どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
革の臭いがする新品のグローブが手元に届くと、いつも子供のようにワクワクしますよね。
しかし、実際には多くのグローブは、そのままでは使用することはできません。何故ならば、単純に新品のグラブは固いからです。
手を入れて簡単に開けたり閉じたりはできません。
今は、即戦力に近いグローブも販売されていますから、一概には言えませんが、いいグローブを程しっかりとした作りとなっていますから、自由に開閉できるようにする必要があります。
そして、ただ柔らかくなればいいというわけではなく、手に馴染んで、しっかりと捕球できるものにする必要があります。
そのために、仕上げていく、型をつけていくことが、グローブを活かすことになります。
今回はそんなグローブ型付けについて紹介していきたいと思います。
目次
グローブ型付けとは?目的は?揉みや叩きがある?
新品のグローブは、固いというのは皆さん、ご存知だと思います。
強い打球を処理して、しかも手を護るためには、グローブ全体にもそして捕球面にも強さが求められます。
結果、グローブにはある程度の厚みや強度が必要となってきます。
そして、グローブは、製造段階では、開閉のためのクセ、型のようなものは作られていません。
また、ボールが収まって逃げないようにするためには、そのための場所を作ってあげる必要があります。
そのために必要となるのが、グローブの型付けになります。
自由に開閉できるようにするといことと、それと同時に捕球しやすくすることが、その目的となります。
ある意味、いい型がついてこそ、はじめてグローブに命が宿るといっていいような気がします。
グローブの型付けは、ある程度お店でもやってくれますし、自分でやることもできます。
お店や職人さんによって独自のノウハウがあったり、そのグローブのもつ革質などに応じて方法が違ったりもしますが、基本となるのは、揉みや叩きといった作業です。
これらはグローブの革を柔らかくしたり、伸ばしたりするためのものですが、叩くためのハンマーもあります。
グローブ型付けの種類は?
グローブ型付け楽しいわ!
手揉みと叩きとボール使って✨ pic.twitter.com/m7vfqw0lv9— ロッキー (@umajin0402) July 19, 2019
ではグローブの型付けにはどのようなものがあるのでしょうか。代表的ないくつかの型付け方法を紹介していきます。
湯もみ型付け
湯もみ型付けの元祖は、あのこだわりのグローブ、スラッガーでお馴染みの久保田スラッガーが始まりだと言われています。
簡単に言うと、お湯に浸すことで、グローブの革を柔らかくして、その間に開閉するためのクセや型をつけていく方法です。
即効性があると同時に熟練の職人によって作業がなされた場合は、しっかりとした型をつけることができます。
もちろん、グローブによって、革の種類によっては、湯もみ型付けに向かないものもありますし、適した湯の温度というものもあります。
また、湯もみ型付けの場合は、長い時間をかけて型をつけるわけにはいきません。
やはり水分は、グローブに使われている革にとっては大敵でもありますかた、一瞬が勝負といっていいような感じです。
湯もみして型付けられた後は、乾燥させることになります。
乾燥にも、自然乾燥や機械乾燥といったものがあり、それぞれ使い分けられることになります。
デメリットとしては、やり直しが効かない、失敗が許されない面があったりすることはもちろんですが、色滲みやシミがついたりすることもありますし、水分による革へのダメージというのも考えられます。
手もみ型付け
先ほどは、湯に浸して革を柔らかくする湯もみ型付けについて紹介しましたが、その対極にあるといっていいものが、手もみ型付けです。
手もみ型付けは、その名前の通り、手で揉んだり叩いたりすることで柔らかくしていく方法です。
色んな部分を揉んだり叩いたりするわけで、グローブが本来持っている型が崩れたりしないか心配されるかもしれませんが、一般的にグローブは、親指と小指の芯さへしっかりしていれば、あとはある程度柔らかくしても大丈夫な構造になっています。
そして叩いたり、ボールをぶつけたり、キャッチボールをしながら徐々に使いやすいグローブに仕上げていくことになります。
湯もみ型付けほど一気に柔らかくなりませんが、時間をかけて大事なグローブを仕上げていくことができますし、水分による革へのダメージを心配する必要がありません。
手もみ型付けの際、ハンマーの他に、革を柔らかくする成分が含まれているオイル等を使用したりもします。
スチーム型付け
スチーム型付けは、スチームで蒸すことによって革を柔らかくしながら型付けを進めていくことです。
湯もみ型付けに似ている部分もありますが、湯もみ型付けほどには柔らかくなりません。
キャッチボールが出来るぐらいにまで仕上がるようですから、あとは、自分で仕上げていくことになります。
湯もみ型付けと同じでスチーム型付けも革が軟らかい間に型をつけていく必要がありますから、あらかじめどのような型を作るのかといったことも含めて作業していく必要があります。
ポケット位置は?グローブの保管方法は?
