どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
子供の少年野球の試合を見学に行ったら、当たらない、飛ばない、といった場面に出くわしたことはありませんか?
我が子ながら情けないやら恥ずかしいやらで、なんとかしてやらねば、そんな気持ちに思わずなってしまった人も少なくないでしょう。
しかし、いざ実際にバッティングを教えるとなると、頭では理解していても、子供相手にどう教えたら良いのかがわからないと思います。
本記事では、少年野球におけるバッティングのコツについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
少年野球のバッティングの4つのコツとは?
少年野球自主練習記録32
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バッティングを上達させるには、なぜダメなのか、原因をさぐる必要があります。
ダメな原因をひとつずつ取り除くことで上達へのコツにつながり、最も効果的に成長させることができます。
こちらの見出しでは、代表的なダメな例について解説していきますので、さっそく詳しく見ていきましょう。
①バッティング時に体を開かない
バッティング時に、体が先に前に向くことを「開く」と言い、スイングの軌道がダウンスイングになりやすくなってしまいます。
開きがでてしまう原因は、トップ(スイング開始時の手の位置)が作れていない場合が多く、ステップの際に前に出てしまうわけです。
ほかにも体重移動がうまくできていない(軸足に残りすぎて回転する)場合でも開きは発生するので、修正が必要です。
②当たらないのはボールを見ていないのが原因
バッティングを見ていると、そもそもボールがバットに当たっていないときがあると思います。
その多くは、ボールがバットに当たる瞬間を見ていないのが原因です。
ピッチャーがリリースして、自分の1メートル先くらいまではしっかり見ていても、重要な当てる瞬間を見ていなければ当たるものも当たりません。
最初はバットを振らずに最後までボールを見る練習から始め、徐々にスイングを交えた練習へと移行させると当たるようになるはずです。
③打球を飛ばすためにはパワー・芯でとらえる・スイング
せっかく当たるようになっても、打球が飛ばなくては意味がありませんよね。
打球を飛ばすためには、ボールをはじき返すパワーと、バットの芯でとらえるテクニック、そして正確なスイングの3つの要素が必要です。
力が足りないなら素振りで力の伝え方を学び、芯でとらえるにはトスバッティング、スイングの正確性を高めならトップや開き、体重移動を修正しましょう。
どれも一長一短で学べるものではありませんが、ひとつひとつ原因を分解して練習することで打球は自然と飛ぶようになります。
④体重移動が重要!効果は3つある!?
バッティングは上半身が注目されがちですが、下半身の動きも非常に重要です。
とくに体重移動による効果は大きく、
・インパクト時のパワーを無駄なくボールに与える
・スイングの可動域が増える
・バットの軌道がボールに入る
といった恩恵が見込めます。
ステップをした後に、回転してスイングするわけですが、先に腰がピッチャーの方に動くことで、軸足にたまっていた力が前へ前へと移り、飛距離につながります。
⑤タイミングの取り方も重要!?
少年野球でバッティングのタイミングの取り方も重要になってきます。
実際僕の子供も、「どこでバット振ったらいいかわからへん。」
と悩んでた時期がありました。
そこでおすすめなのがシンクロ打法です。
シンクロ打法は手塚一志さんという、スポーツ科学者の案で、あみだされた打法でピッチャーの上下に動くのをバッターが同調させタイミングをはかる打法。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
バッティング練習方法は?困るのは場所!?
自宅に帰ってきてから困るのがバッティングの練習場所ですよね。
狭い室内では素振りすらもむずかしく、万が一バットがすっぽ抜けたら壁に穴が開く大惨事になりかねません。
かといって、外でやるには人の目も気になりますし、近所迷惑にもつながるので、なかなか簡単にはいかないでしょう。
そこで、おすすめするのが、自宅でもできる練習方法と、少し手間とお金がかかるけど効果抜群のバッティングセンターでの練習です。
自宅でのバッティング練習
自宅でバッティングするとなると、なによりも困るのが場所と音です。
スイングするにもスペースが必要になりますし、だからといって外でボールを打つと音が近所迷惑になりかねません。
ご近所を1件1件まわって許可をもらう方法もありますが、あまり現実的ではなく、そもそもすべてのお宅から許可がおりるかどうかもわかりません。
そんなときに自宅でできるバッティング練習といえば、ボールを使わずにできる素振り用のバットを使うことです。
とくにカウンタースイングが有名で、長距離打者に必要な要素がこれ1本で学べると非常に評判です。
コチラのカウンタースイングはアシックス社さんのもので、元祖はまた違う会社が作っています。詳しくはコチラの記事で紹介していますので参考にしてくだいね。
⇒カウンタースイングとは?3つの効果と使い方のコツを解説!値段や購入方法も紹介!
ボールをどうしても使いたい、本物のバットで練習したいなら、最低でも6畳以上の部屋を用意し、余計なものは片付け、壁の周りにダンボールなどを張り付けると良いです。
念のため、ボールはスポンジボールなどのやわらかいボールを使うとなお良いでしょう。
シャトルバッティングもおすすめ!
