どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさん、いきなりですがドアスイングってわかりますか?
スイングするドアじゃないです。ドアスイングです。
ぶろ太
バットを振るスイングです。子供のころ野球を始めて、誰にも教えられずにバットを振ると、このドアスイングになることが多いようです。
ひょっとして、プロ野球選手でもそうだったかもしれません。
今回はそんなドアスイングについて見ていきましょう。
そもそもドアスイングとは?どんなスイング?
『スタントン選手の打撃フォーム』
トップからの切り返しから、トップハンド側の肘を体の内側に入れてくるので(肩の外旋)、ヘッドが体から早期に離れる「ドアスイング」になりやすい! pic.twitter.com/PzuaIRs5SY— スポヲタ (@supowota) April 16, 2022
ドアスイングとは
スイングの早い段階から腕が伸びた状態で、スイングしてしまうことです。
腕の付け根や身体を軸の中心として
ちょうどドアが開け閉めされる時のような感じなのでドアスイングといいます。
バットを握ったばかりの子供や、あるいは野球をあんまりやったことのない方
例えばバッティングセンターなんかに遊びに来ている女性とかはわりかしドアスイングになっていたりします。
ドアスイングになる原因は?バッティングに影響はあるの?
完全復活となるとね。左肩の入りがまだキツい。油断すると入り過ぎて始動が遅れ、腕に頼ったドアスイングになる。
上半身の動きを小さくして下半身主導にし、腕じゃなく捻転差で上半身を動かしてインサイドアウトへ繋げたい。
レフト方向へ回転で、逆方向へは押し込んで本塁打を打ちたいね。 pic.twitter.com/Gl6KDapUMP
— 通 (@tsuu_art) April 29, 2022
ドアスイングになってしまう原因は
バットの軌道と腕や下半身を中心とした身体の使い方にあります。
通常のバットスイングの場合は、肩口でグリップを構えた状態から下半身主導の身体の回転にそって、徐々に腕が伸びていく形になります。
そして、インパクトのあとからフォローにかけて、腕が伸びきったような状態になります。
これに対してドアスイングになる場合を見てみると、腕の使い方を間違えているため
比較的スイングの初期の段階から、腕が伸びしかも
いわゆるヘッドがさがった状態でスイングをして、ボールに当てにいってしまいます。
しかも、下半身が使えていなくて、腕だけでバットを振ろうとすることにより、この傾向が助長されます。
では、ドアスイングの状態では、バッティングにどんな弊害があるのでしょうか?
まずバットの軌道についてですが、ボールに対して外からアプローチしていく形になります。
よくプロ野球中継の解説などでも耳にされることがあるかもしれませんが
バッティングの基本はボールに逆らわないこと
具体的には、右バッターを例にとると外角のボールは
右中間かライト方向へ、真ん中のボールはセンター中心に、内角のボールは左中間からレフトへといった感じです。
しかし、ドアスイングだと、全てのボールに対して外からアプローチしていくので、これができなくなります。
外角のボールは、引っかけてしまい、内角のボールは引っ張り込んでファールになってしまう、ということになります。
そして、ボールに伝えるパワーについても弊害が生じます。
どうしても腕の力に頼ったスイングになってしまうため
大きな筋肉のついている下半身のパワーをボールに伝えることができません。
しかも、バットのヘッドが下がっている状態になるため
弱々しいポップフライになってしまうこともよくあります。
そして、早い時期から腕が伸びた状態でボールに当たってしまうので
ボールに当たる直前からバットを加速させていく動き
いわゆるバットでボールを押し込むようなスイングができないのです。
強い打球を打てるバッターというのは
この最後の一押しでボールを飛ばしていきますから
いくら強く振っている状態でも、いい打球は飛ばなくなってしまいます。
ドアスイングの直し方ってあるの?改善や矯正方法は?
バッティングは色々なので必ずしも正解ではないですが、長男のドアスイングの原因はトップ以降もボトムハンドが伸びたままスイングしていたのが原因でした(おそらく)。
トップハンドが伸びたままだとバットが遠回りして後ろに残されたままになるんですね。 pic.twitter.com/v3jQGmEB7Z
— 野球お父さん@学童野球父コーチ (@baseballnotiti) April 13, 2022
ドアスイングの矯正の仕方としては、いくつかの方法が言われています。
例えば、壁際でのスイングです。
これは、壁や塀、フェンスなんかから腕をたたんだ状態で、ぎりぎりスイングできるかという位置に立って素振りをするんです。
そうすることによって、腕を伸ばしてスイングすることができませんから
腕をたたんだまま、身体の回転で打つ動作を身体に覚えさせる目的で行われます。
また、ボールの外を叩いてしまうのが、このスイング大きな弊害のひとつですから
ボールの内側を叩く意識を持たせることが大事です。
例えば、ボールを置いてするティーバッティングなどでも
マーク等の目印を内側に向けてあげて、そこを打つつもりでスイングさせたりするのもいいと思います。
そうすることで、自然とボールの内側からバットが出てくるようになりますから。
あとは、下半身から動かしていく動きを常に意識させることが大事です。
子供なんかだと、スイングの時にトップの状態でバットの先を持って固定してあげて
ステップして、腰を回していく動きを覚えさせるのもいいでしょう。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はドアスイングについて見てきました。
反対方向に強い打球を打てるというのがいいバッターの条件のひとつでもあります。
それには、このドアスイングは大敵には違いないですが、みんなスタートはそうだと思います。
それを矯正するのには、特段、素質のようなものが必要なわけではないですから
普段の練習等から意識をしていけば、なおらないものではないと思います。
大事なことは、下半身主導でバットを振る、身体の内側からバットを出す、ヘッドが立った状態でインパクトを迎えるといったことです。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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