どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
バッティングの理論にも色々なものがあって、中には今までのセオリーとは違うけれども、よくよく考えてみれば理に関っているといったものもありますよね。
例えば、少年野球を始めたころから、スイングの際に腰を回しきることを教えられてきた方は多いと思います。
確かにそれはそれで、理屈があっている部分がありますが、理屈を分かった上で、さらに理論が拡がることがあります。
先ほどのスイングの腰の回転についてもそうで、ツイスト打法と呼ばれるものがあります。
このツイスト打法を身につけることでパフォーマンスを上げた選手というのもいて、難しいですが注目されているものです。
今回はそんなツイスト打法について紹介していきたいと思います。
目次
ツイスト打法とは?どんな打ち方?通常の打ち方とどこが違うの?
丸のツイスト打法やっぱり阿部から指導してもらったんだな。
ツイスト打法と言えば、私はミスフル世代だから牛尾御門のイメージだな。衝撃的すぎて小学生の頃めっちゃ練習したな😂 https://t.co/7wisHeRc8k pic.twitter.com/EKB3UDrArd— 屋富祖のぺどろ・まるちねす (@pedmaru) September 13, 2019
ツイスト打法とは上半身とは逆の動きを下半身がしてムチのような動きを実現する事だと元プロがテレビで解説しています。 pic.twitter.com/WWa7atGwAg
— seVen (@sevenislandsz1) September 12, 2019
ツイスト打法とは昔から本能的に行われていたもののようですが、実際に理屈が整理され脚光を浴びだしたのは、少し前で、読売ジャイアンツの阿部慎之助選手が活躍してからです。
ツイスト打法について説明する前に、通常の打ち方、スイングというのをおさらいしておきます。
通常のスイングでは、ピッチャーの投げる動作に伴って、重心が軸足に移動し、身体が少しねじれるような状態ができバットがトップに位置にきます。
ダウンスイングでは、ここから重心移動や腰の回転につられるようにバットが出てきて、ボールにアプローチしていき、インパクトを迎え、フォローに向かっていくということになります。
この間、トップからダウンスイング、フォローにかけて、腰の動きはバットと同じ方向に回っていくことになります。
ツイスト打法では、このインパクト直前から直後までの間、腰を中心とする下半身がそれまでと逆の動き、バットの回転に逆らうような動きをすることになります。
この時の腰の動きを、ツイストというダンスの中の動きになぞらえて、ツイスト打法と呼ばれるようになったのです。
ツイスト打法のメリットやデメリットは?
ツイスト打法のメリットとしては次のようなのがあります。
・腰の開きを抑えることができる。
・腰や下半身の動きを止める、逆にすることで、バットスイングに力を集中させることができる。
前者についてですが、タイミングを外されたときや変化球などへの対応がしやすくなります。
例えば、意識的にそのようなスイングをしようとしたものではないかもしれませんが、よく、泳ぎそうになって態勢をこらえて、そこからバットを出していってヒットにしてしまうといったシーンを見かけられたことがあるかもしれませんが、その動きに近いものがあります。
「開きそうになって、それを我慢することができた。」といった感じでしょうか。
それを意識的にすることによって、ピッチャーが投げるボールへの対応力を高めることができますし、遠いコース、外角のボールへも内側からバットを出してアジャストしやすくなります。
また、後者ですが、腰を中心とする下半身が回転しつづけることで、バットに伝わる力が減少してしまうことがあります。エネルギーが回転することによって逃げていくといった感じでしょうか。
それをツイスト打法によって、腰を中心とする下半身の動きが止まることで、そこまでのエネルギーを回転ではなく、バットのスイングに伝えることができるのです。
結果、バットが走る、力強いスイングができるということになります。
また、ツイスト打法のデメリットですが、まずは身体への負担が大きいことがあげられます。
逆の方向に腰をひねるわけですから当然かもしれません。また、今までのセオリーとは違うものになりますから、それまでのバッティングを崩すことになるかもしれません。
ツイスト打法を身につけるための練習方法は?野球の代表的な選手は阿部慎之助選手や丸佳宏選手?
【🔥#熱闘撮って出し🔥】#広島 戦#丸佳浩 選手は三回に〝ツイスト打法〟でセンター前ヒット。「わらにもすがる思いで始めてみたんですけど、ここまで結果が出ると思っていなかった。自分でもビックリしているというか…」だそうです(撮影・福島範和)#巨人 #ジャイアンツ #giants #サンスポ pic.twitter.com/XLpggSQTML
— 巨人情報@サンスポ (@sanspo_giants) September 13, 2019
では、そんなツイスト打法ですが、どのようにして練習すれば身につけることができるのでしょうか。
素振りでイメージを固めたら、ティー打撃やロングティーで実際にやってみることが基本となりますが、下半身を固定する、太ももの内側に力を入れるようなイメージで打ってみることも有効なようです。
厳密に下半身が止まったり、逆にくるっと回るわけではないかもしれませんが、それを意識して練習することが大切なようです。
それができるようになってくると、途中で腰の動きを止める、反動で反対にねじれるといった動きを身につればいいようです。
また、個性的な練習器具で有名なMFTでは、タフスライダーとモンスタースラッガーを組み合わせて素振りをすることで、ツイスト打法の感覚がつかめると紹介されていました。
そして、阿部慎之助選手以外にも、2019年、FAによってジャイアンツへ移籍した丸佳宏選手も、移籍後阿部選手からツイスト打法をすすめられて、取り組んだ結果、よくなった部分もあるようです。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はツイスト打法について見て来ました。確かに難しいものかもしれませんが、身に着けることができれば強い味方になりそうですね。
はっきりとしたツイスト打法とまではいかなくても、そこに詰まっているエッセンスを知るだけでも、バッティングのパフォーマンス向上に一役買ってくれそうです。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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