どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球に限らずスポーツには危険はつきものかもしれません。
また、それが一種の興奮材料になることもいなめないかもしれません。
しかし、やはりそれはアスリートとしてのパフォーマンスを競い合うという本来の主旨から言うと、外れたもののような気がします。
それに、ちょっとした怪我程度ならともかく、大怪我や取返しのつかないトラブルになってしまうことは、やはり悲しすぎることです。
そのため選手の体を守るためのルールというのが、色々なスポーツで決められています。
例えば、昨年、ワールドカップで大きな盛り上げりを見せたラグビーでも危険なタックルは最も大きな反則として扱われます。
野球でもそうで、接触プレーの際の危険を防止するために定められた比較的新しいルールがあります。それがコリジョンルールです。
今回は、そんなコリジョンルールについて紹介していきたいと思います。
目次
コリジョンルールとは?警告や退場といった罰則はあるの?
コリジョンルールの3番に注目 pic.twitter.com/Jm3iWgLLMV
— グレイヴ@1.25横アリGLAY (@BglaymareX9seaz) June 15, 2016
コリジョンルールとは、ランナーと野手の衝突による事故を防止するために定められたルールです。MLBでは2014年から、NPBでは2016年から採用されています。
得点しようとしているランナーが、ブロックしていない捕手や野手にわざと接触する、しようとする行為
ボールを持っていないキャッチャーが、得点しようとしているランナーの走路をブロックする行為
前者の場合は、ボールデッドでランナーがアウト、他のランナーも接触プレーが発生した時点で占有していた塁まで戻されます。後者の場合はランナーがセーフになります。
コリジョンルールは高校野球や少年野球でも適用されるの?
コリジョンルールと高校野球特別規則を混同しましたので訂正と補足をさせて頂きます🙇
【訂正】
コリジョンでは問題無いと思いますが高校野球特別規則ですと捕手の位置どりが好ましくありませんので指導の必要があったかと。但し判定はアウトが適正。
【補足】
いずれにしてもフェアプレーの範疇 pic.twitter.com/t0XNydSuru— seVen (@sevenislandsz1) June 4, 2017
では、コリジョンルールは、高校野球や少年野球でも適用されるのでしょうか。
コリジョンルール自体は、元々あった走塁妨害等を厳密に定義したものでもありますから、高校野球や少年野球でも適用されます。
アマチュア野球内規でも危険防止(ラフプレイ禁止)ルールというのがあり、その中でコリジョンルールと同様のことが書かれています。
そして、プロと同じように退場処分にされることもあるということも書かれています。
コリジョンルールも最初は反対意見があった?
【現場から不満】「コリジョンルール」、NPBが運用基準の見直しを検討 https://t.co/iY0OZL6bAy
新基準では実際に衝突が起きたかどうかが重視される。早ければ後半戦開幕となる7月18日からの見直しを目指す。 pic.twitter.com/rM2JwyOw3X
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 29, 2016
【中日】与田監督がコリジョンルールの明確化を求める「松井(雅)が大けがでもしていたら」(スポーツ報知)- Yahoo!ニュース https://t.co/7QX6NhK99V
中日・与田剛監督(53)は試合前に報道陣に対応し、コリジョン(衝突)ルールの明確化を求めた。 pic.twitter.com/VxZE3l3kRw
— のもとけ (@gnomotoke) June 23, 2019
選手の身体を守るために定められたコリジョンルールですが、最初は反対意見もあり、廃止が叫ばれていたこともありました。主な理由は次のようなものです。
理由は!?
- クロスプレーといったエキサイティングな場面が減り、醍醐味が失われるのでは?
- ルールの適用の仕方が曖昧なのでは?
確かに、前者については見ている側から見ればそうかもしれませんが、それはある意味格闘技に求めるべきもののような気がしますし、後者についても、その後、成熟していっているような気がしますよね。
そして新基準ですが、今はこんな感じです。
コリジョンルール 新運用基準
「①
守備側の選手は走路を妨害してはならない
②
しかし送球が逸れるなど、走路に入らなければ守備が出来ない場合は
コリジョンルールを適用しない。」
恐らく②が適用され、コリジョンルールを適用しないとなったようです#dragons pic.twitter.com/uUTgzyhKq5— すんすん@星空の護り人 (@N_Yuuki1211) June 22, 2019
まだまだコリジョンルール自体、発展途上のルールみたいな感じですから、今後また新たな問題がでれば変わっていきそうですね。
コリジョンルールでサヨナラ?セカンドコリジョン?
コリジョンルールについて見て来ましたが、実はコリジョンルールが適用されてサヨナラゲームとなったケースがありました。
2014年6月14日のセパ交流戦の広島対西武戦でのことです。
9回2アウト1、2塁でセンター前ヒットでホームインを狙った菊池選手に対して出た判定は最初、アウトでした。
しかし、広島側からの抗議の結果コリジョンルールが適用されて判定が覆り、セーフでサヨナラゲームとなりました。
ルール上でのサヨナラ劇でしたので、なんとも言えない感じですよね。
また、ホーム以外でコリジョンルールが適用されたこともあります。
2017年から導入されたセカンドコリジョンと呼ばれるもので、併殺阻止の危険なスライディングを禁止するためのものです。
その適用第1号が、2017年7月1日の阪神対ヤクルトの試合でありました。
1アウト1塁でファーストランナーだったバレンティンのセカンドベースへのスライディングに対してコリジョンルールが適用され、結果、スリーアウト、チェンジとなりました。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はコリジョンルールについて見てきました。
当初は、疑問視する声もありましたが、やはり選手の安全の確保というのは何よりも優先されるべきことのような気がします。
それが確保された上で、競技として、やる側も見る側も楽しむ必要がありますよね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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