どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球の練習の中でも、ノックってやっぱり盛り上げりますよね。
そして、ノックは守備練習ですが、実はノックを受けることによって、ボールを捕る・投げるといった直接ボールを扱う以外にも色々なパフォーマンス向上に繋がります。
なかでも、アメリカンノックと言われるものがあり、キツイ練習の代名詞といってもいいものです。
今回は、そんなアメリカンノックについて紹介していきたいと思います。
アメリカンノックとは?
メイングラウンド午前練習のラストはアメリカンノック💦
見てる方は楽しいんだけどね😅
虎の元気印、片山くんは背面キャッチを要求されて…
写真の通りです😙2019.11.10 安芸 pic.twitter.com/HtXhgK5Cb0
— ペペライス (@knucklericeball) November 10, 2019
アメリカンノックは通常のノックと違って外野のフィールド全体を使ってするノックのことです。
通常のノックの場合は、選手が構えている場所の近くにノックをしていくことになります。
これが、それぞれのポジションについている場合にはシートノックとなります。
アメリカンノックの場合は、例えばノックを受ける選手をレフトやライトのポール際に配置します。
そして、選手が反対側のポールに向かって走っていく中で、ノッカーは選手が走っていく方向に向けて、ギリギリ捕れるような場所を狙ってノックを打ちます。
これを何往復か繰り返し行われるのが、アメリカンノックと呼ばれるものです。
アメリカンノックの由来や語源は?
ではアメリカンノックの由来や語源はどこからきているのでしょうか?
どうしてアメリカンノックと呼ばれるのか疑問を持たれる方も多いかもしれません。
アメリカ伝来のノックとかいうわけではないようですし、誰が名前を付けたとかいう確かな情報があるわけでもありませんが、外野のフィールドを端から端まで使うことを広いアメリカの国土に例えたのだという説が有力です。
そういえば、外野のフィールドの形ってアメリカの形に似てないこともないですよね。
アメリカンノックの目的や効果やメリットは?あの選手もやっていた?
アメリカンノックをする1番大きな目的、効果やメリットは、選手の体力、脚力・下半身の強化です。
スポーツでよりよいパフォーマンスを発揮する上で、最も大切なのは体力、脚力・下半身の強さだと言われます。
もちろん、そのための基本は「走る」ことで、ランニングやダッシュは大切な練習メニューでもあります。
ただ、それだけだと単調になりがちでもありますが、ノックという形をとってボールを追いかければ、野球人ですから自然と熱が入るのは当然かもしれませんね。
また、それ以外に技術的な面でも期待できることがあります。
例えば、グラブをはめたまま長い距離を全力で走ることで、そのコツのようなものを身につけることができます。
また、ボールを追って長い距離を走る際には、途中でボールから視線を逸らす、所謂目を切らなければいけない必要性も出てきます。
そんな中で、打球に対する勘のようなものも養われることになります。
普通よりも長い距離を走って、走りながらボールを捕ろうとするわけですから守備範囲がひろがることにもなりますし、息を切らしながらというキツイ状況でボールをキャッチするわけですから、球際の強さにも繋がっていきます。
アメリカンノックは冬場の体力強化などでも大きな効果が見込める練習ですが、最も大切なのはノッカーの技量です。
選手の走力に応じて、その届くか届かないかギリギリのところにノックをする必要があるからです。
選手に楽をさせてしまえばこの練習の意味がありませんから、アメリカンノックはノッカー次第だといってもいいかもしれませんね。
また、このアメリカンノック、高校野球の強豪、横浜高校でも取り入れられていて、あの松坂大輔選手は当時誰よりも、数多く、このノックを受けていたようです。
コロンビアノックもあるの?
コロンビアノック
地面跳ねてうきうきルンルンに見えるうえぽん笑#阪神タイガース #上本博紀 pic.twitter.com/Ynaz4UcV0f— yu🐯 (@___ttuu) November 12, 2019
アメリカンノックが外野のフィールドを使って、走りながらボールを捕るノックだということを紹介しましたが、実はコロンビアノックと呼ばれた練習もあります。
2018年の安芸での阪神秋季キャンプでも登場したメニューですが、アメリカンノックの内野版です。
ファーストやサードのベース付近から反対側へ走りながらノックを受ける、これを何往復かする練習になります。
これも目的や効果・メリットはアメリカンノックと同じで、下半身・脚力の強化や球際の強さ等に繋がるものと言えます。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はアメリカンノックについて見てきました。
練習ってもちろん、キツイものでないとパフォーマンスの向上には結び付きませんが、このアメリカンノックは、ボールを追うという野球人の本能に訴えかけるようなもので、少し楽しかったりもしますよね。
最初だけかもしれませんが…笑
でも、へとへとになりながらボールを追う姿は見ている方も何だか盛り上がってきますし技術の向上には欠かせないメニューですね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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