臨時代走とは?プロは?代わりは誰?記録は?詳しくルールを紹介!

どうもみなさん!こんにちは。カズズです。

 

プロ野球にはなくて、高校野球や少年野球等のアマチュア野球だけに適用されるルールがあります。

 

臨時代走と呼ばれるものがそうです。

 

代走というと出塁したバッターや塁上にいるランナーの代わりに足の速い、走塁のうまい選手を送ることをイメージしますが、この臨時代走は少し違います。

 

それでは、今回はそんな臨時代走について紹介していきたいと思います。

臨時代走とは?高校野球や少年野球等のアマチュア野球だけ?プロ野球は?

臨時代走とは、その言葉の通り、デッドボールや走塁中に負傷したときのアクシデントの際にバッターランナーの代わりに「臨時」に送られる代走のことです。

 

高校野球や少年野球などのアマチュア野球だけで見られる措置で、プロ野球などではありません。

 

最も大きな理由は、プロ野球の場合はベンチに入っている選手の数の関係で交代要員に困ることはありませんが、ベンチ入りの選手が少ない高校野球等では、バッタランナーとなる選手が退いてしまうと、選手が不足してしまう可能性が出てくるからです。

 

可能な限り治療等を終えた選手が試合に復帰できるようにするための処置です。

 

カズズ
もちろん、選手の保護や試合の進行を妨げないためといった目的もありますね。

臨時代走はどういった時に送られるの?誰がなるの?記録は?

臨時代走が送られるのは、デッドボールや走塁中に負傷したときのアクシデントがあった場合いうことになります。

 

そして、その判断は審判が下すことになります。

 

高校野球で最もよくあるケースは、頭部へのデッドボールです。

 

頭部にボールが当たるということは、例えヘルメットの上からでもプロ野球ならば危険球ということで、即、ピッチャー交代となるぐらいに危険なものです。

 

そのため、バッターが元気であっても様子を見るために、一度、ベンチに戻してドクターの診断を受けたりするのです。

 

その間に、代わりの選手がランナーを務めるのが臨時代走です。

 

では、その代わりの選手というのは、誰がつとめるのでしょうか。

 

これも、ちゃんと決まっていて、バッテリーを除くそのバッターから最も遠い打順の選手でその時点で塁上にいない選手ということになります。

 

わかりやすい例で言うと、イニングの先頭で打席に入った4番バッターの代わりに臨時代走を送る場合は、その時点での3番バッターの選手が臨時代走になります。

 

カズズ
もし、3番バッターがバッテリーのどちらかの場合は、繰り上がって2番バッターがといった感じになります。

記録はどうなるの?

では、この臨時代走の選手の記録は誰につくのでしょうか。

 

通常、ランナーにつく記録としては、盗塁や得点といったものがありますよね。

 

一見すると、実際に盗塁をしたり、ホームベースを踏んだのは臨時代走の選手なわけですから、その選手につきそうな感じがしますが、実は違うのです。

 

臨時代走が送られる前の選手に、これらの記録がついてくることになります。

 

臨時代走はあくまでも臨時のものなので、その選手に正式な記録がついてしまうと、正規の選手と同じ扱いをせざるをえなくなってしまい、ややこしくなるからでしょうか。

臨時代走に代走を送ったり、臨時代走が塁上にいる時に打順が回ってきたらどうするの?

臨時代走を巡る基本的な扱いについては、先ほど紹介した通りですが、少し複雑なケースについて見ていきましょう。

 

まず、臨時代走にさらに代走を送ることは可能なのでしょうか?

 

1点を争うゲーム展開で臨時代走になった選手が足の遅い選手だったりしたら、その選手に代わって足の速い選手を送りたくなりますよね。

 

もちろん、それは可能です。

 

ただし、その場合、臨時代走を送られた選手、つまりデッドーボールなどの影響でベンチに一時的にさがっている選手に代わっての代走という扱いになってしまいます。

 

ですから、イニングが終了しても、ベンチにさがっていた選手が試合に戻ることはできません。

打順が回ってきたら?

また、臨時代走として塁上にいる選手に打順が回ってきた場合はどうなるのでしょうか。

 

当初のバッターから最も打順が遠い選手が臨時代走になりますから、通常ならばありえなさそうですが、その時点での塁上のランナーの有無やバッテリーを除く選手から臨時代走が選ばれるといったことを考えると、実はこのようなケースもあり得るのです。

 

このような場合は、臨時代走として塁上にいる選手が戻って打席に入り、代わりに別の選手が臨時代走を務めることになります。

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

 

今回は臨時代走について見てきました。

 

甲子園の高校野球なんかでも、よく見られるシーンで制度については、多くの人が知っていると思いますが、臨時代走に代走を送った場合の措置などは、関係者でも知らないことがあって現場で混乱をきたすことがあるようです。

 

元のバッターがピッチャーだったりしたら、影響は大きいですよね。

 

そういえば、子供の頃に野球ごっこをしていて、人数が足りない時にやっていた「透明ランナー」に似ているよなと思ったりもしました。

 

今回は記事を読んでくれてありがとうございました。

 

ではまた~!

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