スパンデックスとは?加圧シャツなどに使われる?特徴や洗濯の際の注意点は?

どうもみなさん!こんにちは。カズズです。

 

みなさんはスパンデックスっていう言葉はご存知でしょうか。

 

聞きなれない言葉だと思いますが、トレーニング好きで、特に筋力トレーニング、加圧トレーニングなんかに関心のある方なら、ご存知かもしれません。

 

実は、このスパンデックス、繊維関係の言葉なんですが、案外、身近なものだったりもします。

 

今回は、そんなスパンデックスについて見ていきたいと思います。

 

スパンデックスとは??繊維の名前なの?布生地の名前なの?

スパンデックスとは、Spandexと表記します。

 

繊維関係なんかでよく聞かれる言葉ですが、ポリウレタン弾性繊維のことを言います。

 

デュポン社が1959年に開発し、「ライクラ」の商標名で発売しました。

 

Spandexの語源は、元々「伸びる」という意味のExpandから来ているもので

 

その名の通り、ゴムのように極めて伸縮性に優れているという特性を持ち、他の原料と混合してもその特性が失われないというのも大きな特徴です。

 

ですから、スパンデックスは単独で使われることはほとんどないのですが、他の繊維との組み合わせで使われます。

 

そして、繊維以外にもコーティング用や接着用にも使われたりします。

 

その特性を生かして、衣類の分野ではスポーツウェアやパンツ類などに幅広く使われていまし、衣類以外でも自動車のシートや医療の分野などでも、使われています。

 

ですから布生地のことと思われることもあります、スパンデックスを使った、あるいはスパンデックスが混じった布生地というのが正しいです。

 

ぶろ太
なるほど~!

スパンデックスってどんな特徴やメリットがあるの?

スパンデックスを使う1番のメリットは何といってもその伸縮性にあります。

 

ゴムと同じように5~7倍に伸びるという性質を持っているのですが、ゴムよりも強度が強いという特性とともに、ゴムよりも劣化しにくいという一面も持っています。

 

また、繊維として利用する場合はゴムよりも細くすることができるのもその、メリットの1つとなっています。

 

スパンデックスってどんなところで使われているの?加圧シャツ?

では、スパンデックスを使ったものにはどんなものがあるのでしょうか?

 

衣類やその他の分野についても先ほど書きましたが、スポーツの現場でも多く使われます。

 

代表的なものとしては、サポーターやスパッツ、レオタード、テーピング用のテープなどでも使われることがありますし、また競泳用の水着などでも使われています。

 

伸縮性と強度が必要とされるものと言えば、イメージがわくと思います。

 

2008年の北京オリンピックで使われたspeedo製の「レーザー・レーサー」という水着は、このスパンデックスを使用して、その強力な緊縮性から生み出される強力な締め付け力により筋肉等の身体表面の凹凸を少なくすることで水の抵抗を減らしスピードアップに成功しました。

 

ぶろ太
レーザーレーサーにもスパンデックスがつかわれてたんか!

 

水着の着脱の際に、1人でできないというぐらい、その伸縮性は凄かったようです。

 

その効果もあり、好記録が続出しました。

 

あまりにもその効果が高かったこともあり、2010年の規定の変更により使用が禁止されました。

 

もちろん、このスパンデックは加圧シャツなどにも使われます。

 

トレーニングの際に、強烈なストレスをかけることで、筋トレなどの効果を上げるために使用する加圧シャツには、このスパンデックスは理想的なものといってもいいでしょう。

 

また、スパンデックスの含有量によって、同じ加圧シャツでもメリット・デメリットがあります。

 

多いものだと、20%近くスパンデックスが含まれているものもありますが、この場合は、トレーニング効果は高まりますが、その締め付ける力の強さから、血流が制限され、疲れ安くなるため、長時間の使用には向きません。

 

スパンデックスの少ない加圧シャツの場合は、締め付ける力は弱いため、トレーニング効果は弱まりますが、長時間着ることができるというメリットがあります。

 

この場合は、姿勢保持等の効果も期待できます。少ないものだとスパンデックスの含有量が5%前後のものがあります。

スパンデックスって洗濯の際の注意点は?熱とかには弱いの?

スパンデックスの弱点として、経年劣化することがあげられています、もちろん、先ほど述べたようにゴムよりは強いのですが。

 

劣化の要因としては、塩素による影響があげられ、他にも空気中の水分や日光、紫外線、熱、汗、体脂や皮脂などの脂肪分、ボディーオイル等にも弱いとも言われています。

 

洗濯の際には、製品表示としては、40度以下の手洗いとなっていたりします。

 

そして、塩素等に弱いため、漂白剤の使用はダメです。

 

また、熱に弱いため、乾燥機の使用などにも注意が必要です。

 

当然、アイロンはかけてはダメです。特に繊維を延ばした状態でのアイロンがけは厳禁です。

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

 

今回はスパンデックスについて見てきました。

 

確かに、耐久性等は劣る部分がありますが、それでも、1年や2年の使用には問題ないようです。

 

普通のトレーニングウェアーやTシャツなどでも、実際に使うのはこれぐらいでしょうから、問題ないでしょう。

 

やはり、トレーニング効果を上げていくには、スパンデックスを使った加圧シャツは大きな武器となるでしょう。

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