どうもみなさんこんにちは。カズズです。
野球のピッチャーの投げ方は大きく4つに分けられます。
最も高い位置から投げるオーバースロー、真横から投げるサイドスロー、オーバースローとサイドスローの中間であるスリークォーター、そして今回紹介するアンダースロー。
アンダースローは、とても個性的な的な投げ方で、特徴も多いです。
今回は、そんな野球のピッチャーが投げる方法(投法)の一つであるアンダースローについてわかりやすくご紹介したいと思います。
目次
アンダースローとは?
アンダースローには夢がある
(=`ェ´=)✨ pic.twitter.com/N4fJ8cWGFI— ゆうくん@県営の妖精 (@fukada_yu2) June 18, 2017
アンダースローとは低い位置で投げる投法のことで、別名「下手投げ」とも言われています。
ちなみに、アンダースローは和製英語のようで、英語では「submarine(サブマリン)」と呼びます。
今はあまり投げる投手がいませんが昔はこの投法が主流だったようです。
オーバースローそしてサイドスローよりも低い位置で投げるフォームですが、そのリリースポイントはそれぞれ違います。
人によってはサイドスローに近いくらい上の位置でリリースしますし、別の人は地面スレスレなくらい低い場所でリリースする人もいます。
共通点は、リリース直前の腕の角度が地面と水平で腕をしならせて投げることです。
アンダースローはプロでも130kmほどしか出せないそうですが、高校野球の甲子園では140kmが増えてきたのでプロでも高校球児よりも遅いスピードで出すという投法だということがわかりますね。
アンダースローの正しい投げ方とは?
ルーキーの福岡ソフトバンク(@HAWKS_official)・高橋礼投手のアンダースロー#sbhawks pic.twitter.com/DI4aMVn4VH
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) March 15, 2018
アンダースローの正しい投げ方について説明して行きたいと思います。
サイドスローの記事でも正しい投げ方について説明しました。
サイドスローの正しい投げ方教えます!4つのメリットと3つのデメリットを解説!
ピッチングフォームに共通して言えることは、基本的な投げ方を試してみて、それで身体を痛めたり、違和感がなければ、その段階でそれがその人の正しい投げ方となるということ。
無理をして、投球フォームの動画を見ながら習得しようとしてケガをしたり、どこか身体を痛めたりしては意味がないと言うこと。
技術的なことは監督やコーチやまわりのチームメイトに聞いて自分をよく見てわかってくれる人に見てもらうのが大事だということ。
プロの選手は、巧みにアンダースローで投げたりしていますが、素人が「アンダースローで投げたい!」という理由だけで真似して投げるのは危険だということ。
参考にするか自分に合っているのなら問題ないですが、プロの選手は試行錯誤をくりかえしながら、コーチやトレーナーなどと話し合い最終的に自分にあった投球フォームです。
人はそれぞれ、身体の大きさや柔軟性、体幹、バランスなど身体の造りが違います。
プロ野球のピッチャーも監督やコーチ、トレーナーや同じプロ野球の選手などにアドバイスを聞きながら、毎日練習したり投げ込みをして、フォームを何度もチェックしながら、自分のピッチングフォームを作り上げたのだと言えるので素人が簡単に真似るものではない。
アンダースローで投げるにしても、しっかりと準備(身体づくりや知識を身につけるなど)が必要です。
アンダースローの正しい投げ方の近道は
正しい投球フォームとは自分にあった投球フォームを見つけることが重要になってきます。
アンダースローで投げるメリットは?
アンダースローで投げるメリットについて説明して行きたいと思います。
ボールの軌道がめずらしく打ちづらい!
アンダースローは、下から投げ、上にあがった後に球が落ちてくるという軌道なので
他のピッチングフォームとは違う軌道です。
感覚で言うと、ボールが浮いてくる感覚と言いましょうか?
バッティングセンターなどでも練習できないですし
まず目が慣れていないので打ちにくいボールの軌道だと言えます。
スピードが出にくい投手でも通用する
ピッチャーには様々なタイプがいます。
コントロールが優れているピッチャーやスピードでねじ伏せるピッチャーなど
色々なタイプのピッチャーがいますが
アンダースローは球速が出ないピッチャーでも通用するということ。
ピッチャーのボールの投げるスピードは、人によって限界があります。
身体の造りや天性のもので、練習しても、球速には限界があると言える。
そんな、球速が出ないピッチャーでも、アンダースローで投げることによって、力ではなく、技でバッターをねじ伏せることができるということです。
アンダースローで投げるピッチャーがいない
アンダースローで投げるピッチャーがいないということ。
というかアンダースローで投げれるピッチャーがいないと言う方が正しいでしょう。
希少価値ということ。
アンダースローの投手が少なく、慣れていないバッターが多いのでスピードの強弱やカーブなどを使うことでますます打ちにくくできる。
というメリットがあります。
アンダースローで投げるデメリットは?
