どうもみなさん!こんにちは。カズズです。
野球の試合でスタジアムが沸く瞬間として、ピッチャーの投げるボールのスピードが表示された瞬間がありますよね。
最近だと、160キロを超えるような数字が表示されるとスタジアム全体が盛り上がります。
そんなピッチャーの球速を計る機器ですが、現在ではトラックマンと呼ばれるもので測定されることもありますが、身近なものはスピードガンだと思います。
今回は、そんなスピードガンの歴史、昔と今はどのように変わってきてるのか?について見ていきます。
目次
スピードガンの原理は?車のスピード違反取締りと同じ?
では、スピードガンがどのような原理で、ピッチャーの投げるボールの速さを測定しているのでしょうか。
物理の勉強の中で出てくる「ドップラー効果」と呼ばれる原理を応用しているのですが、簡単に言うと、動いている物体にマイクロ波を当てて、跳ね返ってくる電波の周波数を測定します。
その周波数は物体の動く速度によって異なる、決まるという原理を応用しています。よく見かける、車の速度違反を取り締まるための測定器もこの原理を使って計測をしています。
スピードガンの歴史、野球に導入されるようになったのは?
V.スタルヒン(全盛期)の投げる球について
「電信柱の上からくる様な感じ」(千葉茂)
「ズドンという重い球で威圧感があった」(藤村富美男)
「速くて捕るのが怖い球」(井野川利春)
「スピードガンがあったら恐らく156~160km/hは出ていた」(別所毅彦)角度があって速くて重い球…完璧じゃないか。 pic.twitter.com/Vx0b4y17eO
— Larry Spencer (@wildrunner_2510) May 1, 2021
スピードガンはアメリカで開発が進みました。元々軍事用のレーザーから派生したものですが、最初に応用されたのは警察での速度取り締まりで、1946年には最初のものが登場し、1972年には可搬式のものが開発されました。
では、野球で使われるようになったのは何時頃からなのでしょうか。勿論、最初に導入されたのはアメリカです。
1974年に測定器を開発、1975年にはスピードガンとして正式に発売されました。
そして、これが日本で紹介されたのは、1976年の秋と言われています。
その後、広島で名スカウトと呼ばれた木庭さんがスカウト活動に利用するようになりました。
初めてテレビの中継でスピードガンによる球速の表示が行われたのが1979年4月1日の巨人阪神戦、球場での表示は1980年のナゴヤ球場が最初と呼ばれています。
スピードガンの球速表示は昔と今では違うの?昔は終速?球場によっても違うの?
スピードガンによる球速表示に関してよく言われることが2つあります。
一つは、「昔と今とは違う。昔の方が遅く表示されていた。」というものと、「球場によって、速く出る球状と遅く出る球場とがある。」というものです。
まず、前者についてですが、スピードガンで球速を測定する場合、何か所かの速度を測定していることになります。ちょうど、連続写真のようにです。
そのうち、最初の方のものを初速、最後の方のものを終速と言いますが、現在、一般的に表示されるのは初速です。
対して、以前は、終速が表示されていてようです。そのため、現在の球速表示の方が、速い数字が表示されると言われています。
また、球場による違いですが、スピードガンでの球速表示は測定する場所によって、若干の違いが出てきます。
最も、正確なのは、真正面や真後ろからの測定ですが、多くの場合、角度のある位置からの測定となるため、その位置によって、測定結果が違ってきます。
現在のおすすめスピードガンを教えて?
家になんでスピードガンあるんだろって思ったら体温計でした pic.twitter.com/XpwXmayRK6
— すまいり〜@定期係 (@smileymoderate) October 11, 2020
それでは、おすすめのスピードガンを見ていきます。
携帯型スピードガン VE ブランド: ケニス
こちらの商品は、ピストル型のもので、手で持って計測できるものとなっています。
サイズは109×152×213ミリ、重さ539グラムと扱いやすくなっています。価格の方は、26,950円となっていました。
SSK(エスエスケイ) 野球 トレーニング用品 マルチスピードテスターIII MST300
SSKから出ているこちらの商品はスピードガンと言っても、手に持つのではなく、三脚などを使って設置するタイプです。
本体の大きさは122×62×29ミリとコンパクトなものですが、30キロから180キロまでの球速を測定できるようです。
価格の方は、28,833円となっていました。
セットする位置によって、初速と終速を計れるようですし、バットのスイング速度やミート率も計測できるようですね。
NET PLAYZ スマート野球トレーナーコンボ スポーツレーダー
最後に紹介する商品は、一人でも計測、確認ができるものです。
16×17センチぐらいのボード状のものなのですが、ピッチャーの場合、グランドで言うと、キャッチャーの手前、ベースの前の方に置いておくと、ディスプレーにLEDで球速が表示されるというものですから、一人でも自分の投げたボールの球速を知ることが出来ます。
価格の方は、15,080円となっていました。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回はスピードガンについて見てきました。
もちろん、意識し過ぎはよくないかもしれませんが、球速がわかれば、ライバルと競い合ったり、自分の成長、そして、投げたボールのパフォーマンスを客観的に知ることができますから、チームに1つあれば便利ですよね。
今回は記事を読んでくれてありがとうございました。
ではまた~!
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