では、次にグローブ型付けで大切な作業で、グローブのキャラクターを決めるポケットについて見ていきます。
一般的に次のようにわけることができます。
スタンダード
スタンダード型はその名の通り、最も一般的な型です。
ポケットの位置は手の平からウェブの下あたりにあり、全部の指をバランスよく使って、確実にボールを捕球するのに適しています。
野球を始める子供達の場合も、このような型、ポケットが適していると言えるでしょう。
ボックス
ボックス型は特に外野手に好まれる型です。
外野手に求められるものとして、確実に捕球する、そして一度グローブに収まったボールが出ていかないということがあげられますよね。
それに適したグローブにするための型といっていいでしょう。
手の平中央部分に深いポケットをつくって、それを包みこむように捕球していきます。
通常だと小指を入れる部分に、小指と薬指2本を入れて使ったりすることがあるのも、そのためです。
いわゆる土手の部分のしっかりさを残し、親指や小指に力が入りやすい、そしてその部分で曲がり安いようになっています。
フレックス
フレックス型は内野手用のグローブによく見られる型です。
内野手に求められるのは、確実な捕球とともに、素早い送球のために握り替えがスムーズに、スピーディーに行えることがあります。
そのため、ポケットは浅めで、場所しては、ウェブから人差し指から小指の下あたりに作ります。
そして、外から包み込むというよりも、親指と4本の指の根本で抑え込むといった感じの捕球ができるようなクセをつけていきます。
型付けをしている際には、グローブの捕球面にボールなどを入れておくことといいでしょう。
また、型付けが終わった後も、グローブの保管方法にも注意が必要で、やってはいけないのはグローブを横に置いてしまうことです。
それによって、グローブの腰がへたって、ポケットが崩れて、ペチャンコになってしまうのです。
これを避けるために、グローブの捕球面を下に向けて置いておくこと。
グローブ型付けにおすすめのグッズを紹介!価格や口コミや評判は?
では、グローブを型付けする際に使われるグッズについて、おすすめのものについて、価格や口コミ、評判などを紹介していきます。
ザナックスグラブハンマーBGF21
最初はザナックスから出ているトンカチ型のハンマーです。
トンカチ型をしていて、柄の部分を持ってグラブを叩くことができます。
サイズは20センチ×34センチとなっていて、叩く部分の直径は6センチぐらいのようです。価格の方は2,190円となっていました。
購入された方の声として、「ちょうどいいサイズ、重さで使いやすい。」といったものが寄せられていました。
ミズノプロレザーケアクリーム1GJYG50000
次はミズノから出ている、革に柔軟性を与えるためのクリームです。
革を柔らかくするために、全体的に薄く延ばして塗っていくようで、実際に手を入れて、作りたい型をイメージしながら使っていくようで、ハンマーで叩くポケット部分にも最適なようです。
価格の方は、1,650円となっています。
「新品のグラブを早く使えるようにするには、これがいい。」という声がありました。
ハタケヤマリキッドオイル
次は、ハタケヤマから出ているスプレー状のものです。
型付け用のオイルということで、革を柔らかくするのに用いるのですが、浸透性が高いもののようです。
グラブ等の捕球面やヒンジ部分ウェブ周りに塗布し、揉む、叩くことで、柔らかくなるようです。
「一度に大量に塗布してしまうと、型くずれの原因となります。数回に分けてご使用ください。」という注意書きがあるぐらいですから、効果は期待できそうです。
価格は、1,740円という価格で、「スプレー式で使いやすい。」ようです。
ハイゴールドグラブソフナー
スプレータイプの柔軟剤をもう1つ紹介しておきます。
ハイゴールドのグラブソフナーです。
「革にやさしい!潤うのにシミにならない!新しいグローブの型付けに最適!」と紹介されています。
新しく購入したグローブの型付けにいいようです。
価格の方は、1037円となっていました。
「シミにならないのが最大の利点」といいう感想がありました。
ミズノネオストロングオイル
最後にグラブの保革オイルを1つ紹介しておきます。
ミズノから出ているネオストロングオイルです。
グラブは型をつけることもそうですが、同時に革を保護してあげることが大切になってきます。
そのためのクリームタイプのオイルになるのですが、グラブ以外の革製品にも使えるようです。
価格については、965円となっていました。
ミズノネオストロングオイルに対してカスタマーレビューでは、平均で星4.4うち星5つが60%という高い評価を得ていました。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はグローブ型付けについて見てきました。
もちろん、お店で専門の職人さんに、しっかりとした型をつけてもらうのも、確実ですし、いいと思います。
また、一方、自分のグラブを手間暇かけて作り上げていくのも、また楽しいような気がしますよね。
そのためのグッズも色々ありますから、一度、チャレンジしてみてください。
コメントを残す