どうもみなさん!こんにちは。
みなさんステマって聞いたことありますか。ネットや2ちゃんなどの野球板ちゃんねるでも度々耳にすることがありますが
正確にはステルスマーケティングというんですが、聞きなれない言葉かもしれません。
でも実は、このステマ、私たちの生活の中に静かに浸透してきて、知らず知らずの間に被害を受けていることもあるんです。
そして、実は被害を受けていたことすら気づかないままだったりすることもあって、それがステマの怖いところなんです。
なんだか物騒な話になってきましたが
今回はそんな日常生活に潜んでいる危険ステマについて見ていきましょう。
目次
ステマの意味とは?
ステルスマーケティングに近いぞwwww pic.twitter.com/kZeFxg2iVK
— 2秒後にはクスッとくるでぇwwwww (@qefuvytepid) June 11, 2022
ステマがステルスマーケティングの略だと言うのは先ほども書きましたが、これだけではわからないと思いますから、細かく見ていきたいと思います。
ステルスとは、英語でstealthと表記しますが、「隠れて、こっそりと行うこと」といった感じの意味の言葉です。
ステルス戦闘機といった言葉は聞いたことがあるかもしれませんが
敵のレーザーにも見つからずに、こっそりと近づいていくことができる戦闘機のことを言います。
また、よく子供達が行う「かくれんぼ」のことをステルスゲームと言ったりもします。
これで、ステルスの意味というのは、なんとなくわかっていただいたと思います。
では本題のステルスマーケティングですが
簡単にと言うと「こっそりと行うマーケティング、営業・宣伝活動」という感じでしょうか。
こっそりと行うというのは、地味にとか地道にとかいうことではなくて
消費者、営業や宣伝だと気づかれないうちにという意味です。
いかにも、それとわかってしまえば、見る側、消費者もその製品等の性能や効果について、疑いを持ってしまいます。
どうせ、コマーシャルなんだから都合のいいことしか言ってないんじゃないの?という感じに受け取ってしまいます。
そこで、そうとは気づかれないうちに消費者にいい情報をインプットしてしまおうというものです。
確かに、コマーシャルとわかっていれば、その価値を少し割り引いて判断してしまいますもんね。
ステマには、どんな事例があるの?
では、ステマについて具体的な事例をいくつか見てみましょう。
例えば、近くにある世間でも評判のお店が開店したとします。
開店の日には、開店時間の前から大勢の人が並んで、開店を待ちわびています。
そして、その様子が近所でも伝わり、そして、場合によってはマスコミにも取り上げられたりしたとします。
そうなれば、最初は興味のなかった人でも、これは行ってみる価値があるのでは?
いや、是非とも行かなければ!ということになると思います。
これが、実際に自分で判断して開店前から行列を作ったのであれば問題はないのですが
仕組まれたもの、いわゆる「やらせ」だとしたらどうでしょうか。
行列を作る人を雇って、マスコミに取材を依頼して、みたいな感じならどうでしょうか。
そのお店自体の本来の価値はともかく、消費者の判断に影響を与える可能性があるのは間違いないのではないでしょうか。
また最近ではネットなんかでも必ずそのお店に行ってみた、その商品を使ってみた、そのサービスを利用した人の感想・レビューを見ることができるようになっています。
☆が5つとかよくありますよね。
確かに、行く前からそのお店の評判を手に入れることができれば、間違いない気がしますよね。
しかし、ここにもステマが行われている可能性があります。
実際に行った人でなくても、そのレビューには書き込むことができますから、いい評判を書いてもらうように仕組むこともできます。
その他に、テレビコマーシャル等の宣伝に芸能人や有名人が登場して、感想を述べたり、推薦してくれることがありますよね。
あれも、場合によってはステマの可能性があります。
なんとなく、直接知らなくても自分の知っている人が言っていることって信じてしまいそうですもんね。
ここ最近では、有名なブロガーを使ったり、SNSを利用してといったことももちろんあります。
これらもステマと言ってもいいと思います。
また、テレビの番組自体がステマだったということもありました。
2007年のフジテレビ系列の「発掘!あるある大事典!!」でダイエット企画として「納豆ダイエット」を紹介したところ
次の日には店頭から納豆がなくなっていた。
しかし実際には、ダイエットをする前と後で別の人物を使っていたことが発覚した、なんてこともありました。
ステマはどうして危ないのか?なぜ悪いのか?
では、ステマというのはどうして危険で悪いことなんでしょうか?
それは、消費者の価値判断が誘導されてしまうからです。
先ほどの事例のところでも書きましたが、それによって、元々そんなに欲しくないものを買ってしまったり
行きたくなかったはずのところへ行ってしまったりしてしまう可能性があるからです。
あとになって、使わないものが家に放置されていたり、行ってみて行列に加わったのに大したことはなかったというケースが出てくるからです。
私たちの生活は普段から、情報に溢れています。情報の中に埋もれてしまっているといっていいかましれません。
つまり、その情報を操作することで、私たちをコントロールすることもできてくるのです。
テレビや雑誌をはじめ、多くの媒体は広告によって成り立っています。
いわゆるスポンサーというやつです。
その結果として場合によっては、そのスポンサーの意図にそって、内容を構成することもありえるのです。
ネットや口コミも同様もお金で流れる情報をコントロールすることが可能になってきます。
そして、本来の意思や欲求とは違うところへ誘導されてしまうというのが、このステマの怖いところです。
ステマには芸能人等の有名人も登場することがある!
有名人がステマに登場した事件としては、ペニーオークションによる事件が記憶残っています。
この事件は、2012年に発覚したペニーオークションのウェブサイトを用いた詐欺事件として摘発されたものですが
そのペニーオークションの宣伝に多くの芸能人が登場していたことでも世間を騒がせました。
運営者が、芸能人にブログでペニーオークションを使ってとっても得をした!
みたいな記事を書いてもらって、それをサイトでアピールしていたというものです。
20人以上の芸能人がステマ投稿を行ったとも報道され、うち何人かは事実として認め謝罪やブログの閉鎖等を行っています。
この事件に限らずステマ投稿で名前が出た芸能人としては
ほしのあきさんやピースの綾部祐二さん、熊田曜子さん、松金ようこさん、小森純さん、東原亜希さん、永井大さん、菜々緒さんなどがいます。
中には実際に紹介料を受けとったと告白されている方もいらっしゃるようです。
ステマによる被害を防ぐには?
ステマによる被害を防ぐには、とにかく疑ってみることしかないのかもしれません。
人が疑うというのは、よくないことだという認識が日本人にはありますが、とにかく一度は疑ってみることが必要な時代になったような気がします。
そして、すぐに飛びつかないということも大事です。
時間がたてば、正当な評価というのが確立してきますから、しばらくしてから判断するというのもいいですよね。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はステマについて見てきました。
こうやって見てみると、いろんなものが疑わしくなってくるかもしれませんが
情報があふれる今の私たちの生活では、やはりその情報の真偽性を見極める能力というのが何より必要なのでしょうね。
ステマについてはコチラの本がおすすめです。
ステマの事例や規制などが詳しく書かれていて、見破る技術なども。
今はネット時代。正しい疑い方を知るべきだと思います。興味がある方はぜひ参考に!
今回も記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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