どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球の醍醐味って、パワーやスピード感というものに代表される部分があると思います。
ぶろ太
このうち、スピード感を感じれるプレーのひとつにダブルスチールというのがあると思います。
そんなによくあるプレーではないですから決まった場合は、決めた方はハンパなく気持ちいいですし、決められた方のダメージは大きいですよね。
今回はそんなダブルスチールについて見てきたいと思います。
目次
ダブルスチールとは?そもそも何?トリプルスチールもある?
華麗なダブルスチール! pic.twitter.com/ewEw5MkMxd
— いといと (@YOSHIOITOI_7) August 6, 2020
そもそもダブルスチールって何なんでしょうか?
ダブルスチールとは、塁上にいる2人のランナーが、同時に盗塁を決めることです。
スチールは英語でstealと書き、盗むや奪うの意味があります。
それがダブルでスチールですから、だいたい想像できそうですよね。
ランナー1塁2塁、あるいは1塁3塁、そして2塁3塁という状況になりますね。
このような状況で、2人のランナーが同時に盗塁をすることです。
では、さらに進んでダブルの次、トリプルスチールっていうのはあるんでしょうか?
もちろん、あり得ます、満塁からのスチールなんで、ダブルスチールよりもさらに、レアなケースとはなりますが。
ちなみに、本塁への盗塁はホームスチールという特別の呼び名で呼ばれたりもします。
ダブルスチールって、盗塁の記録はどうなる?
ダブルスチールで生還してスッ…と立ち上がる源田さん。とても元気そうでしたよ#源田壮亮 pic.twitter.com/5Su7tPH1Ih
— も⚾ (@nerimamo) June 5, 2022
ではダブルスチールに成功した場合は、すべてのランナーに盗塁が記録されるのでしょうか
それとも前の塁のランナーだけなんでしょうか?
答えは全てのランナーに盗塁が記録されることになります。
ですから、ダブルスチールなら2人、トリプルスチールならば3人に盗塁が記録されることになります。
では今度は前のランナーがアウトになった場合は、後ろのランナーの扱いはどうなるんでしょうか?
この場合は、盗塁は記録されません。
あくまでも、全てのランナーが盗塁に成功した場合のみになります。
守備側は、普通は、前のランナーをアウトにするプレーを選択すると思いますから、後ろのランナーだけがアウトになるということはないと思いますが
この場合でも前のランナーに盗塁が記録されることにはなりません。
全てのランナーに記録されるか、記録されないかの2通りになります。
ちなみに、盗塁の定義は、簡単に言うと、守備側のミスなしに、ランナーが前の塁に進塁した時にのみ
盗塁として記録されるということになっています。
ですからワイルドピッチやパスボール、エラーやフィルダースチョイスでの進塁は盗塁にはなりません。
逆に、ランナー1塁3塁で、1塁ランナーが1塁と2塁の間に挟まれている間に、3塁ランナーがホームへ生還
そして、1塁ランナーも2塁へ進塁という場合に、守備側にミスがないと判断されれば、2人のランナーに盗塁が記録されることになります。
ダブルスチールが成功する要因って?
そんな、ダブルスチールが成功するのは、どんな場合でしょうか?
1塁2塁の場合!
ランナーが1塁2塁の場合だと、ちょっとしたピッチャーの隙をついて、いわゆるモーションを盗むというのが条件になってきます。
キャッチャーから3塁への送球にかかる時間というのは、2塁へ投げるのに比べると、圧倒的に短くなりますから
ランナーの走力だけでは盗塁を成功させることは難しくなります。
もちろん、ランナーの走力、走塁技術というのももちろん絶対に必要な条件とはなりますが。
ランナーが3塁にいる場合!
前のランナーが3塁にいる場合はどうでしょうか?
通常は、いくらいいスタートを切っても、ピッチャーの投げるボールのスピードと比べると、ランナーのスピードは圧倒的に劣りますから
よっぽどのことがなければホームへの盗塁が成功することはありません。
よほどピッチャーにミスがなければ試みられることもないかもしれません。
ですから、記録上ダブルスチールになるのは、前述のような、ディレードスチールに近い形のものが多いのかもしれません。
レアなスチールが成功した例を紹介!
レアなスチール、トリプルスチールが成功した例として、2011年の夏の甲子園でのプレーを見てみましょう。
ダブルスチール、ホームスチールが成功する要因が詰まっています。
2011年夏の甲子園での習志野高校対静岡高校の試合で7回裏習志野高校の攻撃でツーアウト満塁、打席には4番バッター、この場面でトリプルスチールが成功します。
ランナーの走塁技術以外にホームスチールが成功した要因としては、次のようなものがあげられます。
「マウンドにいるのが左ピッチャーで3塁ランナーのスタートが見にくい。」
「ピッチャーのモーションが満塁ということもあり大きいというのを見抜いていた。」
「ツーアウト満塁なのでサードがベースから離れていた。」
「バッターが右バッタのためキャッチャーから3塁ランナーの動きが見にくかった。」
といったことです。
まあ、細かい点を挙げていけば、3塁ランナーが棒立ちで、本塁を狙っている気配を消していたといったこともあるようです。
そして、何よりバッターが4番バッターだったためギャンブル的なプレーはないだろうという意識が守備側にあったというのが根底にあったためだと思われます。
まあちょっとした隙をついたってことでしょうか。
このように、ダブルスチール、トリプルスチールはある意味、超知的なプレーともいえます。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はダブルスチールについて記事を書かしていただきました。
ダブルスチールは、相手に与えるダメージは大きいですが失敗した時のリスクも大きい戦略といえます。
なので仕掛ける方は、隙をついて成功することを前提としての戦略になりますね。
得点が入らない膠着したときにはこういうダブルスチールなど
足を使った攻撃も野球をするうえでは有効な戦略ではないでしょうか。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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