どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
走塁妨害(オブストラクッション)は、野球のルールの中でも、わかりにくいものの1つかもしれません。
ランナーの走塁を守備側の選手が邪魔をして、結果、ランナーの進塁の邪魔をしたというのが走塁妨害にあたるケースです。
実際のプレーの中は、意図的なものでなくても、該当するケースが出てきます。
それでは走塁妨害について見ていきましょう。
走塁妨害とは?
ソフトバンクvsオリックス戦の走塁妨害シーン
審判はT-岡田の動きをよく見ていたという事なのかな? pic.twitter.com/9EAeTpTVu3— やきうどん (@_Yakiu_Don_) July 11, 2021
走塁妨害は、英語ではObstruction(オブストラクション)といいます。
野球のルールのうちで、守備側の選手が、攻撃側の選手の走塁の邪魔をした時に適用されるルールです。
しかし、実際のプレーの際には意図せずとも、どうしても守備側の選手と攻撃側の選手が交錯したりすることがあります。
野球のルール上は、基本的には守備側の選手が優先なのですが、攻撃する側の選手、ランナーが優先されることがあります。
それが走塁妨害にあたるケースです。
走塁妨害に関するルールは?宣告されるとどうなる?
走塁妨害があったときの會澤監督🧸
2022-06-03 マツダスタジアム オリックス戦 pic.twitter.com/5f6v43qQrz
— 🧸 (@9ca317) June 9, 2022
では、守備側の選手に優先権があるのはどのような場合でしょうか。
守備機会に望んでいる場合、簡単に言うと「打球や送球を処理しようとする場合」と「ボールを持って走者をアウトにしようとする場合」です。
これらの場合は、守備側の選手に優先権があるために、ランナーは邪魔をしてはいけません。
この逆で、直接ボールに関係ない守備側の選手が、走路をふさいだりしてランナーの進塁の邪魔をした場合は、走塁妨害となります。
この際、直接選手どうしが接触していなくても、結果、走塁の邪魔をしたと判断されれば、走塁妨害が宣告されます。
例えば、外野の間を抜けていった打球に対して、送球が来ていないのに、野手が1塁や2塁のベース上にいて、ランナーの邪魔になったとされ走塁妨害が宣告されるケースも見受けられます。
走塁妨害に対してのジャッジの仕方としては、走塁妨害があった場合、ただちにボールデッドにする場合と、一連のプレー終了後に審判員が判断する場合とがあります。
前者は、直接ボールをめぐってプレーが行われている最中におきたケース
後者は、ボールとは関係ないところで行われたケースとなりますが
どちらも妨害がなければ進んでいたであろう塁までの進塁が認められることとなります。
盗塁の時の走塁妨害は?
では、打球の処理ではなく、盗塁の際にもあるのでしょうか。
もちろん、この場合も走塁妨害になるケースがあります。
例えば、1塁ランナーが2塁へ盗塁を試みた場合を例にしてみます。
2塁ベースへ向かっているランナーの進路に守備側の選手がいることがあります。
この場合でも走塁妨害に該当する場合と該当しない場合があります。
走塁妨害に該当する場合というのは、キャッチャーから送球が来ていないのに、守備側の選手がランナーの進路にいて、走者の邪魔をした場合です。
接触した場合でもそうですし、接触プレーがなくてもランナーが野手を避けるように迂回した場合も走塁妨害に該当します。
では、たとえ守備側の選手がランナーと接触をしても走塁妨害にならない場合というのは
キャッチャーからの送球を捕球してランナーにタッチしようとしている場合、または、その送球を取りに行こうとしている場合です。
このような場合は、走塁妨害にはあたりません。
公式サイトはコチラから!ランダウンプレーの時の走塁妨害は?
塁間でランナーをアウトにしようとして、2人の守備側の選手がランナーを挟み撃ちにするようなプレー
ランダウンプレーの場合にも走塁妨害に該当するようなケースが出てきます。
ボールも持っていない野手が、走路に立って、ランナーの進塁や帰塁を邪魔した場合です。
ランダウンプレーに参加した野手がボールを投げた後も走路に残ってしまった場合などが見られるケースです。
キャッチャーの走塁妨害は?
これで走塁妨害となる← pic.twitter.com/6MtVZlYJL3
— ひろ虎 (@hirotora1985) 2016年2月10日
キャッチャーの走塁妨害については、NPBでは2016年シーズンより導入されたコリジョンルールというのがあります。
これは本塁上でのキャッチャーとランナーの過度な接触プレーを減らし、選手の保護を目的として設けられたルールで
キャッチャーがボールを持つ前にランナーの走路をふさいで、ブロックする行為を禁じたものです。
このルールが制定されるまでは、キャッチャーは本塁上でホームベースへの進路を完全に塞ぐものでなければ、ブロックする行為が許されていました。
それは、緊迫した場面を出現させたことは間違いないですが、結果、ホームベース付近での接触プレーによる負傷者が後を絶ちませんでした。
しかし、ボールを捕球する際の動作で、止むを得ないものであったかどうかなど、判断に迷うことも多いようです。
ビデオ判定の対象になったりもします。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回は走塁妨害について見てきました。
もちろん、意図的に行われたプレーは少なく、ほとんどは、試合の流れのなかでやむを得ずそうなってしまった。
または、「うっかり」とそうなってしまった場合だと思います。
しかし、これらの場合でも、ランナーの権利を認めることで、試合の公平性を保とうとしたものだと思われます。
守る側としては、走塁妨害をとられないようにする注意というのも必要となってきますね。
こういった野球の規則については、こちらの公認野球規則で詳しく説明されています。
ルールブックで最近追加されたルールまでしっかりと書かれているので、オススメですよ。興味がある方はご覧になられてみては。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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