どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
みなさんはネットや野球板ちゃんねるなどで、こんな言葉を聞いたことがありませんか?
恵体糞打
読み方は「めぐたいくそだ」と読んだり、「えたいふんだ」「けいたいふんだ」と読まれたりしますが決まった読み方はないです。
これって野球用語なの?そんな四文字熟語あったの?って感じかもしれません。
もちろん正式な野球用語でもなければ、四文字熟語でもない、ある選手を表現して使われた言葉がそのまま広まっていったものなんです。
知ってる方は、結構ディープな野球ファンそれも特定の球団のファンか、ネット等で野球ゲームをされる方になってくるのかもしれません。
それでは今回はそんな恵体糞打について見ていきましょう。
恵体糞打とは?
恵体糞打とは、「恵まれた身体を持っているのに、糞みたいな打撃しかできない。弱々しい糞みたいな打球しか飛ばない」の略なんです。
これは、東京ヤクルトスワローズの畠山和洋選手の打撃を評してネット上なんかで使われ出した言葉です。
畠山選手は、2000年のドラフトでスワローズから5位指名を受けて高卒で入団したのですが
180センチで96キロと恵まれた体格と、少しイカツイ感じの風貌をしています。
そして、2軍ではある程度の成績を残したこともあってファンからは和製大砲として大きな期待を寄せられていました。
しかし、2008年にやっと初めて規定打席に到達したものの、翌年は失速するなどスワローズファンの期待を大きく裏切り続けました。
そこで畠山選手やその期待外れの打撃を表してファンの間で囁かれた言葉がこの「恵体糞打」なんです。
いかにも強打者のような風体なのに、弱々しい打撃しかできないということに対するスワローズファンの嘆き、魂の叫びようなものだったんですね。
畠山和洋選手についてはコチラの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね!
⇒畠山和洋フォームと怪我が多い原因とは?パチンコ好きで素行が悪い?嫁は?
恵体豪打とは?
そんな恵体糞打と評された畠山選手ですが、この言葉が広まり出した2010年頃から打撃が開眼するんです。
2010年には初の2ケタ本塁打となる14本の本塁打を放ち、翌2011年にはさらに数字を伸ばして23本の本塁打を放ち
オールスターにも出場するようになりました。
やはり、恵体糞打はよっぽど堪えたんでしょうか、覚醒したという感じです。
そして、この頃には恵体糞打に代わって、「恵体豪打」と呼ばれるようになりました。
もちろん、意味は「恵まれた体から豪快な打撃をする、すごい打球を飛ばす」ってことです。
これならきっと畠山選手も納得でしょうし、何よりもファンは大喜びだったと思います。
まあ、それぐらい畠山選手の素質が高く評価されていたし、その体格や風貌が打って当たり前みたいな感じだったんでしょう。
たしかに畠山選手を見ているとわかるような気がします。
その他の恵体を使った言葉ってあるの?
恵体糞打やそこから派生した恵体豪打については説明しましたが
当然、派生したような言葉があります。
プロ野球の世界は、特に恵まれた体格の選手が多いですからね。
例えば、恵まれた身体の選手がイメージに反して流し打ち、などの技巧的な打撃をすると「恵体巧打」
守備でミスを犯せば、「恵体糞守」などと評されたりします。
当然、ピッチャーで、恵まれた体格からしょぼいボールしか投げられなかった場合は、「恵体糞投」と言われたりします。
昨年、阪神タイガースにドラフト1位で指名され入団した馬場投手などは、そう呼ばれたりもしたようです。
確かに立派な体格をしていますが、ルーキーイヤーは活躍できなかったですもんね。
恵体豪打の代名詞は今やプニキへ!
プニキ pic.twitter.com/y1NWNdmkLq
— うるりひ@三日目東A20a (@Ulrich_46) 2018年8月14日
畠山選手につけられた恵体糞打や恵体豪打という言葉ですが
恵体豪打というのは今や、プニキの代名詞となっています。
ここで、また耳慣れない言葉が出てきましたが
プニキとは「Yahoo!きっず」の中にあるゲーム「くまのプーさんのホームランダービー!」の主人公の名前で、「プーあにき」の略なんですね。
そのゲームのなかで、プニキはあの体格で無造作なスイングから最大200メートル以上という豪快なホームランを放つんです。
それも丸太のバットで。いかにも恵体豪打ですよね。
それが、いつの間にかネットで広まっていって今や恵体豪打はプニキのものになってしまいました。
プニキについてはコチラの記事で紹介しています。詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
⇒くまのプーさんのホームランダービー!のプニキとは?なんJの呼び名ロビカスって?
そして、このプニキ、実はリアル世界の野球選手に対しても使われているんです。
それは横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎選手です。
宮崎選手は172センチ85キロの体格とその風貌から「ハマのプーさん」と呼ばれています。
ではおやすみなさい!
(*^◯^*)プニキがプニキに#今日の1枚 pic.twitter.com/ADLTf87y6F
— thewaytomyplace@横浜応援 (@thewaytomyplace) 2018年12月11日
ここから、このプニキという言葉が宮崎選手に対して使われるようにもなったようです。
ということは、恵体豪打もリアルな世界では宮崎選手の代名詞ともいっていいのかもしれませんね。
確かに宮崎選手は2018年シーズンには3割を超える打率を残し28本のホームランを放っていますから、ぴったりかもしれません。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回は恵体糞打という言葉について見てきましたが、語呂もいいですし、誰が言い出したのかわかりませんが、その発想は凄いですね。
また、畠山選手のように、そこから脱皮して恵体豪打に変貌を遂げれば、言うことはないですよね。
今回も記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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