこから派生して野球の試合の中で、プレーの妨げとなった、邪魔をした、という行為を指します。
こう書くと、簡単そうですが、実際の試合展開の中では、色々なケースが存在していて、判断に苦しむ場面もよくあります。
インターフェアとは相手のプレーの妨げとなるような行為のことですが、ここでいうプレーとは色々なものが含まれます。
守備側のプレーもそうですが、攻撃側のプレーも含まれることになります。
意図的であったにせよ、そうでかったにせよ、プレーの妨げとなるような行為があった場合には、ボールデッドが宣告され
その妨げがなかった場合という想定の元でそれぞれのプレーに対する処置が決定されます。
野球のインターフェアにはどんなものがあるの?攻撃側、守備側、審判員、観客等の4つに分類?
これを3回やってたと思うとゾッとする。
構えからさらに深く前傾するせいで、ヘッドが加速する空間が無いから詰まるのよ。ホームゲッツーの捕球エラー、パスボール、インターフェア、盗塁刺0…良いとこ無しの役満でした。
@kudottun23
動画あざした。
課題しかないっす。次こそは… pic.twitter.com/MYMXLNZU3f— ようじ(^O^) (@youjidazo) July 18, 2021
インターフェアには色々なものがあります。大きく分類すれば4つに分類されます。それぞれについて見ていきましょう。
攻撃側
まずは、攻撃側の選手によるインターフェアですが、これは守備妨害にあたります。
この場合の攻撃側の選手には、バッターやランナーの他にランナーコーチやネクストバッターズサークルにいる次のバッターやベンチにいる選手などあらゆるものが該当します。
よく見られるプレーとしては、塁上のランナーが野手と交錯して守備の邪魔になったり野手が処理する前の打球に当たった、バッターが野手の送球の邪魔をしたといったプレーがあります。
それぞれ、ランナーが元の塁に戻されたり、バッターランナーを含むランナーがアウトになるといった処置がとられます。
守備妨害についてはコチラの記事でも紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒守備妨害とは?わかりやすく3種類に分けて紹介!実際にあった例も!
守備側
また、守備側の選手によるインターフェアというのは、打撃妨害のことですが、よくあるケースとしては、キャッチャーのミットがバッターがスイングした際にボールに接触する前のバットに触れてしまったケースがあります。
この場合は、バッターに1塁への進塁が認められます。勿論、満塁の場合は、点数が入ることになります。
また、その際のプレーの結果によっては、攻撃側の監督によって、インターフェアの宣告を受けてその処置通りにするか、そのままの状態でプレーを続行するかの選択権があります。
打撃妨害についてはコチラの記事でも紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒打撃妨害とは?ルールは?打数 打率 出塁率 打点 失点 エラーなど記録はどうなるの?
審判員
その他に、審判員によるインターフェアとういのがあります。
審判が野手の守備機会の前の打球に触れてしまった場合で、これは打撃妨害として、バッターに1塁への進塁が認められます。
実際にどういう場合がありえるかというと、1塁または2塁にランナーがいる場合で、2塁の塁審がダイヤモンドの中に入ってきていて、飛んできた打球にあたるといった場合が考えられます。
また、球審がキャッチャーの送球を妨害した場合には、ランナーは元に塁に戻されます。
観客等
最後に観客によるインターフェアですが、よく見られる事例として、スタンドの間際で守備側の選手が捕球しようとするボールを観客がスタンドから身を乗り出して先にとってしまうケースがあります。
この場合には、妨害行為がなければ野手が取れたという判断がなされれば、バッターはアウトになります。
ホームラン性の打球をスタンドのファンが身を乗り出して捕ってしまって、結果、アウトが宣告されるようなケースがありましたよね。
インターフェアとオブストラクションとの違いって?
今日の試合でこんなことが起きました。映像👇
打者が打ちましたが、キャッチャーのミットが吹っ飛ぶほどバットに当たってしまいました😱
球審のまっちゃんはすかさずインターフェアをコール👉
しかし打球はそのまま一塁線を抜け、打者は二塁まで行ってしまいました🏃♂️🏃♂️🏃♂️
さてどうなる??? pic.twitter.com/hunjIwsFQU
— 野球審判ラボ (@yakyushinpanlab) April 7, 2022
インターフェアによく似たものとしてオブストラクションをいうのがあります。
オブストラクションとは走塁妨害のことで、守備側の選手が、直接ボールを処理していない時にランナーの妨げとなるような行為してしまうことを指します。
例えば、ボールを持っていない、あるいは処理しようとしていない野手がランナーに触れたり、あるいはランナーがその野手を回避しようとして、走路を変えざるを得なかった場合等が該当します。
最近、よくプロ野球などでも見かける、コリジョンルールというのは、本塁上でのキャッチャーによるオブストラクションの扱いを明確化する意味合いも含んだものといっていいでしょう。
では、同じような妨害行為でも、インターフェアとオブストラクションの1番の違いはなんでしょうか。
それは、インターフェアが守備側の選手、攻撃側の選手、審判、観客等いわばすべての関係者による行為を対象にしているのに対して
オブストラクションの場合は、守備側のそれもボールを持っていなかったり、直接ボールの処理に関わっていない選手という風に対象を限定している点にあります。
これは、ランナーの走塁よりも野手の守備機会を優先していることとも関係しているのかもしれません。
走塁妨害についてはコチラの記事でも紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒走塁妨害とは?ルールや宣告されると?盗塁時やランダウンプレー時やキャッチャーの妨害も!
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はインターフェアについて見てきました。
基本は、妨害がなかったという前提での処置を考えることになりますが、実際のプレーに際しては色々なケースが起こりうるため、その処置方法については物議をし出すことがあります。
プロの試合でもそうですから、アマチュアの試合ならばなおさらそうだと思います。
まして、プレーが行われているその場で、すぐに判断しないといけないですから、なおさら大変ですよね。
これらの野球の規則については、こちらの公認野球規則で詳しく説明されています。
ルールブックで最近追加されたルールまでしっかりと書かれているので、オススメですよ。興味がある方はご覧になられてみては。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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