どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
最近の野球では細かいデータを駆使するのは当たり前になってきました。
データの分析の仕方もどんどんマニアックなものになってきて、色々な角度から選手のパフォーマンスや試合への影響などがわかるようになってきました。
大リーグでは既成概念にとらわれず、データに基づいて選手を集めて成功した例などもありました。
そんな、日本でのデータに基づく野球の先駆けがID野球と呼ばれるものでした。
今回はそんなID野球について紹介していきたいと思います。
目次
ID野球とは?シンキングベースボールの一種?そもそもシンキングベースボールとは?
ID野球のIDとは、「Important data」の略で、野村克也元監督が広めたものです。簡単に言ってしまうと、データを重要視する野球ということになります。
ID野球と似た言葉にシンキングベースボールという言葉があります。
直訳すると「考える野球」といった感じになると思います。
シンキングベースボールという言葉からわかるように、元々、この考え方を日本に持ち込んだのは、かって南海ホークス(今の福岡ソフトバンクホークス)でプレーし、その後、コーチに就任したドン・ブレイザー氏でした。
それまでの、根性論だけでなく状況を考えながら野球をしていくというもので、当時はまったく新しいもものでした。
そして、これを全面的に取り入れようとしたのが、南海ホークスの監督兼選手に就任した野村さんでした。
なので、後にID野球の恩人とブレイザー氏のことを評していました。
ID野球は野村ヤクルトで始まった?古田敦也選手はID野球の申し子?その他にID野球と言えば?
めっさ迷って迷ってこれ買うた🎵
ID野球の申し子著
面白そうやねぇ🎵 pic.twitter.com/xXkgq10w3c— TOMO (@clear_2744) May 16, 2015
野村克也氏のID野球が華を開いたのは、今の東京ヤクルトスワローズの監督に就任してからでした。
それまでとは違って、攻撃でも守備でも緻密なデーター分析に基づいて選手起用や作戦が立てられ、ヤクルトを日本一に導きました。
そんな野村監督の影響を最も受けてID野球の申し子と呼ばれたのが、古田敦也捕手です。
古田捕手は野村監督の就任と同時にドラフト2位で入団してきたばかりのルーキーでしたが、捕手出身の野村監督の指導の元、リードや守備、そしてバッティングでも大活躍をし日本を代表する捕手となりました。
野村監督時代のヤクルトでは、試合前のミーティングが、当時としては極端に長かったと言われています。
それも野村監督が、ホワイトボードも使って解説する内容を、選手が一生懸命メモをとるという独特のものだったようです。
それまでのミーティングと言えば、ごく短いもので精神的な部分も多かったようですから画期的だったようです。
また、野村監督の元では古田敦也捕手以外にも多くの選手やコーチが育っています。
例えば、後に東北楽天ゴールデンイーグルスや東京読売ジャイアンツ、埼玉西武ライオンズなどで作戦面を担当するコーチとして活躍した橋上秀樹さんなども現役時代から野村監督の影響を強く受けた一人でした。
野村ID野球に対するのは落合オレ流?
元中日ドラゴンズ監督・ゼネラルマネージャー
落合博満 講演会2020
オレ流野球の真実、決断と見守る力、本物のリーダーとは📅2020/2/8(土)
🕋神奈川県民ホール 大ホール
⭐質疑応答・プレゼント抽選会あり🎫先行受付中⚡https://t.co/DrP18orRuX pic.twitter.com/RFTSGVuPAY
— 楽天チケット (@RakutenTicket) December 23, 2019
ID野球を代表する監督として野村監督を紹介してきましたが、個性的な監督と言えば、落合博満監督をあげることができるでしょう。
野村監督のID野球に対して、落合監督の「オレ流」と称されたりもします。
落合監督時代の中日ドラゴンズは8シーズンで4度のリーグ優勝、そして8シーズン全てでAクラス入りという輝かしい戦績でした。
その根底には鍛え上げた選手やコーチを信頼する、という考え方が流れていました。
野村監督や落合監督の二人の監督ぶりは?
野村監督と落合監督、対照的なようですが、どちらも選手時代は3冠王に輝く名選手でした。
ただ、どちらも入団当時から華やかなスポットライトを浴びていたのではないというもの共通するものかもしれません。
また、どちらも、名選手として実績を残した後も、誰からも愛されるスター選手ではなく個性的なスタイルはそのままでした。
ですから、監督時代も華々しい成績を残しつつも、周囲との仲が悪かったことがあったのは、仕方がないことかもしれませんね。
「ID野球」と「オレ流野球」は、一見対照的にも見えますが、ベースにあるのは、独自の野球観に基づく選手への信頼だったように思います。
現に、それまでは芽が出なかった選手や他のチームで活躍できなかった選手で、両監督の下で輝きを見せた選手は沢山います。
ID野球の色々な著書を紹介!
2019年9月7日に読了!
2019年279冊目。
『ID野球の提唱者が明かす! 運の正体』(野村克也/著)
野村克也さんがプロ野球人生を通して得た「運の引き寄せ方」について語った本。
運は突然良くなるのではなく、チャンスに向けて事前に準備を重ねてきたときに運がやってきます。#読書記録 #自己啓発 pic.twitter.com/3wA2Kug9VG— 野見山ともたか 「声もいい男」研修講師 (@nomitomo) September 7, 2019
ID野球に関して色々な著書がありますので紹介しておきます。
ID野球の提唱者が明かす!運の招待
この本の内容は「ツキ」や「流れ」は、理をもって呼び込めることを、野村氏がプロとして検証し、その先を突き止める。
理を持って運を呼び込むための「野村の運」の書と言う内容の本です。
運をつかむには、日ごろに努力をして、チャンスが来た時に生かせるようにするよう心掛けておくことが大事と言うことを考えさせられる本。
実際に読まれた方の、評価も高く、読みやすい。ためになる。
野村氏の考え方はわかりやすく、共感性が高い。
と高い評判でした。
野村ノート
楽天をクライマックスシリーズへと導き、その指導力をあらためて証明してみせた野村氏の選手や監督として50年にわたる球界生活で得た原理原則を綴ったメモ。
人と組織を変えるにはどうすべきか、リーダーが変われば人と組織はこれほどまでに変わるのか?が綴られた本となっています。
野村元監督がどのように考え監督をしてきたか、野球ファンなら楽しめ、売れた理由も解る。
野球論がすごい。おもしろい。
などとても高評価で、野村氏のベストセラー本と言っても過言ではない本でしょう。
なぜか結果を出す人の理由 (集英社新書)
同じ努力をしていても、なぜ差がつくの?
という考えに基づき書かれた著書、凡人が結果を出すための極意で田中将大をはじめ数々の名選手を育ててきた智将だけが知る、正しい努力とまちがった努力の違いが紹介されています。
口コミや評判も、その野村克也氏の集大成といった一冊がこの本で、いかに結果を出すか、いかに人を育てたのかということを中心に「いかに生きるか」が記述されたとても良い本と紹介されています。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はID野球について見てきました。
元々は野球に限らずアスリートって本能を鍛えて、そしてそれを活かして勝負していくようなイメージがありますが、確かに作戦面や個人レベルでの駆け引き以外でもレーニングなどでも科学的な解析が進んできました。
その結果、パフォーマンスがあがっているのは事実です。
ID野球にしても、今は当たり前になってきた部分がありますよね。
勝負に徹するには必要なことだと思います。
本もためになって、おすすめなので、ぜひ読まれてみては。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
コメントを残す