どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
いつか言われてみたい言葉の一つに、「いぶし銀」があります。
よく、漫画のキャラやドラマの人物の性格を説明する際に使われている「いぶし銀」。
たいてい、主人公ではないですが、主人公を導いたり憧れの人物だったりするキャラクターです。
ところで「いぶし銀」って、どんな状態をさすのでしょうか?
ぶろ太さんのように、いぶし銀について知らない人も多いと思いますので
今回は、いぶし銀について詳しく紹介して行きたいと思います。
いぶし銀の意味とは?由来と語源を解説!
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いぶし銀とは、言葉のとおり「いぶした銀」のことです。
いぶしているだけあって、キラキラ輝きを放っているわけではありません。
が、渋みと深みのある美しさがあるのです。
これらのことから、いぶし銀な人物とは「派手ではないけれど奥深い良さがあって、魅力的」な人のことです。
いぶし銀は、銀の化学変化が由来や語源となっています。
銀は、化学反応で硫化し、黄色→茶褐色→黒へと深みを増していきます。
華やかなきらめきはなくとも、心惹かれる色合いになっていくのです。
こういった渋い色が愛されるのは、わびさび文化の日本ならではかもしれません。
いぶし銀の魅力は、短い期間でできるものではありません。
そのため、人に対して使うときは、ある程度年齢を重ねて経験を積んだベテラン(の男性)を指していうのです。
俳優でもキャリアを積んだ中堅クラスの人に使われますが、野球選手に対しても、経験豊富でチームの縁の下の力持ちとなっているような人に使うのです。
まだ若いルーキーや、目立つシーンの多い花形選手に対して使うことはあまりありません。
甲子園野球のようなフレッシュな世界ではなく、ベテランも多いプロ野球の世界で使われることがほとんどです。
いぶし銀の条件
いぶし銀と呼ばれるには、実力・経験・年齢が条件となってきますが、他に何が必要でしょうか。
まず、外見は地味であることと、冷静であることですね。
行動に移す前に計画を細かく練ったり、策士的な部分も必要かと思います。
目立つ部分は主役タイプにゆずり、自分は土台を作るという犠牲の精神も重要です。
いぶし銀タイプは人に尽くすことを苦にしない上、見返りも求めず飄々としていますね。
性格的にも、いぶし銀と呼ばれるタイプは、前へ前へ出ていくタイプではなく、一歩引いて冷静に状況を見られる寡黙な職人気質と言えるでしょう。
漫画でも脇役ですね。
最初に述べたように、いぶし銀の人には、長年積み重ねた地道な努力による実力がそなわっていることが求められます。
昔は会社にもそういう人がいたそうですが、人の入れ替わりが激しく非正規雇用も増えている昨今は、そういう人物が育ちにくくなっている気がします。
また、インスタ映えなどで自己主張して主役になりたい人が増えているので、一歩引いて活躍を仲間に譲るいぶし銀ポジションは埋まりにくいのかもしれません。
いぶし銀な野球選手とは?
いぶし銀は、華やかではないがカッコイイ人を指すので、褒め言葉に当たります。
日本語の中でも難しい言葉ですね。さて、野球選手でいうとどんな選手が「いぶし銀」と言われているのでしょうか。
川相昌弘
まず、よく名前を挙げられるのが「バント職人」として有名だった川相昌弘選手。
いぶし銀プレーヤーの名は、バントなどの技術が優れた選手に贈られることが多いです。
ギネス記録も持っていて、犠打成功率9割というすばらしい成績の持ち主でもあります。
土橋勝征
そして、現在は東京ヤクルトスワローズのコーチである土橋勝征選手。
粘り強さが魅力で、19年もの間ヤクルトスワローズで好プレーを見せ続けてくれました。
眼鏡をかけていたことも、珍しがられていたようです。作家・村上春樹氏の贔屓の選手としても知られています。
井端弘和
それから、井端弘和選手もいぶし銀と称されています。
いぶし銀という言葉を使いたくなるような野球選手は、人それぞれに違うでしょうが、愛されている選手に対して使われるのは間違いないでしょう。
チームの中心で華やかに活躍するスター選手もいれば、玄人が惚れる職人気質で、地味ながら良い仕事をしている選手もいるのです。
いぶし銀な選手の安定感あるプレーを見ると、こういう選手がいるから野球は面白いのだと改めて実感させられますね。
いぶし銀の選手には根強いファンも多く、現役時代を終えてからも、コーチになったり解説者になったりと新しい活躍の場があることが多いです。
一気に注目されるより、細く長く人気が続くといえるでしょう。
漫画やドラマでも、いぶし銀ポジションのキャラは愛され、主人公に近い人気があったり、登場を望む声が寄せられたりしますよね。
ただ、こうしていぶし銀の選手をピックアップしてみると、引退した選手がほとんどで、現在は、あまり使われることが減ってきていると言えるでしょう。
昔は、野球解説者も実況では、いぶし銀と言う言葉を良く使われていましたが、最近ではベテラン選手に対しても、あまり使われることが少なくなってきました。
いぶし銀の使い方
いぶし銀という言葉の使い方ですが、どんなときどんなふうに使うのでしょうか。
重要なのは、他人に対して使う言葉で、自分から言うことではないことです。
地味だからと謙遜して「僕はいぶし銀ですから」などと言うのは誤用です。
また、女性に対して使うことはあまりないです。
同じ縁の下の力持ちでも、営業マンたちを三十年に渡って支える事務の女性に対して使ったりはしません。
ベテラン女優に対して使うこともほぼないです。
職場での使用例(目上の人に使う際は、適さないこともあります)
「部長は会議での発言こそ少ないが、チームのベースを支えていて、いぶし銀の魅力がありますよね」
「○○さんは、二枚目でもなく主役を演じることもないが、脇役として銀幕に華をそえ続け、いぶし銀と称されている」
野球選手にも
「彼は長年に渡って送りバントを成功させ続け、チームを支えるいぶし銀のプレーを見せてくれる」
など、いぶし銀の使い方はさまざまですが、人間として成熟したベテランに贈られる言葉なので、自分が言われた場合は素直に喜びましょう。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回は、いぶし銀について記事を書かしていただきました。
いぶし銀な人って、カッコイイですね。
年を重ねてある程度経験を積まないとなれないところも魅力的だと思います。
誰からも評価されなくても陰日向のない努力を続けられる人だけがいぶし銀になれるのでしょう。
いぶし銀の魅力を備えた選手を探してひっそり応援するもよし、自分自身が会社のいぶし銀ポジションめざして地道に仕事をするもよし。
絶滅危惧種になりつつあるいぶし銀のカッコよさを、次世代に伝えていこうではありませんか!
今回は、記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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