どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
2018年のドラフト会議も終わりましたが、今年は特に話題にのぼる選手が多かったような気がします。
毎年、この日に合わせて、注目の選手のドキュメンタリー番組も放送されるようになり、年々涙もろくなっていく自分を再認識させてくれます。
ドラフト会議自体もテレビ中継されるようになり、その視聴率も結構高いようです。
しかし、ドラフト会議が始まってから何時間も経ったテレビ中継には映らない時間に、名前が呼ばれる選手がいます。
育成ドラフトと呼ばれる枠で指名される選手達です。
そんな選手を含む育成選手について見ていきましょう。
育成選手とは?どんな制度?
フェリックス選手が投稿してくれとらす😭
しかもアイコンにまで…!嬉しい😭✨
期待の育成選手👏🏻
生で観たことあるけどストレート速かった😌 pic.twitter.com/diM8enzrbO— ゆりあ (@take18__10) June 3, 2022
プロ野球の世界の中で、育成選手の対極に位置するのは何なんでしょうか。
それが支配下選手です。
これは、球団が統一契約書に基づいて契約し、連盟会長の承認を得て公示された選手のことで
普段1軍の試合に出ているのはこの支配下選手です。
これは1球団70人に制限されています。
何故、制限されているのかは
きっと特定の球団がライバル球団に選手を持って行かれるのを恐れて自分の球団で囲い込んでしまうことを防ぐためだと思われます。
支配下登録されないと選手は1軍の試合には出れないのですが
それ以外にも育成目的の選手の枠を設けようということで、造られたのが育成選手という位置付けです。
育成選手という制度ができる前は、有力な選手を球団職員として練習に参加させて、そしてドラフトで指名するというような、ちょっとした抜け道がありました。
西武に入団した伊東勤選手や、中日に入団した大豊泰昭選手、阪神に入団した中込伸選手なんかがそうです。
それを防ぐためにも、設けられた制度とも言えます。
また、社会人野球の衰退を受け、プロ予備軍の選手の受皿を用意するという意味合いもありました。
一方では、支配下選手の枠をあけるために、怪我や故障中の選手等を支配下選手とするというような使われ方もします。
育成選手の数に縛りはありませんが、最近の状況を見てみると、ソフトバンクや巨人は育成選手を多く抱え、また一方、育成選手がいない球団もあります。
支配下選手の上限が設けられた目的のひとつは、選手の囲い込みを抑制することにあったと思いますが、やはりここでもそうようなことは起こっています。
育成選手と支配下選手との違いは?年俸や待遇とかってどんな感じ?
【≪ドミニカ出身の17歳育成選手/試合前フリーバッティング≫身体能力抜群の外野手】2022/05/21福岡ソフトバンクホークス/マルコ・シモン#144 (バシカ・KM 59)https://t.co/FDsPm7PyLM#sbhakws #福岡ソフトバンクホークス #プロ野球 #ドミニカ共和国 pic.twitter.com/xRXB0fBgOu
— リッツベースボールチャンネル (@RitzBaseballC) May 31, 2022
パッと見て、育成選手を見分ける方法は、その背番号を見ることです。
育成選手の背番号は3ケタの数字とするように決まっています。
従来は100番以降という条件でしたが、今は0から始まる3ケタの数字というのも可能となっています。
育成選手は、練習についての制限というのはありませんが、公式の試合への出場が制限されます。
出場できるのは、2軍の公式戦のみで、それも1試合に5人までしか出場できないことになっています。
1軍の試合に出ようと思えば、育成選手から支配下選手への登録が必要となるのですが、それは7月末まで認められます。
元は育成契約というのは3年を上限としていましたが、今はそれも撤廃されています。
育成選手の待遇面ですが、育成選手については、入団時の契約金というのはありません。
その代わり、支度金という名目で金銭が支払われるのですが、標準額は300万円とも言われています。
また年棒については支配下選手の下限が440万円と定められているのに対して、育成選手の場合は240万円となっています。
まあ、ほとんどの選手の年棒は300万円台だと言われています。
育成選手から駆け上がって成功した選手ってどんな選手がいるの?
育成選手出身として、最初に1軍の主力に成長したのは、巨人の山口鉄也投手でしょう。
2007年に育成選手出身として初めて勝利投手となると、2008年には育成選手出身として初の新人王にも輝いています。
そして、その後の活躍はみなさんがご存じのところです。
また、最近ですと、やはりソフトバンク勢が目立ちます。
2017年のWBCで世界から注目を集めた千賀滉大投手や甲斐キャノンという言葉まで産まれた甲斐拓也捕手は、ともに育成選手出身ですが
今や日本を代表するバッテリーとなっています。
その他にも、ロッテの岡田幸文選手や、巨人の松本哲也選手なんかも育成選手出身です。
まとめ
育成選手制度を巡っては、リハビリ中の選手や2軍での選手不足のためにブルペン捕手等練習の補佐役的な存在だった元選手を登録するなど
当初の目的とは違った使われ方をしている部分もあるかもしれませんが、より多くの野球選手にNPBの選手として活躍するという夢を叶える場を作っているという面もあると思います。
現に、どこからもドラフト指名されずに育成選手としてプロ野球人生をスタートした巨人の山口鉄也投手は2006年に育成選手として入団してから2018年に引退するまでの間に
年棒が240万円からスタートして最高3億2千万円までいったと言われていますから、まさしく夢のある話ですよね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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