どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球愛に溢れる人にとってグラブは特別な存在であるのは勿論ですが、他のバットやスパイクといったものと大きく違う点があります。
それは、グラブの場合、新品で購入してから、使えるような状態になるようにしなければいけないということです。
いいグラブ、いい革のものほど、簡単に言えば硬いことになります。
当然、使えるようになるには、それなりの労力や時間が必要になってくるのですが、逆にこの時間はグラブと永く付き合うためにはとても大切なものでもあります。
そんな時によく使われるのが湯もみ型付けという手法です。
今回は、そんな湯もみ型付けについて見ていきたいと思います。
湯もみ型付けとは?
湯もみ型付けという型付け方を考案したのは、プロでも愛用者の多い久保田スラッガーだと言われています。
久保田スラッガーの福岡支店長だった江頭重利という方が最初に湯もみ型付けをした人物だと言われています。
湯もみ型付けとは、グラブの湯につけることで、革を柔らかくし、型をつけていくという方法です。
通常の型づけは、新品のグラブにオイル等をつけながら、ひたすら叩いたり、揉んだり、あるいはボールをぶつけたりしながらして開閉をしやすくし、そして捕球面を作っていきます。
スポーツショップなどでは、購入時に少し電動のハンマーで叩いてくれたりもしますよね。
勿論、湯もみでもグラブの型付けに対する基本的な考え方等は同じなのですが、湯につけて革を一時的に軟らかくすることに特徴があります。
湯もみ型付けのやり方は?温度や乾かし方は?
湯もみ型付けの基本的な工程は次のような感じになります。
工程は!?
- 湯に浸す。
- 揉んだり叩いたりして、型をつける。
- 乾燥させる。
ただ、実際には、いったんグラブの一部の紐を解いて、芯を抜いたり、あるいは接着剤の役割をしているグリースの状態を確認したりといった作業、あるいは型を付けてからも一度、スチームにかけたり、失われた油分を補ってあげたりといったことも必要となることもあるようです。
そして、型をつける際には、湯につけてグラブの革が軟らかくなっている短い間にする必要がありますから、経験や知識と技術が必要となってきます。
なので自分で型付けする方もいらっしゃいますが、やはり高価なグローブになると熟練された職人さんにお願いする方が確実と言えます。
細かいノウハウ等はお店等によって違うようですし、仕上がり具合については、プレーヤーとの相性みたいなものもあるかもしれませんね。
また、湯につけるということで、湯温が気になりますよね。
そこは、やはり革も生き物ですから、あまり熱くない40度~45度ぐらいだと言われています。
乾燥の方は、乾燥機で強制的に乾燥させたり、あるいは日陰での自然乾燥といった方法がとられているようです。
湯もみ型付けの効果やメリット、デメリットは?そして、持ち込む場合の相場は?
では湯もみ型付けの効果等について見ていきます。
まず、効果やメリットについてですが次のようなことがあげられます。
効果やメリットは!?
- 新品のグラブでも、比較的早く使えるようになる。
- 一度、革を柔らかくするため型付けの作業の中で、捕球面の作り方等にこだわりを出せる。
- 乾燥するとポケットの形が崩れにくい。
といったところになります。
デメリットは!?
- 色落ちやシミができる可能性がある。
- 革の種類ややり方によっては、グラブの耐久性が落ちるかもしれない。
- 好みの型に仕上げていくという楽しみがなくなる。
といったのがデメリットです。
気になる価格の方ですが、持ち込みの場合、3,000円から5,000円ぐらいが相場のようです。
楽天市場などでも型付けだけを依頼できるショップもあるようですし、ショップで買ったグラブについては、サービスや通常よりも安い料金で湯もみ型付けをしてくれるところもあるようですね。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はグラブの湯もみ型付けについて見てきました。
気に入ったグラブというのは、永く使い続けたいものですが、そんなグラブを作るにはやはり最初が肝心なようです。
もちろん、自分で型をつけていくのもいいかもしれませんが、湯もみ型付けでしっかりとした使いやすい型を付けた方が、結果として、いいグラブになり、耐久性も増すことがあるようですから、是非、一度試してみたいですね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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