羽打ちとも呼ばれますが、シャトルバッティングもおすすめの練習方法です。
ミート率の向上や動体視力の向上や変化するボールに対する慣れというシャトルバッティングです。
その名のとおりバドミントンの羽根みたいなやつです。
詳しくはコチラの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
⇒シャトル打ち(バッティング)とは?3つのメリットと効果や目的バッティングマシンも紹介
バッティングセンターが理想!?
自宅での練習はなにかと気も使いますし、準備に手間がかかる部分があります。
そういった悩みとは無縁の、すでにバッティング設備が備わっているバッティングセンターで練習できれば理想的です。
少年野球の監督によっては、「バッティングセンターなんて意味ないわ!」って監督もいるでしょうが、タイミングをはかるうえでも良い練習になります。
実際僕の子供が通っている少年野球の監督も言っていましたが…
たぶん意味がないのではなくて、他に効率的な練習方法があると言いたかったんでしょう。
僕の子供も、ぜんぜん打てなかったんですが、バッティングセンターでしばらく練習させることでタイミングがつかめるようになり、打てるようになりました。
あのイチロー選手も通いつめていたくらいなので、お金がかかってしまいますが意味は大いにあると思います。
ボールを実際に打てる、様々な球種の練習ができる、球拾いなどの片づけが不要と、利用者にとっては至れり尽くせりの施設ですが、難点としてバッティングセンターまで出向く必要があることと、利用料金がかかってしまいます。
バッティングセンターまで近ければ大した手間ではないかもしれませんが、利用料金に関しては距離に関係なく発生するので、1回1回は大した金額でなくても積み重なると結構な出費になります。
週に1回、月に数度など、ルールを決めて利用すると良いでしょう。
少年野球のバッティング練習メニュー
少年野球のバッティング練習では、メニューに困ることがあると思います。
子供の場合、基礎ができていないことや、体格差、体の動かし方の理解度など、さまざまな要素が重なり、うまくできる子とできない子にわかれてしまうため、どう指導すれば良いのか、なにが正解なのかわかりません。
そこで重要なのが、打てない子が打てる子と同じメニューをこなしても、同じようには伸びていかないことを認識するべきなんです。
たしかに、上手な子を真似すれば伸びる子もいるでしょう。
しかし、それはある程度運動経験があったり、センスのある子の話であって、野球を始めたばかりの子や運動が苦手な子の場合は、それが当てはまりません。
では、どのような練習メニューを組んであげるのが正解なのでしょうか。
メニューを大きく2種類に分ける
バッティング練習をざっくり2種類にわけることで、一定以上の効果が見込めます。
・強くスイングする練習
・うまいスイングをする練習
前者は、パワーを鍛える効果と、飛ばすための練習です。
少し重めのバットで練習したり、サンドボール打ちなども良いでしょう。
サンドボールとは
こんなボールのことで、詳しくはコチラで紹介していますので、ぜひ参考に!
⇒サンドボールとは?野球のバッティングに効果が?握力や筋トレにも?おすすめ人気6選も紹介
後者は、あらゆる球種と状況に応じたバッティングを学ぶ練習です。
ティーバッティング、トスバッティング、外角打ちなどで、タイミングと打ち方を体に叩き込みます。
ティーバッティングやトスバッティングについてはコチラの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてくだいね!
⇒ティーバッティングのメリットやデメリットと効果的な練習法とは?
⇒トスバッティングの意味と効果的な練習法とは?利点や欠点教えます!
まずは上記の2種類をこなしていき、徐々に浮き彫りになる改善点を集中的に修正・改善していく方法がおすすめです。
親の協力なくして少年野球のバッティングは伸びない
少年野球において、親の協力は絶対的になくてはならない重要なポイントです。
複数の子供を相手取っているコーチや監督では、教えられることにも限度があり、ましてやひとりひとりにぴたりと寄り添って細かく指導することなどほぼほぼ不可能な話です。
素振りなどはひとりでできても、ボールを使ってのバッティングはなかなかむずかしいですよね。
ほかにも、フォームの乱れも気づくことができない、ティーバッティングしかできない、など、生きた球を打つことができないのはバッティングの成長を遅らせることになりかねません。
トスバッティングでタイミングを学んだり、フリーバッティングなどで多くの球種を体験するにも親の協力が不可欠です。
また、バッティングの基礎をいち早く作るのにも大いに役立ちます。
親子二人三脚、一緒に成長していく気持ちで、率先して練習に付き合ってあげてください。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか。
今回は少年野球のバッティングについてお伝えしてきましたが、練習にもコツが必要、そして練習外にもさまざまな気を付ける部分があることがおわかりいただけたと思います。
打てる選手になるためには、フォームやスイングなどの技術面ももちろんですが、それをサポートする態勢が整っていることがなによりも重要です。
子供一人の努力ではよほどの才能がない限り急激に伸びる見込みは少なく、やはり親身に寄り添って指導する専属コーチが必要になってきます。
その役目は、親であるあなたが担うのがもっとも効率的です。
ぜひ子供の成長を感じつつ、監督気分を味わってみてくださいね。
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