次にアンダースローで投げるデメリットを説明して行きたいと思います。
やはりスピードが出にくい
アンダースローは球速が出にくい。
というデメリットがあります。
変則的なフォームのため
身体を使って投げることができないため、上半身がどうしても使いづらく、スピードがプロでも平均で130kmくらいしか出せない。
盗塁を狙われやすい
投球動作が派手で投球に時間がかかるため盗塁されやすくなります。
またクイックモーションも難しく、盗塁が狙われやすいです。
投球モーションの無駄をなくすなど、工夫が必要と言えるでしょう。
誰もが投げられるわけではない
習得するのが難しい投球フォームというのがデメリットと言えます。
アンダースローは、バランスを取りにくい投法のため
膝や下半身にとても負担がかかりやすいピッチングフォームです。
アンダースローで投げるには、下半身の強さと柔軟性が必要がフォームで
下半身が強くないと、どこか痛めたりケガの原因となるので、日々のトレーニングや走り込みなどで下半身強化に努めましょう。
アンダースロー投手になるにはなにが大切?
ミスターサブマリンと呼ばれたほど有名なアンダースロー投手だった、渡辺俊介さんは上半身の筋肉はあまり重要じゃないと言っていました。
鍛えるのも下半身重視で、バランスディスクという空気の入ったフリスビーのようなフィットネス器具の上でスクワットを片足ずつ行っていました。
不安定な足場で片足のみでのスクワットは確かに、アンダースローに必要な下半身の強さと柔軟力、体幹を鍛えることができるトレーニングですね!
アンダースローは体の強さと柔軟性が必要なため故障が起きやすい投法でもあります。
故障を起こさないためにもバランスをとるために必要なふくらはぎ・太ももの筋肉としたから投げるために傾けた上半身を支えるために必要な脇腹・腹筋・背筋などが必要です。
また、疲れてくると途端に打たれやすくなってしまうリスクもあるためにスタミナも必要ですので日常的なトレーニングは必要不可欠です。
お手本になるようなアンダースロー投手は?
日本の選手で有名なアンダースロー投手が3人います。
まず1人目が先ほど出てきた、渡辺 俊介(わたなべ しゅんすけ)選手。
地上3cmの位置でボールをリリースするためミスターサブマリンの愛称で呼ばれたアンダースロー投手で元千葉ロッテマリーンズの選手です。
続いてもう1人が牧田 和久(まきた かずひさ)選手。
元埼玉西武ライオンズに所属していた選手です。現在は海外で活躍しています。
最後は、今現在のサブマリンの使い手として大活躍している、福岡ソフトバンクの高橋礼選手です。
侍ジャパンにも選出されている今注目のアンダースローのピッチャーです。
わかりやすく、参考になる動画は?
ここまでわかりやすい言葉で説明してきましたが、やっぱり目で見るのが一番ですよね
YouTubeに綺麗なアンダースローのフォームや、見やすくてわかりやすい動画が多数アップされていたのでご紹介します。
動画タイトル:世界一低いアンダースロー
映像が古く少し画質が悪いですが、ミスターサブマリンの投球は本当に地面スレスレ!
動画タイトル:アンダースロー 埼玉西武ライオンズ 牧田和久投手のブルペンでの投球練習を捕手の後ろから見てみる
こちらはキャッチャーやバッター側からみたアンダースローを体験するかのような動画。
そして最後は高橋礼選手の華麗なる、投球動画です。
スローモーションで見る、高橋選手のアンダースローは、惚れ惚れするような投球フォームですね。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?今回はアンダースローについて書かせていただきました。
アンダースローは今や投げる投手が少ない為に参考にもできずトレーニング法も出回らないためなかなか取得しにくいですよね。
やはりキーポイントは下半身の強さと柔軟性のようなので草野球などでピッチャーをやっていて投げてみたいという方は下半身を強化してみてはいかがでしょうか?
阪神タイガースの若手の青柳晃洋選手も貴重なアンダースロー投手ですね。これからの活躍に期待ですね!
今回も記事を読んでくれてありがとうございました!
ではまた~!
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