どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんランダウンプレーってわかりますか?
塁と塁の間で、ランナーが二人の野手の間で挟まれて、追いかけっこのようになってしまうプレーのことです。
ぶろ太
英語で書くと「rundown play」と書きます。
一見すると簡単そうに見えますが、実はこのプレー案外難しいですし、けっこう野球のエッセンスみたいなものが詰まっている部分もあるんです。
では今回はそのランダウンプレーについて見ていきましょう。
目次
そもそもランダウンプレーとは?どんなときに起こる?
問題のランダウンプレー(°_°) pic.twitter.com/1M6HegBoVE
— やさか (@endesky) May 22, 2021
ランダウンプレーとは、冒頭で少し説明させていただきましたが
野球において守備側のプレーで塁間にいるランナーをアウトにしようとするプレーのこと
簡単にいうと
塁と塁の間で、ランナーが二人の野手の間で挟まれて、追いかけっこのようになってしまうプレーのこと
狭殺(きょうさつ)プレーともいいます。
では実際ランダウンプレーってどういう場合に起こるプレーなんでしょうか?
例えば、後ろの塁が詰まっていない時に、先の塁を狙ったランナーがボールの位置等から
「このまま先の塁に行っても間に合わない、アウトになってしまう。」と判断した場合に、先の塁を狙わずに後ろの元いた塁に戻ろうとします。
そのまま、無事に元の塁に戻れればいいですがボールが返ってきて、元の塁にも戻れなくなってしまって塁間で挟み撃ちにあってしまったということがおこります。
ここで繰り広げられる守備側のプレーのことをランダウンプレーと言い
日本語では、ランナーを挟むことから文字通り「挟殺プレー」と言ったりします。
ランナーを挟んだ野手は、ランナーを追いかけたり、ボールのやり取りをしながら、ランナーとの距離を縮めて
あるいはどちらかの塁の方へ追い込んで、最後はボールを持った野手がランナーにタッチすることでアウトが成立します。
ランダウンプレーの難しい動き!
【#宜野湾キャンプ】
自らも中に入って、
ランダウンプレーの指導を行う#石井琢朗 コーチ✨#baystars#サンスポ(撮影・荒木孝雄) pic.twitter.com/w8kxw6zAfN— ベイスターズ情報@サンスポ (@sanspo_baystars) February 7, 2022
一見簡単そうに見えるこのランダウンプレーですが、実はプロでも時々ミスをしてアウトにできないことがあるんです。
ケース1.ランナーを追いかけすぎる!
どういうミスかと言うと、よく見られるケースの1つが、片方の野手が追いかけすぎて結局タッチできずにどちらかの塁にランナーを到達させてしまうといったケースです。
元いた塁にランナーが返るだけならまだしも、先の塁にランナーが到達したりしたら最悪のケースです。
3塁と本塁の間のランダウンプレーなら失点に結びついてしまいます。
ですから、ランダウンプレーの基本は元いた塁、後ろの塁側にランナーを追い込んでいくことだと言われています。
ケース2.ランナーに送球が当たったり送球、捕球ミス!
あと、ランナーに送球が当たってしまう、あるいは送球ミス、捕球ミスをしてしまうといったケースがあります。
野手もランナーを追い込みながらの素早い送球が必要となりますし、ランナーも勿論走っているわけですから
時には送球がランナーの背中等にあたってしまったり、ランナーが気になってしまって捕球できないこともあります。
ミスを防ぐための練習やコツ!
ランダウンプレー(挟殺プレー)の練習!
※新型コロナウイルス感染拡大予防に伴い、練習見学はいただけません。#神奈川フューチャードリームス#0418神奈川開幕 #BCリーグ pic.twitter.com/1G3VJYywoB— 神奈川フューチャードリームス【公式】 (@k_futuredreams) March 25, 2020
ミスを防ぐには、普段から走りながらのスナップスローの練習等が必要になりますし
ランナー越しに野手がボールのやり取りを行うのではなく、どちらかの野手が少し位置をずらして送球がランナーに重ならないようにする必要があります。
その方が、受ける側の野手にとってもボールの出所が見やすいですから捕球が確実になります。
ランダウンプレーを巡るルール解釈
このランダウンプレーに関するルールについて見ていきましょう。
よくある問題の1つが、1つの塁に二人のランナーがいるという状態になってしまう場合です。
どんな場合かと言うと、例えば、ランナーが2、3塁にいて3塁ランナーが3塁と本塁の間で挟まれてランダウンプレーが発生したとします。
この場合、2塁ランナーは3塁ランナーが3塁と本塁の間でアウトになるのを見越して先の塁である3塁へ進塁を試みます。
しかし、3塁と本塁の間で挟まれていたランナーが3塁側へ追い込まれながらも、アウトにならずに3塁ベースに到着してしまったとします。
この場合、2人のランナーが1つの塁にいることになりますが
先のランナー、この場合は3塁と本塁の間でランダウンプレーにあっていたランナーに優先権があることが決まっています。
ですから、2塁からきたランナーは塁を明け渡さなければいけません。
よく見る光景ですが、塁上にいる2人のランナーにタッチするとアウトになるのは2塁からきたランナーです。
このあたりのことがわからずに、3塁へ戻ったランナーが塁を離れてしまい、もう一度タッチされると両方のランナーがアウトになってしまうといったことになってしまいます。
実際のプロ野球でも2010年の阪神巨人戦でこのようなケースがおき、3塁ランナーだった坂本勇人選手が離塁してしまいタッチアウトになりダブルプレーが成立したというケースがあります。
その他にも、ランナーが意図的に送球の邪魔をした場合は守備妨害が宣告されますし
タッチを掻い潜ろうとしてランナーが走路からスリーフィート以上離れるとこれもアウトが宣告されます。
逆に守備側では、ボールを持っていない選手がそのまま走路に立っていてランナーの進塁を妨害したと判断された場合は走塁妨害が宣告され
ランナーには先の塁への進塁が認められます。
まとめ
以上、ランダウンプレーについて見てきました。
一見簡単なこのプレー、実際に技術力の劣る少年野球なんかでは、けっこうミスが起きることがあります。
そして、途中見てきたとおり、送球する側と捕球する側には正確なスローイングや捕球といった技術的な面はもとより
相手のプレーを確実なものにするための心使いが必要になってきます。
そういう意味では、基本的なプレーですが、いろんなものが詰まっていると言えますね。
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今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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