「サンドボールって本当に効果あるの?」「なんか投げにくいし、フォームが崩れる気がする…」
そう感じたことがある人、意外と多いのではないでしょうか。
柔らかくて重さがあるトレーニング器具として人気の“サンドボール”ですが、使い方によっては逆効果になってしまうこともあります。
この記事では、サンドボールのデメリットを中心に、注意点や対策、他の器具との違いについてもわかりやすく解説します。
サンドボールとは?特徴と用途
柔らかくて重い、中に砂が詰まったトレーニングボール
サンドボールは、ゴムや合成皮革などでできた柔らかいボールの中に、細かい砂やビーズが詰められた重たいトレーニング用のボールです。
投げても跳ね返らず、衝撃吸収性が高いため、怪我のリスクが少ないのが特徴です。
野球や陸上、リハビリ・体幹トレーニングにも使われる
• 野球:シャドーピッチングや体幹・肩周りの強化
• 陸上:投擲種目の基礎トレーニング
• リハビリ:肩や股関節の可動域改善
• 一般フィットネス:体幹・バランストレーニング
など、幅広く活用されています。
サンドボールの主なデメリット
日曜日の試合終わりでサンドボールと竹バットしようでのトスバッティング⚾️
芯に当てようとしっかり見てるやん(笑)
このおかげか、三遊間を抜く綺麗なヒットが出ました⚾️✨ pic.twitter.com/XLsaR41s5e
— たごてつ 大翔応援アカ (@moeyou06) November 17, 2021
投げ方を間違えるとフォームを崩す可能性
サンドボールは普通のボールと比べて「止まりやすく、重い」ため、自然なスナップ動作や回転をかけることが難しいです。
これにより、無理な投げ方になったり、フォームが崩れてしまう危険があります。
ボールが潰れてコントロールしづらい
柔らかくて変形しやすいため、投げる際に手から離れるタイミングがバラつきやすいという難点もあります。
結果としてコントロールが不安定になり、目的とする練習がしづらくなることがあります。
壁や床に当てると音や衝撃が大きい
サンドボールは弾まないとはいえ、重さがあるため壁や床に当てたときの“ドンッ”という音や衝撃はかなり強め。
自宅や集合住宅などでは、使う場所を選ぶ必要があります。
耐久性に個体差がありやすい(破れ・砂漏れ)
安価なモデルでは、使用を重ねるうちに表面が裂けて中の砂が漏れてしまうこともあります。
また、縫い目や継ぎ目が弱い製品は破損のリスクも高めです。
サンドボールが向いていない人は?
ウェイト
ストレッチサンドボール投げ
バランスディスク潰し下の二つは特にめちゃくちゃやり込んでから、メカニクスというより力の出し方が変わってきた気がする。
フォームは一切気にしないで、如何に強く鋭く出力できるか
#ネットは1番の練習相手 pic.twitter.com/1e0rzJaYNQ
— Tatsuma Ohkubo (@TatsumaBB2765) July 28, 2022
正しいフォームが定まっていない初心者
投げる技術が未熟なうちにサンドボールを使うと、体に不自然な力が入り、フォームが崩れやすくなります。
基礎フォームが完成していない人には、まずは軽いボールやシャドーピッチングがおすすめです。
球速や遠投を狙うトレーニング主体の選手
「速く投げたい」「遠くに飛ばしたい」という目的の場合、重さで動きが鈍くなりやすいサンドボールは適しません。
そうした目的なら、プライオボールやメディシンボールなど、弾力と反発力のあるボールの方が効果的です。
狭い室内や集合住宅での使用
前述の通り、サンドボールは音が大きく、床を傷つけるおそれもあります。
自宅で使いたい場合は、マットを敷くなどの防音・防傷対策が必須です。
デメリットをカバーする使い方と対策法
カメラをバットで殴られる😱
『おまっっ』(お前何しとんねん)それにしても、サンドボールは守備が楽チン楽チン😁
手首の怪我に注意しながらたまには良いですね💪#衝撃 #野球 #バッティング #6歳 #野球少年 #少年野球 #サンドボール #筋トレ男子 #筋トレ #トレーニング #成長記録 #1年生 pic.twitter.com/XJx8jKYArZ
— ジュタブログ (@Jutablog) May 21, 2020
軽めの重さから始めて慣らす
初めて使う場合は、500g〜1kg程度の軽めのサンドボールから始めましょう。
重すぎると動きがぎこちなくなり、怪我や変なクセにつながることも。
投げるより“押す・当てる”トレーニング中心に
フォーム矯正や可動域向上が目的であれば、「力強く投げる」よりも「壁に当てる」「体幹を使って押し出す」といった動き中心のメニューが効果的です。
フォーム確認用の鏡やカメラと併用
自分の動きを確認しながら行うことで、変なクセがつくのを防げます。
スマホで撮影して後からチェックするのもおすすめです。
防音マットや衝撃吸収材を使う
床や壁に直接当てないように、防音マットやクッション材を使いましょう。特に室内トレーニングでは必須アイテムです。
他のトレーニング器具との違い・比較
プライオボール vs サンドボール
• プライオボール:弾力あり、フォーム矯正や球速アップに有効
• サンドボール:弾まない、安全性重視、動作の確認に向いている
目的に応じて使い分けるのがポイントです。
メディシンボールとの違い
• メディシンボール:手渡しや体幹トレーニングに最適。重量感があり投げ合いも可
• サンドボール:片手でも扱えるサイズ感。投げる・当てる動作に特化
シャドーピッチングとの使い分け
• シャドーピッチング:無負荷でフォームを確認。初心者や回数を増やしたいときに最適
• サンドボール:軽負荷を加えながら、感覚とフォームを鍛える中級者向け
よくある質問(Q&A)
Q1. サンドボールはなぜ投げにくい?
柔らかく潰れる構造のため、指先でのコントロールが難しく、通常のボールのようにスムーズなリリースがしにくいからです。
Q2. フローリングで使っても大丈夫?
傷つく可能性があるのでNG。必ずヨガマットや防音シートなどを敷いて使うようにしましょう。
Q3. 手や肩に負担はかかる?
無理にスナップを利かせたり、重いボールを長時間投げ続けると負担になります。
使用前のストレッチ・フォームチェック・適切な重量選びが重要です。
おすすめはゼットのサンドボール
おすすめはゼットのサンドボールです。
値段もリーズナブルで重さも350gと450gの2種類あります。数も単品と6個セットの2種類販売されています。
ZETTは有名なメーカーなので安心して使えますね。バッティング練習だけでなく、レビューなどではリストや握力強化のトレーニングに使っている人も多くみられました。

その他にもサンドボールのおすすめなどを紹介している記事もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

まとめ:デメリットを理解して正しく使えば効果的
サンドボールは、正しく使えばフォーム改善や体幹強化にとても有効なツールです。
しかし、デメリットを知らずに使うと、逆にフォームが崩れたりケガを招くおそれも。
目的やトレーニングレベルに合わせた使い方を心がけ、無理のない範囲で取り入れるようにしましょう。
自分に合ったサンドボール活用で、効率よくパフォーマンスを高めていきましょう!
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