どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球界で一昔前には聞かれなかった言葉のひとつに「スーパーサブ」というのがあります。
サブという言葉からは「控え選手」といったイメージが湧いてくるかもしれませんが、単なる控え選手ではないです、スーパーですから。笑
ではスーパーサブとはどんな選手のことを言うのでしょうか、見ていきましょう。
スーパーサブとは?サブとの違いは?
スーパーサブから絶対的レギュラーへ福田秀平
“鈴木を呼んでよかった”と思ってもらえるように鈴木大地 pic.twitter.com/VFycEHr2SM— まぇぽん (@clm_4118) March 7, 2020
スーパーサブって言われると、野球やサッカーなど、いろんなスポーツで聞かれますよね。
そんなスーパーサブやサブ(控え選手)との違いってどんなものでしょうか。
サブ(控え選手)と言うと、レギュラーを取れない選手といったイメージだと思います。
例えばレギュラー選手が何かのアクシデントで出れなくなった場合などに備えるためにベンチに置いておく選手といった感じでしょうか。
控え選手はあくまで控えであって、レギュラー選手に何かアクシデントがなかった場合は、出場することはめったにありません。
あくまで「有事の際の備え」です。これに対して
スーパーサブというのは、戦略的にここぞという勝負所で投入されるためにベンチで控えています。
サッカーで言えば「ジョーカー」と呼ばれる選手に近い存在かもしれません。
試合展開の中でそういう場面が来れば、レギュラー選手に代わって出場することになります。
ですから、ただのサブではなくてスーパーサブなんです。
ぶろ太
野球においてスーパーサブはどんな選手?
➡カープ菊池涼介×西武源田の『高速ゲッツー』絶賛!「ショート坂本のサブではもったいない」【侍ジャパン】-https://t.co/lwDA35sIfM
※ショートは巨人坂本の起用が濃厚で、源田はスーパーサブとしての役割が増えそうだが『菊池涼介×源田壮亮の二遊間』をサブにしておくのはもったいないという意見も pic.twitter.com/os98zTDVCr
— かーぷぶーん⊂( ●▲●)⊃ (@carp_buun) July 26, 2021
では、野球においてのスーパーサブとはどんな選手なんでしょうか。
まず、攻撃の場面を見ていきましょう。打撃ではなんといっても代打です。
「代打の神様」と呼ばれる選手が時に出現しますが、そんな選手です。
ここ一番の勝負どころで出てくる。
投手等の打撃が特に弱い選手だけではなく、レギュラーとして出ている選手に代わって出てくることもあります。
主にビハインドの状態やここで点数が入れば試合を決めることができるといった状況、ランナーを置いた場面、つまり打点がつく状況で出てくることが多いです。
一打逆転といった痺れる場面で名前がコールされ、大きな歓声を受けながらバッターボックスに入ります。
また、走塁面での代走というのもスーパーサブと呼んでいいと思います。
それも、ただ単に足の遅い選手や試合の行方が見えていてレギュラー選手を休ませるための代走ではなくて
例えば1点ビハインドの状況でランナー2塁で1本のシングルヒットで絶対にホームまで帰ってくるなどです。
もっと極端な例では、1塁ランナーに代走として出て、相手が警戒している中でも必ず盗塁を決めないといけないと緊迫した場面で登場することも多い。
守備を見ていくと、後半の守備固めとして起用される選手がいます。
リードしている場面で守備のスペシャリストとして登場してきます。
これも代走と同じでレギュラー選手を休ませるためとかではないです。
守備固めというと守りのイメージですが、守備における攻撃的な起用といっていいと思います。
投手では、リリーフピッチャーもスーパーサブと言えるかもしれません。
先発ピッチャーにまだ余力があっても、より勝つ確率を高めるために登場するリリーフピッチャーです。
クローザーやセットアッパーと呼ばれる位置づけの選手の他に絶対的なワンポイントピッチャーもスーパーサブと呼んでいいと思いますし
日程の都合などでどうしても先発ピッチャーが足りない時に登場し、ある程度のイニングをこなしてくれるピッチャーもスーパーサブと言えるでしょう。
プロ野球でのスーパーサブの選手は?
#読売ジャイアンツ
平成16年に椎間板ヘルニアを発症し手術を受けた #木村拓也 は徐々に出場機会を減らす。出場機会を求めてトレードを志願、平成18年巨人に移籍、欠場するレギュラー陣の穴をそつなく埋めるスーパーサブの活躍を見せ「タクがいないと思うとゾッとする」と原辰徳監督に言わしめた。 pic.twitter.com/NvmNcwDuT3— 野球野郎ぜ (@ya9_yarouZ) April 10, 2022
では、最近のプロ野球選手でスーパーサブと呼ばれた選手にはどんな選手がいたのでしょうか。
リリーフピッチャ―の地位が確立されつつある投手を除いた攻撃面で見ていきましょう。
まずは打撃ですが、近年の阪神には打撃の神様と呼ばれる存在が必ずといっていいほど控えていました。
八木裕選手から始まり桧山進次郎選手、そして今年は原口文仁選手です。
それぞれレギュラーをとってもおかしくない実力を持ちながら代打として活躍していました。
また、原口選手の場合は捕手もできるとあって存在感をより強めています。
それぞれ、代打の成功率が高くて、しかもここ一番という場面で必ず打ってくれるという期待感に球場全体が包まれます。
次に走塁ですが、引退しましたが、巨人の鈴木尚広選手が印象に残っています。
終盤の緊張して場面で、どこで鈴木選手を代走に使うのかというのが、監督の腕の見せ所でもありました。
鈴木選手が塁上にいるだけで、相手は緊張感が高まりミスの確率も増えるため間接的な貢献も大きかったと思います。
少し変わったところでは、流行語にもなったのがソフトバンクの城所(きどころ)選手です。
俊足強権で守備範囲も広い城所選手は守備のスペシャリストとして起用されていましたが
「キドコロ待機中」というロゴがプリントされたTシャツといったグッズまで販売されていて、なんとなく語呂がいいこの言葉と併せてブームになったりもしていました。
大リーグのイチローもTシャツを着用していたぐらいです。
そんな城所選手、先発でも起用された16年の交流戦で15試合に出場し、5本のホームランを打ち、みごとMVPを獲得していますから、まさにスーパーサブと呼んでいい選手です。
まとめ
以上、スーパーサブについてみてきましたがいかがだったでしょうか。
もちろん、圧倒的なパフォーマンスを誇るスーパースター級の中心選手には劣るのかもしれませんが
その実力・貢献度ではレギュラークラスの選手にも劣らない選手と言えると思います。
分業制が確立され、より勝つ確率の高い方法をとっていく現在の野球においては、スーパーサブと呼ばれる選手がいるかいないか。
そしてそのスーパーサブの使い方が勝負の行方を左右するのかもしれませんね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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